公務員ってどんな仕事?~元公務員が世間のイメージに回答~
「公務員に興味あるけど、どんな仕事をしているんだろう?」
「公務員の世間一般で言われるイメージって本当にその通りなのかな?」
公務員は、「仕事が楽だ」とか「定時で帰れる」とか言われることが多く、これから公務員を目指す方やそうでもない方にとって、気になる部分であるかと思います。
ただ、公務員の世界って実際に働いてみないと分からないことが多いんです。
今回の記事では、私が公務員として働いていた実体験を基に、世間一般からのイメージに回答していきたいと思います。
目次
皆さんは公務員の仕事にどんなイメージを持っているでしょうか?
私自身、SNSや友人、家族と仕事を会話をする際、公務員について様々なことをあることないこと聞かれます。
その代表的なモノを列挙してみます。
- 膨大な書類との闘い
- 9時17時で帰れる
- 官僚のように大きな仕事をするエリート
- 都道府県庁、市町村役場などで、地域の広域的な仕事を担う
- 融通が利かない
- 窓口業務
- 収入が安定している
- 福利厚生が充実している
- 社会的信用度が高い
- クビにならない
- 転勤がなく、有給休暇も取りやすい
- 民間企業ほどノルマに追われたりしない
- 人間関係が良い
皆さんも少なからず、上記のようなイメージを持っているのではないでしょうか?
こういったイメージについて私の実体験を基に簡単に応えていきたいと思います。
仕事面のイメージについて
膨大な書類との闘い
→その通りです。
配属される部署にもよるかとは思いますが、基本的に湯水のように書類が湧いてきます。
人によっては、机上にタワーのようにファイル・書類が積み重なっている場合も多々あります。
また、会議をする際も基本紙資料での共有であり、一つの会議で100枚単位で紙資料を用意したりします。
なお最近は、電子化も進みつつありペーパーレスを推進している自治体も多くなってきています。
とはいえ、公務員はまだまだ紙が主流なのです、、、。
大きな仕事をするエリート・地域の広域的な仕事を担う・窓口業務
→どれも正解です。
この辺はまた別の記事で書きたいとは思いますが、一口に公務員といっても様々な職種があります。
一番イメージしやすい行政職員でも、国家公務員・地方公務員(県庁)・市役所(市役所)では、仕事内容が違ってきます。
9時17時で帰れる
→半分ほんとで半分嘘です。
といいますのも、配属される部署によって変わってくるからです。
どの自治体も基本的に、本庁と出先機関という2つの組織から成り立っています。
このうち本庁はその自治体の中枢をになっているため、残業が多い傾向があり、逆に出先機関は、定時で帰れることが多いです。
私は、公務員人生で何度か月100時間程度残業をしたことがあります。
(とはいっても、公務員人生のほとんどでワークライフバランスは取れているので安心してください。)
民間企業ほどノルマに追われない
→ほんとです。
というより、ノルマ?なにそれ状態です。
税関係の担当だとあったりもするようですが、「必ずしも達成しなくてはいけない」というわけではなさそうです。
福利厚生・給与面のイメージについて
収入が安定している
→ほんとです。
収入が安定していることは、公務員の最大の魅力の1つです。
犯罪などを起こさない限り、毎月安定した給料が入り、ボーナスもしっかりもらえます。
ただ、公務員の給料は、民間企業を参考にしているため、不況や災害時には、月給・ボーナスともに下がる可能性もあります。
聞いた話によると、昨今のコロナの影響で、ボーナスの額は下がっているみたいです。
福利厚生が充実している
→ほんとです。
大企業に見劣りしないと思います。この辺は別の記事で紹介したいと思います。
転勤がなく、有給休暇が取りやすい。
→正確には、住居の変更を伴う転勤がないです。
ただし、これも自治体や職種によって変わってきます。
たとえば、国家公務員は、勤務地は日本全国になりますので、住居の変更を伴う転勤はあります。
また、北海道のように広い自治体や離島を有している東京都なんかは場合によっては住居の変更を伴う転勤がある可能性があります。
有給休暇については、非常に取りやすいと思います。
民間ですと、有給休暇は1日単位・半日単位が基本になるかと思いますが、公務員ではなんと1時間単位でも取得することができるのです!
4月入社の新卒社員であれば初年度から15日付与されています。
社会的信用度が高い
→ほんとです。
ローンの審査とか通りやすいです。
まとめ
世間の皆さんが持っているであろう公務員のイメージについて、簡単に答えてみました。
私のブログでは、公務員として働いた経験を基に、こういった世間の疑問やイメージに対して、事実に基づいて、情報発信していきたいと思っています。
もちろんこれから公務員を目指す方に向けて、勉強法や面接の実例など交えて発信をしていきたいと思います。