【経験談】公務員から民間企業への転職は厳しい?成功のコツは?
公務員から民間企業への転職は厳しいの?
なんで公務員から民間企業への転職は厳しいの?
成功のコツは?
今回はそんな疑問を解消する記事を書いていきます。
「仕事にやりがいがない」「もっと稼ぎたい」
理由は様々かもしれませんが公務員から転職を考えている人が増えてきています。
そこで気になるのが、公務員でも民間企業に転職できるかですよね。
結論から言いますと、公務員から民間企業への転職はかなり厳しくなります。
ですが、できなくはないです。
今回は、
・公務員から民間企業への転職が厳しくなる理由
・公務員から民間企業への転職成功率を上げるために必要なこと
について解説していきます。
実際に私も、公務員時代に2度転職活動をしており、2回とも内定はもらえています。
ですので、公務員からでも転職できないことないですよ。
目次
公務員からの転職は厳しい?
公務員からの転職は無理ではないですが厳しいです。
というのも次の理由があります。
①民間で活かせるスキル・経験がない
②転職理由・志望理由がネガティブ
③給料が下がる
それぞれについて詳しく説明しますね。
厳しい理由①民間で活かせるスキル・経験がない
「民間で活かせるスキル・経験がない。」
これが公務員から民間企業への転職が厳しくなる最大の要因です。
というのも、企業の中途採用では「即戦力」を求めているからです。
経理職なら経理の経験、IT職ならITスキルを持っているなど、入社して即会社の利益に貢献できる人材を企業は求めています。
一方で、公務員の仕事で身につくスキルって「調整力」や「PCスキル」くらいで民間では当たり前のスキルですよね?
つまり、ほとんどの公務員には民間に通用するスキルや経験はないんです。
そのため、公務員は転職市場ではとても市場価値が低くなります。
例えば、1つの企業の経理職に「公務員」と「民間である程度経理やってました」という2人の転職希望者がいた場合、採用されるのは確実に後者になります。
これはどの業種でも同じで、経験のある求職者が有利になります。
厳しい理由②転職理由・志望理由がネガティブ
公務員から民間企業への転職厳しくなる理由の2つ目が「転職理由・志望理由がネガティブ」です。
公務員の人は、企業の面接の際に無意識に公務員を下げる発言をしてしまう傾向にあり、それゆえに面接官からの評価が下がってしまうことがあります。
実際に企業の採用担当者とお話しする機会があり、聞いてみたところ「前職の事をネガティブに言う人は、不信感がある」といっていました。
もし転職を成功させたいのであれば、ポジティブに伝える必要があります。
厳しい理由③給料が下がる
公務員の給料は、世間一般からすると非常に恵まれています。
そのため、公務員と同水準の給料の会社に転職したい場合、大手企業が中心になります。
大手企業は人気なので、民間経験者もたくさん応募してきます。
すると、公務員は相手にされず採用選考の土俵にも立つことができません。
一方で、公務員の給料より低いところに応募する場合にも壁があります。
というのも、企業の採用担当者に「公務員としての身分を捨ててまでわざわざ転職してくる理由がないだろう。」思われるからです。
そのため、「人間関係は問題ないか」「すぐ仕事を辞めないか」などあらゆる質問を通して徹底的に志望動機をチェックされます。
公務員から民間企業への転職は何社受ければ内定貰えるの?
公務員から民間企業へ転職したい場合、一般的に50社応募すれば1社受かります。
書類選考の通過率が大体10~15%ほど。
面接の通過率は20%くらいです。
実際に私も、転職活動をした際は次のような感じでした。
応募数 | 60社 |
書類選考通過数 | 12社 |
1次面接通過数 | 4社 |
内定 | 2社 |
公務員から民間企業への転職を成功させるためのマインド
公務員から民間企業への転職への転職させるためには、「行動」と「努力」が必須です。
「公務員から転職したいけどどうしよう」と悩んで何もアクションを起こさない人はおそらく転職できないです。
とりあえず行動してみることが大事です。
そうすることで、意外とすんなり転職が決まることもありますし、転職活動の中で自分の課題や足りなものが見えてくることもあります。
また、行動するのと同じくらい「努力」も大事です。
それは、行きたい業界に行くためにスキルを身につけることです。
つまり企業の採用担当者に、「採用したい!」と思われる人材になるための努力です。
実際に私の周りでも公務員から民間企業に転職できた人の多くは、「行動」と「努力」をしていました。
また、「行動」と「努力」は民間企業で活躍するために、必要なことです。
もし、「めんどくさいよ。そんなもん。」と思う人は公務員のままでいたほうがいいです。
公務員から民間企業へ転職を成功させるコツ
公務員から民間企業への転職を成功させるコツは次の2つです。
・転職エージェントを利用する。
・行きたい業界に必要なスキルを身につける。
①転職エージェントを利用する。
1つ目のコツは、転職エージェントを利用することです。
転職エージェントは企業を無料で紹介してくれるだけでなく自己分析や企業分析もサポートしてくれます。
また、自分の中では「民間で活かせるスキル・経験がなんてないよ」と思っていても、転職エージェントと一緒にこれまでのキャリアの棚卸をする中で、民間でも活かせるものが見つかることがあります。
私の場合、担当者に相談する中で私がたまたま取得していた簿記の資格と経理担当の経験は民間企業の経理担当でも通用することが分かり経理職を中心に応募していました。
結果誰もが知っているような大手企業の経理担当の内定をもらうことができました。
そのため、転職エージェントでは、「転職はしたいけどまだしたいことが見つからない。」と言う方でも効率よく転職活動することができます。
20代の公務員はスキルがなくてもポテンシャルを見てくれる場合も
20代の公務員から民間企業への転職の場合、ポテンシャルを見越して採用してくれる可能性が高いです。
というのも、近年第二新卒の採用活動が活発になっており、企業も未経験での採用を前提にしていることも多いからです。
関連記事:公務員を辞めるなら20代がチャンスな3つの理由。転職成功の秘訣もご紹介します。
ただ、経験の業界に転職したい場合、20代が最後のチャンスになります。
ですので、20代の方で公務員から転職したいのであればいち早く若いうちに行動しましょう。
おすすめの転職エージェントは?
公務員におすすめの転職エージェントは以下の記事でご紹介しています。
②行きたい業界に必要なスキルを身につける
2つ目のコツは、「行きたい業界に必要なスキルを身につける」ことです。
行きたい業界が決まっている場合、その業界に必要なスキル・資格を身につけましょう。
例えば、次のような感じです。
・経理職につきたい→簿記検定を取得する
・IT企業で働きたい → プログラミングやWEBデザインを勉強・ブログ運営する
もちろん、スキル自体転職に役立ちますし、そのスキルを身につけるための努力も面接でのアピールにつながります。
>>>>【体験談】スキルを身につけたら公務員からでも民間に簡単に転職できた話
とにかく公務員をやめたいけど、何のスキルを身につければ良いかわからない
そんな方には、これから伸びるIT系のスキルを身につけることがおすすめです。
具体的には「プログラミング」「WEBデザイン」「WEBマーケティング」です。
この3つは、本業にしても需要がありますし、将来的に独立してフリーランスの選択肢もとれるスキルです。
関連記事:公務員からの転職先でおすすめなのはたった2つだけ。【公務員との相性がいい!】
ちなみに私は、2回目の転職活動の時にはプログラミングスクールに通い、プログラミングスクール経由で企業から内定をもらいました。
スクールの中には、転職支援がついていたり転職できなかった場合には全額返金の所もあります。
もしプスクールに興味がある方は、以下記事をぜひ覗いてみてください。
- 【IT業界に転職したい!】公務員に本当におすすめできるプログラミングスクール5選
- 【公務員からWEBデザイナーへ】おすすめのWEBデザインスクール4社
- 【公務員から転職】WEBマーケティングスクールおすすめ4選
まとめ
公務員からの転職は厳しいです。
しかし、とりあえず行動したりスキルを身につける努力をすれば内定はもらえます。
取り柄のない私が転職できているので、皆さんもできます!