新卒で公務員になって後悔した6つのこと【元職員がご紹介します】
・公務員になりたいんだけど、実際のところ公務員てどうなの?
・公務員になったはいいものの、なる前のイメージと違った。
今回はそんなあなたに向けて書いていきます。
公務員は景気に関係なく安定しており人気の職業です。
一度公務員になってしまえば勝ち組のようにも感じるでしょう。
とはいうものの、実際に公務員になってみると世間で言われていることとのずれも大きいことも事実です。
中には、公務員になったことを後悔する人も少なくはありません。
そこで今回は
・新卒で公務員になって後悔したこと
・これから公務員を目指す新卒が後悔しないためにできること
・新卒で公務員になった職員が後悔から抜け出す方法
についてご紹介します。
目次
新卒で公務員になって後悔したこと6つのこと
新卒で公務員になって後悔したことは次の6つです。
①給料が低い
②教育体制が不十分
③無駄な仕事が多い
④思っているほど楽ではない
⑤人間関係がやばい
⑥自分のアイデアを受け入れられることがほとんどない
後悔①給料が低い
新卒で公務員になって後悔したことの1つ目は「給料が低い」ことです。
世間的には高給の部類に入る公務員ですが、それは40・50代以降の話であり若手に限っては普通に低いです。
私が入庁した年の手取り額は「約18万円」ほどでした。
それが入庁して4年目になったとしても手取りは「20万ちょい」と伸びも少なかったです。
正直民間にいった友人のほうがはるかに多くもらっていましたね。
もちろん仕事のプレッシャー等の差もあるので単純に比較できませんが、とにかく給料が低く後悔しました。
関連記事:20代公務員の年収のリアルは○○○万円!【国家・地方比較】
後悔②教育体制が不十分
新卒で公務員になって後悔したことの2つ目は「教育体制が不十分」なことです。
公務員の教育体制は民間に比べると、物足りないです。
というのも、民間企業では入社して1か月くらいみっちり研修してから徐々に業務に入ることが多い一方で、公務員では自治体にもよりますが1週間くらいの研修の後にいきなり現場に立たされるからです。
現場に立たされた後は、ほぼ他の職員と同じ扱いで、当たり前のように自分の知らないこともどんどん聞かれたりします。
公務員にはOJTという制度がありますが、形骸化していてサポートをしている職員もいないという部署も多いのが現状です。
これが良いか悪いかは人によりますが、私にとっては後悔する要素の1つでした。
後悔③無駄な仕事が多い
新卒で公務員になって後悔したことの3つ目は「無駄な仕事が多い」ことです。
公務員の仕事は、本当に無駄な仕事が多いです。
簡単に簡略化できる仕事も前例踏襲で改善することなく引き継がれているので、本当に意味があるのかと思うことが多々ありました。
例えば、
・データで送られてきた資料を全部紙に打ち出す
・「てのには」レベルでの文章の修正
・なんでもかんでも決済が必要
・会議の議題を決める会議
などなど。
とはいえ、最近ではかなり遅いスピードではありますが改善しつつあります。
後悔④思っているほど楽ではない
新卒で公務員になって後悔したことの4つ目は「思っているほど楽ではない」ことです。
公務員は「仕事も忙しくなく定時で帰れる」イメージがあるかと思います。
確かにそのような部署があるのも事実ですが、むしろブラック企業並みの部署も存在するのも事実です。
こういった部署に配属されると毎日タクシー帰りということもありえるので、仕事の楽さを求めて公務員になると後悔するでしょう。
また、非常時には本当に帰れないくらいには忙しくなります。
現にコロナ対応をしている友人は月の残業時間が余裕で100時間を超えています。
後悔⑤人間関係がやばい
新卒で公務員になって後悔したことの5つ目は「人間関係がやばい」ことです。
やばい人というのは民間にも一定数存在はします。
とはいえ、公務員界隈には本当にやばい人が多くいます。
というのも、公務員では犯罪等の問題を起こさなければクビにならず昇進もできてしまうからです。
民間企業では淘汰されてしまうような人も公務員の世界では生き残ることができます。
そのため、どこに行ってもやばい人がいます。
実際に私が現職の時にはどこの部署に行ってもパワハラ系の人が一定数いました。
後悔⑥自分のアイデアを受け入れられることがほとんどない
新卒で公務員になって後悔したことの6つ目は「自分のアイデアを受け入れられることがほとんどない」ことです。
公務員には、変化を嫌う人がたくさんおり、前例踏襲で仕事を進めることが多いです。
そのため、何か始める際も「過去に同じような事例が合った時にはどのように対応したか」が重視され、新しいアイデアはほとんど受け入れられません。
自分のアイデアを形にしたいと思う人にとっては後悔すると思います。
これから公務員を目指す新卒が後悔しないためにできること
これから公務員を目指す新卒が入庁後後悔しないためにするべきことは「自己分析」「情報収集」です。
「仕事が楽で安定している」というイメージだけで公務員を目指し後悔している人は少なくありません。
・「バリバリ働きたいのか」「まったり働きたいのか」
・「給料が低くても安定しているほうがいいのか」「若いうちから大きく稼ぎたいのか」
など様々な面から自分を分析し公務員になるか民間企業に就職するのかを決めたほうがいいです。
また、情報収集もとても大切で、ここをしっかりすることで入庁後のミスマッチを減らすことができます。
情報収集としてはインターンや予備校などでも良いですが、こういったところでは良い面を前面に押し出してくるので全体像を把握するのは難しいです。
おすすめなのは実際に公務員として働いている人に聞くことが最もリアルな意見を聞けるかと思います。
関連記事:新卒で公務員になるのはもったいない?あまりおすすめしない5つの理由
新卒で公務員になった職員が後悔から抜け出す方法
新卒で公務員になった職員が後悔から抜け出す方法は「割り切る」か「転職」することです。
公務員は後悔する部分も多いですが、安定性を始めとして恵まれている部分も多いです。
ですので、仕事は仕事と割り切って趣味の時間を楽しむなどをすることで後悔から抜け出せるかもしれません。
一方で、仕事自体にもやりがいを見つけたいというのであれば転職をすることが手っ取り早いです。
関連記事:公務員を辞めたい新卒必見!公務員を辞めたほうがいい人辞めないほうがい人
具体的な転職方法については以下の記事でご紹介していますので合わせてご覧ください。
・20代前半の公務員からの転職はぶっちゃけ余裕です!成功の手順もご紹介します。
まとめ
今回は新卒で公務員になって後悔したことについてご紹介しました。
おさらいしますと次の通りです。
①給料が低い
②教育体制が不十分
③無駄な仕事が多い
④思っているほど楽ではない
⑤人間関係がやばい
⑥自分のアイデアを受け入れられることがほとんどない
皆さんの参考になればうれしいです。
今回は以上です。