公務員のスキルアップにTOEICは必要ない?むしろ勉強するメリットしかない!
公務員にも慣れてきたし何かスキルアップしたいな。
せっかくだから実務でも役に立つのがいいけどTOEICは無意味って本当?
今回はそんなあなたに向けて記事を書いていきます。
TOEICは世代を問わず人気の資格です。
公務員であってもスキルアップとしてTOEICを勉強をする人は多いです。
そうはいっても、TOEICは無意味といった意見もあり良いスコアをとったりところで役に立つのか気になる人もいるかと思います。
結論から言ってしまいますと、公務員だからこそTOEICに挑戦する価値は大きいです。
そこで今回は、
・公務員のスキルアップにTOEICは必要ないといわれる理由
・公務員のスキルアップにTOEICは役に立つ理由
について解説していきます。
目次
公務員のスキルアップにTOEICは必要ないといわれる理由
公務員がスキルアップとしてTOEICを勉強しようとすると、TOEICは意味がないから辞めとけと言われることがあります。
その理由としては、次の3つがあげられます。
・高得点を取得しても英語をペラペラに話せるようにならない
・実務向きの英語ではない
・そもそも公務員に英語はいらない
理由①高得点を取得しても英語をペラペラに話せるようにならない
公務員にTOEICが必要ないといわれている1つ目の理由が「高得点を取得しても英語をペラペラに話せるようにならない」です。
というのも、TOEICは話すことに比重を置いていない資格だからです・
そもそも、TOEICにはいくつか種類がありますが最も一般的なのは「reading」と「listening」で構成される「TOEIC L&R」になります。
ですので、「読む」「聞く」のインプットについての英語力は身につきますが、「書く」「話す」のアウトプットについてはあまり身につきません。
そのため、900点を超えている人でも英語を話せない人は珍しくありません。
実際に私の周りでもTOEICのスコアは高いものの話せないという人は多いです。
つまり、TOEICで高得点=英語を話せるにはなりません。
理由②実務向きの英語ではない
TOEICが役に立たないと言われる2つ目の理由が「実務向きの英語ではない」ことです。
これは特にリスニングに関してですが、TOEICの英語はきれいすぎます。
というのも、話すスピードや発音、周りの雑音など受験者にとてもやさしいものになっているからです。
実際に実務で英語を使う際には、人によって話すスピードはまばらですし発音の癖もあります。
さらには常に周りが静かな場所での会話になることはあり得ません。
そのため、例えTOEICのリスニングで高得点をとれても実際にネイティブの人と話した際に全く理解できないことは多々あります。
私がそうでした。私自身TOEICのスコアは800後半ありますが、相手がゆっくり話してくれてやっと理解できたくらいです。
このように、TOEICの英語は実務向きでないことから必要ないといわれています。
理由③そもそも公務員に英語はいらないから
3つ目の理由が「そもそも公務員に英語はいらないから」です。
というのも、公務員で英語を使う業務は限られているからです。
そのため、TOEICを勉強してもそれを活用できないことが多いです。
とはいえ、近年は日本に住む外国人も増えていることもあり窓口でも英語を使う機会は増えています。
そのため、今後は公務員にも英語は必要になってくるかもしれません。
公務員のスキルアップにむしろTOEICは役に立つ!その3つの理由は?
・キャリアの幅が広がる
・今後の英語学習の土台になる
・転職に有利
理由①キャリアの幅が広がる
1つめの理由が「キャリアの幅が広がる」ことです。
というのも、TOEICでハイスコアがあれば英語を使う業務に配属される可能性が高くなるから。
確かに、英語を使う業務は現状少ないので配属される可能性は低いです。
しかし、英語能力があることを示す資格等がないとそのチャンスさえもらえません。
加えて、公務員の中でも英語を使う業務というのはとても華やかで公務員らしくない仕事が多いです。
実際に私も公務員時代にはTOEICのおかげか、海外PRの部署に配属となり海外向けのCM作成とかに携わっていました。
ほかにも海外出張に行けたりと大多数の公務員が経験できないような仕事をすることができます。
そのため、自分のキャリアの幅を広げたいのであればTOEICの学習することは損にはなりません。
理由②今後の英語学習の土台になる
2つ目の理由が「今後の英語学習の土台になる」ことです。
というのも、TOEICは基礎的な語句・文法などが多く、英語初学者でも理解しやすいからです。
いきなり英会話をはじめとした実践的な英語の学習を始めるのと、一旦TOEICを挟んで土台をしっかりさせてから学習するのとでは理解の進み具合がぜんぜん違います。
そのため、今後の英語学習まで見据えているならTOEICは役に立ちます。
理由③転職に有利
3つ目の理由が「転職にも有利」なことです。
公務員は仕事の性質や異動の多さから特別なスキルが身につくことは少なく転職市場ではとても不利です。
しかし、TOEICでハイスコアを取得しているとむしろ有利になることがあります。
というのも、海外に力を入れている企業では英語力さえあれば他はそこまで問わないという企業が多いからです。
そのため、公務員からであっても転職ができるのです。
実際に私も転職活動をした際には、TOEICがアピールポイントになり次の仕事をすんなり見つけることができました。
今は転職する気はなくても、今後のリスクヘッジとして取得しておいても損はありません。
【まとめ】公務員もTOEICを受けよう
今回は公務員のスキルアップにTOEICは必要ないのかについてご紹介しました。
TOEICは意味ないといわれることがありますが、公務員であってもTOEICを受けるメリットは多いです。
むしろグローバル化の影響で今後公務員であっても英語力が必要となることが想像できます。
また、私生活でも海外旅行などで役に立ちます。
そんな英語学習の橋掛りとしてTOEICの学習はおすすめです。