公務員からエンジニアに転職できる?エンジニアになるメリットデメリットや転職のコツもご紹介

公務員を辞めてエンジニアになりたいおもうんだけど、スキルも経験もないしできるんだろうか?
そもそもエンジニアになるメリットやデメリットも知りたい。

今回はそんなあなたに向けて書いていきます。

安定した職業でもある公務員ですが、近年辞める人も多くなってきています。

この記事をご覧の皆さんも辞めたいという気持ちをお持ちでしょう。

中でも、将来性や需要が高いエンジニアに転職を考えている人もいるはず。

そこで気になるのが、「公務員からでもエンジニアに転職できるのか」や「エンジニアになるメリットやデメリット」だと思います。

そこで今回は、

〇公務員からエンジニアに転職できるのか
〇公務員からエンジニアに転職するメリットデメリット
〇公務員からエンジニアに転職するために必要な2つのこと
〇公務員からエンジニア転職を成功させるコツ

についてご紹介します。

私自身も公務員時代にエンジニア職で内定をもらったことがありますし、実際に公務員からエンジニアなった知り合いの体験ももとに書いていますので参考になるかと思います。

公務員からエンジニアに転職できるのか

先に結論から言ってしまうと、公務員からエンジニアは転職可能です。

むしろ他の業界や職種に比べて転職がしやすいと個人的には思います。

というのも、次の2つの理由によります。

①転職の難易度が低い
②公務員という背景に左右されない

それぞれ説明しますね。

エンジニアは転職難易度が低い

公務員からエンジニアへの転職が可能な1つ目の理由が「転職難易度が低い」ことです。

一般的に公務員からの転職となると難易度が高い傾向にあります。

>>>>公務員から民間への転職は難しいのか?【内定はもらえます!】

しかし、エンジニアへの転職は他の業界や職種に比べ難易度は高くありません。

というのも

人手不足」と「未経験可の求人

の2つがあります。

実際に、公務員からエンジニアへ転職している人は多いです。

エンジニアは人材不足

IT人材
出典:経済産業省– IT 人材需給に関する調査 –

公務員からエンジニアへの転職難易度は低い理由の1つに、「人材不足」があります。

IT業界では、近年ITの需要が高まっている一方でそれを供給する人材が不足しています。

上記の図は2019年に経済産業省が公表したIT人材に関するデータになります。

このデータによると、すでにIT人材は不足しており2030年には約45万人の不足、少なくても16万人の不足と予想されています。

これはもちろん、エンジニアも例外ではありません。

このことからも、エンジニアの人材不足は長期的に続きます。

そのため、いわゆる売り手市場であり公務員からエンジニアへの転職は難しくないと言えます。

エンジニアは未経験可の求人が多い

公務員からエンジニアへの転職難易度は低い理由として、「未経験可の求人が多い」こともあげられます。

というのも、エンジニアに転職するのには、スキルは必要なものの特別な経験・資格は重視されないからです。

中途採用であるため、もちろん経験も重視する企業はありますが他の業界や職種に比べてその割合は少ないです。

例えば、経理職に就きたい場合、条件に必ずといっていいほど「経験3年以上」といったことがあります。

一方で、エンジニア転職では条件に経験年数が書いてある場合でもポテンシャルを重視して未経験でも採用されることも多々あります。

実際に私も上記のように「3年以上の開発経験」といった条件のあるIT企業に採用してもらうことができました。

そのことからも、未経験の公務員でも採用される確率の高いエンジニアへの転職難易度は高くないと言えます。

②公務員という背景に左右されない

公務員からエンジニアへの転職が可能な2つ目の理由が「公務員という背景に左右されない」ことです。

公務員から転職する場合、「利益追求の経験がない」「事業社経験がない」などの理由で書類選考ではじかれることが多くなってしまいます。

私自身1回目の転職の時は、経理担当の経験もあり簿記も取得していたことから経理職に絞って転職活動をしていましたが「事業者経験がない」との理由で多くの企業の選考に落ちています。

一方で、上述したようにエンジニアへの転職ではスキルがあれば経歴・経験に関係なく採用してくれる傾向にあります。

それはつまり、「業務をするのに最低限のスキルがあれば前職が公務員であっても関係ないですよ」ということになります。

実際に私もスキルを身につけた後に転職活動をしたのですが、公務員であることを理由に落ちることは少なかったです。

そのため、エンジニア転職では経歴によるふるい落としが少ないため、公務員であっても転職しやすくなっています。

公務員からエンジニアに転職するメリット

公務員からエンジニアに転職するメリットは次の3つです。

〇実力がつくほど給料を上げやすい
〇働き方が柔軟になる
〇長期的に安定している

実力がつくほど給料を上げやすい

公務員からエンジニアに転職するメリットの1つ目が「実力がつくほど給料を上げやすい」ことです。

公務員の場合、どんなに頑張っても年収が急激に上がるということはありません。

一方で、エンジニアではスキルや実績などの実力が評価されるため、実力がつけば若いうちから公務員以上の年収を狙えることができます。

また、自社内でもよい給料を狙えるのもそうですが、もっと給料の良い企業に転職やフリーランスに転身して高年収を実現することもできます。

このように頑張れば頑張るほど、スキルを身につければ身につけるほど、それに見合った給料をもらえるのがエンジニアの転職するメリットになります。

働き方が柔軟になる

公務員からエンジニアに転職するメリットの2つ目が「働き方が柔軟になる」ことです。

どのエンジニアになるかにもよりますが、基本的にはパソコン1台あれば仕事をすることができます。

そのため、ある程度のスキルが身につけば、

〇フルリモートで働く
〇フリーランスになって会社に依存しない働き方をする

といったように自分の志向やライフスタイルに合わせて柔軟な働き方ができるようになります。

長期的に安定している

公務員からエンジニアに転職するメリットの3つ目の理由が「長期的に安定している」ことです。

エンジニアの仕事は長期的にも安定しています。

先ほどもご紹介しましたが、IT業界は人材不足な上に、需要は伸びています。

つまり、長期目線でみてもくいっぱぐれることのない仕事なのです。

〇仕事の安定性
〇給料の安定性
〇雇用の安定性

とどれを切り取っても公務員とそん色はありません。

また、エージェントの仕事の案件数に対応できる人材が不足しているため必然的に給料は上がります

つまり、I長期的に仕事がなくなることがなく安定しているうえに高待遇になります。

エンジニアのスキルは副業との相性がいいため、本業以外の収入源
を確保しやすいです。
そういった面でも安定といえますよね。

公務員からエンジニアに転職するデメリット

一方で公務員からエンジニアに転職するデメリットもあります。

それは、「常に勉強し続けなければいけない」ということです。

正直公務員でいる間は、一度なってしまえば勉強などする必要はありませんよね?

一方でエンジニアの場合、常に勉強をし続けなくてはなりません。

というのも、IT技術は日々進化しておおり次々と新しい技術が生まれているからです。

そのため、それに合わせて仕事の技術もアップデートしなくてはならず、時には休みの日も勉強に追われることもあります。

勉強が苦という人にとってはデメリットと言わざるを得ません。

公務員からエンジニアに転職するために必要な2つのこと

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公務員からエンジニアに確実に転職するために必要なことは次の2つです。

①スキルを身につける
②ポートフォリオを作成する

①スキルを身につける

公務員からエンジニア兄転職するために必要なことの1つ目は「スキルを身につける」ことです。

これまでは、完全未経験からでもエンジニアになることができました。

しかし、近年ではIT企業の人気も高まっていることから、転職活動の前にある程度のスキルを身につけておくことで、優位に転職活動を進めることができます。

また、完全未経験可をうたっている企業もありますが、そういった企業には下記のような特徴が多いです。

〇年収がかなり低い(250万とかざらにある)
〇労働環境が最悪
〇長時間労働が当たり前

こういった企業を避ける意味でも、ある程度のスキルを身につけてから転職活動を始める必要があります。

②ポートフォリオを作成する

2つ目に必要なことは「ポートフォリオを作成する」ことです。

ただ単にスキルを身につけただけでは、それを証明することは難しいです。

そんな時に役に立つのがポートフォリオです。

ポートフォリオとは、自分で開発したシステムやサービスのことで自分の持つスキルを証明するものになります。

このポートフォリオを提出するか否かで選考の通過率は変わってきますので、公務員からエンジニアへの転職を目指すなら作成するようにしましょう。

公務員からエンジニア転職を成功させるロードマップ

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公務員からエンジニアへの転職を成功さえるためにはいくつかのステップがあります。

それは次の通りです。

①プログラミングスキルを身につける
②ポートフォリオを作成する
③いざ転職活動開始

①プログラミングスキルを身につける

公務員からエンジニア転職を成功させる1つ目のステップが「プログラミングスキルを身につける」ことです。

先にもご説明しましたが、事前にプログラミングスキルを身につけることで、その後の選考がだいぶスムーズに進めようになります。

3か月くらいである程度のスキルを身につけられるので、ちゃっちゃとスキルを身につけちゃいましょう。

確実に転職したいならプログラミングスクールがおすすめ

プログラミングスキルを身につけるのは、独学でも十分可能ですが、確実にエンジニアに転職したい場合プログラミングスクールにっ通うことをお勧めします。

というのも、プログラミングスクールでは実務で使うのに基礎となるレベルを過不足なく体系的に学べるカリキュラムが組まれています

そのため、余計な勉強をせずに済み、効率的にプログラミングのスキルを身につけることができます。

速い人だと1カ月、遅くとも3カ月程度で転職活動するに申し分のないスキルが身につきます。

一方独学でプログラミングを学ぶ場合、何をどこまで学べばいいのか分からないことが多く、遠回りなってしまうことや挫折することが多いです。

他にも

・開発実績ができる
・実務経験者と競合しない
・採用難易度が低い

といったメリットもあるので確実にエンジニアに転職したいのであればプログラミングスクールがおすすめです。

>>>>【IT業界に転職したい!】公務員に本当におすすめできるプログラミングスクール5選

プログラミングスクールの選び方

プログラミングスクールには「転職保証がついているコース」と「講座だけのコース」があります。

どちらのコースを選ぶかによって、学び終わった後の転職活動の仕方は変わってきます。

もちろん、どちらにもメリット・デメリットはありますので自分に会った方を選びましょう。

それぞれのメリットデメリットはつぎのとおりです。

転職保証コースのメリット・デメリット

○ほぼ確実に転職できる
○転職できなかった場合払い戻しがある
×受講料が高い
×スクールとパイプのある企業中心の求人になるため選択肢が少なめ

>>>>【IT業界に転職したい!】公務員に本当におすすめできるプログラミングスクール5選

講座のみのコースのメリット・デメリット

○受講料が安く済む
○自分で選べるので企業の選択肢が多い
×自分で転職エージェントに登録するなどする必要がある

>>>>社会人におすすめの本当にスキルが身につくプログラミングスクール4選

②ポートフォリオを作成する

公務員からエンジニア転職を成功させる2つ目のステップが「ポートフォリオを作成する」ことです。

スキルをある程度身につけたら、ポートフォリオの作成に取り掛かりましょう。

プログラミングスクールのカリキュラムでポートフォリオ作成があるから、このステップはいらないんじゃないの?

そう思う方もいるかもしれません。

確かにプログラミングスクールではポートフォリオ作成がカリキュラムにありますが、それをそのまま転職活動で使用するのはおすすめしません。

というのも、プログラミングスクールで作成するポートフォリオは似たようなものが多く他社と差別化できないからです。

代表的なのが「Twitterのクローン」や「メルカリのクローン」ですね。

また、企業側からしても「またこれか」と思われ、最悪の場合書類選考ではじかれてしまうこともあります。

ですので、オリジナリティかつ自分の持つスキルをフルに使ったポートフォリオの作成をしましょう。

③いざ転職活動開始

ポートフォリオを作成し終わったら転職活動を始めましょう。

転職保証付きのプログラミングスクールであれば企業を紹介してもらえますが、それ以外の場合は自分で進める必要があります。

自分で応募するのもいいですが、個人的には転職エージェントを活用したほうが手っ取り早く内定をもらえると思います。

というのも、転職エージェントでは、

履歴書や職務経歴書の添削、アドバイスをしてくれる。
・面接対策をしてくれる。
・面接の日程調整をしてくれる。
・面接先企業にスキルを売り込んでくれる。
・自分にあった求人を紹介してくれる。

といったサポートをしてくれるからです。

ですので、公務員からエンジニアへの転職では転職エージェントを使うのもおすすめになります。

>>>>7社利用したからわかる!公務員が登録するべき転職エージェント

まとめ

今回は公務員からエンジニアへの転職はできるのかのついてご紹介しました。

①転職の難易度が低い
②公務員という背景に左右されない

といった理由から公務員からエンジニアへの転職はしやすいです。

とはいえ、何も準備せずに転職活動をしてしまうと、「思ったより選考が通らない」「ブラック企業に入ってしまった」といったことになります。

そのために、

①事前にスキルを身につける
②ポートフォリオを作成する

といったことが必要になります。

今回は以上です。