公務員に英語力って必要?←ぶっちゃけいらない
公務員に英語力って必要なの?
今回はそんな疑問を解消する記事を書いていきます。
近年、グローバル化が進み民間企業では英語が必須になっているところも増えていますよね。
そうなると公務員でも英語力は必要なんじゃないの?と思う人もいるでしょう。
そこで今回は、
- 公務員で英語を使う職は限られている
- 公務員に英語力は必要ない
- この先必要になるかも
の流れに沿って解説していきます。
目次
公務員で英語力が必要な職種は限られている
公務員で英語を常時使用する職は限られています。
例えば国家公務員だと
- 外交官
- 入国審査官
- 防衛省専門職員
- 国会図書館職員
- 在外大使館・領事館
が代表的です。
これらの職は大抵専門職になりますので、採用されるためには一定程度の語学力が必要になります。
一方で地方公務員で英語を使用するのは次のような部署になります。
- 観光系
- 国際交流系
- 港湾系
この辺では英語力が必要なことは多いです。
公務員に英語力は必要ない!その3つの理由
先にあげた国家公務員の専門職以外、公務員には英語力は必要ありません。
その理由は次の通りです。
・実際の業務で使用することなんてほとんどないから
・英語力があったとしても英語を利用する部署には配属されるとは限らないから
・評価は変わらないから
1つずつ説明しますね。
①実際の業務で使用することなんてほとんどないから
公務員に英語力が必要ない理由として「実際の業務で使用する場面がほとんどない」ことが上げられます。
基本的にどの部署でも英語を使うことなんてほとんど皆無です。
実際に英語が必要なった場合でも通訳をつけて解決することの方が多いです。
また、中には英語で直接海外の人とやり取りする部署もあります。
ですが、そういった部署であっても英語を使用するのはほんの一握りの人だけです。
実際に私も海外とやり取りをすることの多い観光系の部署にいたことはありますが、実際に英語を使用している人は5人にも満たなかったです。
私自身はというと英語はできる方でしたが、間に入っている現地通訳を介してやり取りをしていたため一回も使うことはなかったです。
②英語を利用する部署には配属されるとは限らないから
公務員に英語力が必要ない理由の2つ目は、人事異動に関することです。
公務員の人事異動では、英語ができるからといって英語を使用する部署に配属されることはあまりありません。
というのも、公務員の人事異動は異動対象の人を空いている席にパズルのように埋めていくだけで適材適所の配置とは言いづらい特徴があるから。
例え英語ができようが席が空いていなければ配属されないですし、仮に配属されたとしても短期間でまた異動があるためずっと英語を使用する部署にいることはできません。
そのため、英語がバリバリできる人であっても、英語を全く必要としない部署に配属されることも多いです。
③評価は変わらないから
3つ目の理由は、評価は変わらないことです。
公務員の世界では英語ができるからといって、人事評価にはなにも影響しません。
そのため周りとの給料も変わりません。
もちろん民間のように英語手当や資格手当もないので無理して英語を取得することはないです。
むしろ、英語ができることによって業務負担が増える可能性すらあります。
【まとめ】公務員に英語は必要ない!
・使用する場面が限定的
・英語を利用する部署に配属されるとは限らない
・人事評価に影響なし
公務員に英語力はあれば便利だけど、現時点では上記の理由から必要ありません。
追記:この先は英語力が必要になってくるかも?
現時点で公務員に英語力は必要ありません。
しかし、今後公務員にも英語力が必要になってくることあり得ます。
というのも、年々訪日外国人の数は増えておりそれに伴い役所に来訪する外国人の数も増えてきているから。
この傾向が続くのであるとしたら、通訳を雇うより職員で賄ったほうが利便性・コスパがいいと考えられるため、英語ができる人材は重宝されると思います。
今回は以上です。