【実例付】都庁の給料について

2021年1月15日

A君

都庁興味あるけど、給料ってどんくらいなんだろう。。。

働くにあたって、給料って大事な要素の1つですよね!
私自身も、都庁を受験する前は、気になって調べたりしていました。
ただ、なかなか生の声ってないんですよね。

今回は都庁の給料についてご紹介したいと思います。
私が公務員時代いただいていた給料を公開します。

この記事の対象者

  • 都庁を志望しているけど、給料も気になる方
  • 若手時代ってどんくらいもらえるの?って方
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都庁の給料について

都庁の給料制度について

都庁はダイナミックで幅広い仕事をできることは前回の記事でご紹介しました。
しかし、都庁といえども公務員なので、他の自治体と同じように人事委員会によって公に給料表は公開されています。

https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/pdf/kyuuryouhyou/kyuuryou_pdf/saisin_gyou1.pdf

引用元:行政職給料表(一) – 東京都人事委員会

都庁の俸給表によると、①職務の級(1~5級)と②号級により、それぞれの人の給料は決められます。


職務の級は、1級が主事級、2級が主任級、3級が課長代理級、4級が課長級、5級が部長級となります。
この職務の級は、昇進試験を受かることによって上がっていきます。
号級とは、1年間の働きぶりにより上がっていきます。
都庁では、評価によって0号~6号まで昇給幅が変わってきます。
(大体4号昇給で5000円程度の上げになります。)
普通に働いている限り、基本的に4号昇給します。
組織改善をしたり困難部署で従事など、特に成果を上げたと認められた場合は5号・6号昇給します。

大学卒で、社会人経験がなく入都する場合は、1級の29号から始まります。
高校卒で入都する場合は、もう少し下の号からのスタートになります。


令和2年度入都であれば、俸給表によると、基本給は184,100円になります。
しかし、新たに任用された職員はなぜか少し減額されて、最初の1年間は183,700円が基本給になります。
ここに地域手当が20%加算され、220,440円。
これが初任給になります。
ただ、この地域手当は、配属される地域によっても変わってくるため、必ずしも20%固定というわけでもないのです。
ただ、採用後複数年は、配属地に関係なく地域手当が20%加算されます。

また、このほかにも各種手当があり、危険手当や宿日直手当等がもらえる場合には、その分給与額も増えます。

ボーナスについては、年2回貰え、通年で地域手当を加算した給料の4.6カ月分になります。主任級以上になりますとここに職位加算がされます。

都庁の年収モデル等については、人事委員会のホームページに詳しく記載されています。

https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/kyuuyokettei.html

引用元:東京都人事委員会公式ホームページ

抜粋版

例月給与×12か月期末手当勤勉手当年収
25歳係員2,651,040円574,392円452,886円3,678,000円
35歳課長代理4,425,120円1,016,300円801,314円6,243,000円
45歳課長7,279,200円1,399,918円1,559,000円10,238,000円
50歳部長9,155,520円1,669,192円2,211,678円13,036,000円
出典:東京都人事院会

上記のモデルは、順調に出世していった場合ですので実態は少し違ってくると思います。

都庁の給料の目安

私が、様々な年代の人にヒアリングしたリアルな年収をご紹介します。
ただ、お酒の席で聞いた話なので、少し持っているかもしれませんので、
参考程度にお願いします。

30歳課長代理:年収570万+残業代
40歳課長代理:年収700万+残業代
53歳課長代理:年収750万+残業代
37歳課長:年収800万
30歳主事:年収450万+残業代
30歳主任:年収500万+残業代

私の給料大公開

出先機関にいた頃の給料(1~2年目:年収370万前後)

出先機関は通常、そこまで忙しくなくほぼ残業はありませんでした。

閑散期(残業0時間)

基本給: 184,100円
地域手当:36,820円
残業代:なし
合計: 220,920円

繁忙期(残業10時間前後)

基本給: 184,100円
地域手当:36,820円
残業代: 18,780円
合計:  239,700円

基本給:2,651,040円(月給×12カ月)+ボーナス:1,016,232円(月給×4.6カ月)+残業代:0~50,000円
年収370万円前後

本庁にいた頃の給料(3~4年目:年収470万前後)

本庁は基本的に業務が多く、毎日残業がありました。私の場合、閑散期でも残業時間が多いのですが、基本的には月30時間くらいが一般的かと思います。

閑散期(残業40時間前後)

基本給: 200,200円
地域手当:40,040円
残業代: 76,960円
合計:  317,200円

超繁忙期(残業100時間前後)

基本給: 200,200円
地域手当:40,040円
残業代: 211,697円
合計:  451,937円

基本給:2,882,880円(月給×12カ月)+ボーナス:1,105,104円(月給×4.6カ月)+残業代:700,000円
年収470万円前後

まとめ

都庁の給料についてイメージできましたでしょうか?
都庁の給料は、残業代抜きで考えても一般的な水準かと思います。
ちなみ、たまにいるのですが、都庁において残業代で稼ごうとするのは割に合わないですよ。