新卒で公務員になるのはもったいない?あまりおすすめしない5つの理由

今学生だけど、公務員か民間で迷ってる。
新卒で公務員になるのはもったいないって聞くけどどうして?

今回はそんなあなたに向けて書いていきます。

「新卒で公務員になるのはもったいない」という話は聞いたことがあるかと思います。

新卒で公務員になった私の経験から言うと、せっかくの新卒切符を使って公務員になるのはデメリットの方が大きいと感じています。

そこで今回は

・新卒で公務員になるのはもったいない5つの理由

についてご紹介します。

新卒で公務員になるのはもったいない?あまりおすすめしない5つの理由

新卒で公務員になるのはもったいないと私は考えます。

私が新卒で公務員になった経験から以下の理由であまりおすすめしていません。

・新卒でなくてもなれる
・キャリアの幅がせまくなる
・年収が低い
・やり直しがきかない
・やりがいがないことも

①新卒でなくてもなれる

1つ目の理由が「新卒でなくてもなれる」ことです。

公務員は、受験資格が新卒だけに限られているわけでなく年齢要件のみである自治体がほとんどです。

その多くは30歳までを設定していることが多く、新卒のみならず既卒でさえ受験可能です。

事実、私の同期の半数くらいは20代後半で公務員になっていました。

一方で、民間ではいまだに新卒主義が主であり、大企業をはじめとして新卒でしか入社できないような会社は多いです。

ですので、就活において貴重な新卒カードを公務員に使ってしまうのはもったいないのです。

②キャリアの幅がせまくなる

2つ目が「キャリアの幅がせまくなる」ことです。

公務員の仕事において、何かスキルを身に付けていくことが難しくなっています。

というのも、公務員は異動が非常に多く1つの仕事に対する専門性を究めることができないからです。

加えて、公務員の仕事は前例踏襲で新しいことを始めることを嫌うため、基本的なPCスキルくらいしか必要とされません。

その証拠に、程度の差はあるものの若手の職員と熟練の職員が行う業務はほとんど同じことがあげられます。

むしろ、熟練の職員が若手に仕事を教わるような光景すらよく見かけます

自分のキャリアを想像しやすいというメリットがある反面、できることは限られてしまうのです。

③年収が低い

3つ目が「年収が低い」ことです。

公務員は安定していてそれなりに給料をもらうことができます。

しかし、私自身はそうは思っていません。

というのも、これは全員に当てはまることではないのですが、公務員を受験する学歴層からすると普通に民間に就職したほうが良い給料をもらえるからです。

新卒で公務員になる人は、国立大学やMARCH以上の私立大学出身の方が大半で優秀な人が多いです。

そういった人たちは民間に就活しても世間的に評判の良い企業に入社できる可能性が高いです。

そうなると、民間企業に就職したほうが公務員になるより年収は生涯に渡って高くなります。

実際に私も大学の同期に加えて後輩と比べても年収は低かったです。

そう考えると、ある程度の大学を出ている人にとっては新卒で公務員になるのはもったいない気がします。

④やり直しがきかない

4つ目が「やり直しがきかない」ことです。

公務員はやり直しするのが難しい職業の1つです。

民間企業では、もし会社が自分に合わないと感じた時でも、違う企業に転職したり公務員に転職したりとやり直しの選択肢が確保できます。

一方で、公務員ではスキルが身につかないことからも、公務員から民間への転職はかなり難しくなってします。

つまり、公務員が合わないと感じた場合でも、無理して続けることを強いられる可能性も高くなってしまいます。

⑤やりがいがないことも

5つ目は「やりがいがないことも」あることです。

公務員の仕事にやりがいを感じられない人も一定数います。

・前例踏襲
・年功序列
・仕事に無駄が多い
・残業が多い

理由は様々ですが、自分の想像と実際の仕事とのミスマッチがほとんどの原因です。

先にも述べましたように、公務員になってしまうとやり直しが難しい側面があるので、やりがいのない仕事を定年までしなくてはいけないリスクがあります。

新卒で公務員になるのを辞めたほうがいい人

新卒で公務員になるのを辞めたほうがいい人は以下の通りです。

  • 成果に見合った報酬が欲しい人
  • 新しいことをどんどんしていきたい
  • 刺激的な環境で働きたい人
  • やりたいことが見つからない人

全員に当てはまるわけではありませんが、上記のように考えている人は公務員になることをおすすめしません。

というのも、公務員でいる限りその望みは叶わないからです。

また、やりたいことがないからといって公務員になるのもおすすめしません。

というのも、先にも述べましたが「民間→民間、公務員」は容易ですが「公務員→民間」は厳しいから。

いざやりたいことが出来てもその思いを実現できない可能性が高くなってしまいます。

新卒で公務員を目指しても問題ない人

一方で、人卒で新卒で公務員になっても問題ない人もいます。

それは以下の通りです。

  • 毎月安定した給料がほしい
  • 仕事はそこそこにプライベートを充実させたい方。
  • 「国・県を変えたい」「公益性の高い仕事をしたい」方
  • 競争するのが好きでない人

上記の思いを持っている人は、むしろ公務員がぴったりです。

特に「国や県を変えたい」といった情熱は公務員でしか叶えられません。

まとめ

今回は、新卒で公務員になるのがもったいない5つの理由についてご紹介しました。

おさらいすると以下の通りです。

・新卒でなくてもなれる
・キャリアの幅がせまくなる
・年収が低い
・やり直しがきかない
・やりがいがないことも

ぜひ皆さんの参考になればうれしいです。