【スキルは備え】公務員がプログラミングを学ぶべき3つの理由
公務員だけどスキルアップがしたい
プログラミングを公務員が学ぶ意味はあるの?
「何かスキルを身に着けたい」「プログラミングに興味がある」といった公務員が最近増えています。
私も現職時に同じような思いを抱えていました。
私の経験上、公務員がプログラミングを学ぶ意義は大きいですし、何かスキルを身に着けたい方には、プログラミングを学ぶことをおすすめします。
今回は、「何故プログラミングを学ぶべきなのか」また「プログラミングのメリットは何なのか」を書いていきます。
・公務員こそプログラミングを学ぶべき理由
・プログラミングメリット
目次
公務員こそプログラミングを学ぶべき3つの理由
一見公務員とプログラミングは結びつかないように思いますが、実は公務員がプログラミングを学ぶメリットは大きいです。
具体的には以下の3つがあります。
・公務員としての価値が上がる
・公務員とプログラミングの相性がいい
・一生もののスキルが身につく
それぞれについて解説していきたいと思います。
①公務員としての価値が上がる
公務員がプログラミングを学ぶべき1つ目の理由が「公務員としての価値が上がる」ことです。
これは近年各自治体がICT職枠の採用を始めていることからも明らかであり、これからの時代はITのスキルが公務員にも必要になることを表しています。
具体的にはプログラミングを学ぶことで「仕事の効率化」や「他職員との差別化」といった面で、公務員としての価値を上げられます。
仕事の効率化
近年、公務員でも仕事の効率化を求められることが多くなっています。
プログラミングは、公務員の仕事を効率化するうえでかなり役立ちます。
例えば、以下のようなことが簡単にできるようになります。
・データを自動集計する。
・入力フォームから帳簿を自動で作成する。
・今まで個別に作っていた資料等を1つのエクセルデータから一括で作成できる。
この他にも、できることはたくさんあります。
実際に私は、プログラミングを利用して統計の作成の効率化をし、作業時間を2日間から1時間まで少なくすることができました。
また、新規事業を始める際にWEBサイトの機能を実際にプログラミングで作ったデモを用いて説明することで説得力が増し、自分のアイデアを採用してもらうことができました。
このように、仕事の効率化ができれば、空いた時間を別の業務に充てることができ、残業を少なくできます。
また、一度作成したプログラムは、ずっと職場に残ります。
そのため、他の職員の業務負担の軽減ができるなど周りからの評価は必然的に上がっていきます。
加えて、個人としての仕事も早くなるので、上司からの評価も爆上がりです。
しかも、プログラミングのスキルは、異動後の職場でも活かすことができますので、どこに行っても「ワークライフバランスの充実」と「周囲からの高評価」を実現することができます。
他職員との差別化
2020年からプログラミング教育が小学校で必修化されるなど、プログラミングは徐々に必須のスキルになってくると思われます。
各自治体においても、IT人材の採用・育成に力を入れ始めているところが増えてきています。
また、今後自治体においてもAIの導入がなされ、今ほどの職員数はいらなくなると予想されます。
関連記事:公務員の仕事はなくなる?AIに奪われてしまうのか?【元公務員が考察】
このことからも公務員も何かしらのIT知識を身につけておくことが、今後生き残っていくことにつながります。
ですので、今のうちからプログラミングを学ぶことが、他の職員と差を生むことになります。
プログラミンができれば、確実に公務員としての価値が上がり、重宝されます。
②公務員とプログラミングの相性がいい
2つ目の理由が「公務員とプログラミングの相性がいい」ことです。
プログラミングの学習は、挫折をする方も多いです。
なぜなら、プログラミング習得にはコツコツと継続的に勉強することが重要であるからです。
その点において、プログラミングの勉強において公務員の皆さまは優位に立っています。
というのも、皆さん約1年もの期間にわたって、公務員試験の勉強をしてきましたよね。
それは、つまり「目的の為に努力を継続できる能力がすでにある」ことなんです。
実際に私も、それほど挫折することなく継続してプログラミングの勉強ができています。
そして勉強をして、3か月目くらいの頃には、以下のサイトを作れるようになりました。
公務員試験で培った継続力は、プログラミングの勉強に必ず活きてます。
③一生もののスキルがつく
3つ目の理由が「一生もののスキルがつく」ことです。
公務員の仕事は、その性質上なかなか他で活かせるスキルが身につきません。
関連記事:公務員の仕事はスキルが身につかないのか?その理由を解説
そのため、年齢を重ねるごとに市場価値が下がり、転職の可能性が小さくなります。
そうなると、他にやりたい仕事ができた際も、スキルがないがために、組織にしがみつくしかなくなってしまうのです。
また、今は大丈夫ですが「公務員についても終身雇用がなくなるのでは?」といった話も出てきています。
そのため、何かしらのスキルを身につけておくことは重要になってきます。
数あるスキルの中で、プログラミングは年齢が関係ないスキルです。
プログラミングは習得さえしてしまえば、一生もののスキルとして役立ちます。
もちろん公務員の仕事にも活かせますし、転職や副業、フリーランスといった道にも活かすことができます。
要はプログラミングを学ぶことは、キャリアの幅を広げることになります。
習得のために努力は必須ですが、チャレンジして損はないと思います。
公務員がプログラミングを学ぶメリット
次にプログラミングを学ぶメリットについて解説していきたいと思います。
プログラミングのメリットはたくさんありますが、今回は以下の3点に絞りました。
・ロジカルシンキングが身につく
・自分のスキルを高めることが年収に直結しやすい
・プログラマーの需要が高いため職に困らない
メリット①ロジカルシンキングが身につく
ロジカルな思考が身につくのはプログラミングを学ぶ大きなメリットです。
プログラミングを習得するためには、目的を達成するためにどのような仕組みが必要か判断することが大切です。
当然ではありますが、機械は論理的にプログラムしないとうまく動きません。
どうすれば思い通りに動くのか、日々考えながら作業することになります。
これは実際にプログラミングを経験してみないとわからない部分もありますが、トライ&エラーを繰返しながらプログラムを組む作業を通して、だんだんとロジカルに考える癖がつくようになります。
この過程を得たロジカルシンキングは、単にプログラミングだけでなく、他の業務においても非常に役立ちます。
どうすれば、より効率的に作業を行えるのか等、今までとは異なる視点で物事を捉えることができるようになります。
メリット②自分のスキルを高めることが収入に直結しやすい
学べば学ぶほど自分の市場価値が上がっていき、どんどん収入が高くなっていきます。
というのも、プログラミングは本業でも副業でも収入に直結するスキルだからです。
本業では、公務員の仕事での評価が上がり昇給と昇格といった面でプラスに働きますし、IT業界に転職して収入を増やすといったこともできます。
また、プログラミングの副業の案件はとても多く、余暇時間を使って収入を増やすことも容易です。
このようにプログラミングは収入面でのメリットも大きいです。
メリット③プログラマーの需要が高いため職に困らない
今、現在プログラマーの需要は非常に高いです。
というのも、IT需要が高まっている一方で、IT人材の供給が足りず、人手不足だからです。
そのためスキルさえ身につけてしまえば、「公務員を辞めたい」と感じた際にも転職でも困ることもほとんどないでしょう。
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プログラミングの勉強法
では、どうやってプログラミングの勉強をするかです。
正直プログラミングの勉強は自分でできる部分とできない部分があります。
そのため、私は、プログラミングスクールに入ることをおすすめします。
決して安くない費用ですが、学ぶ価値はあるとおもいます。
まとめ
今回は、公務員こそプログラミングを学ぶべき理由についてご紹介しました。
おさらいすると以下の通りです。
・公務員としての価値が上がる
・公務員とプログラミングの相性がいい
・一生もののスキルが身につく
・ロジカルシンキングが身につく
・自分のスキルを高めることが年収に直結しやすい
・プログラマーの需要が高いため職に困らない
公務員とITスキルの関係は今後さらに親密になってくるでしょう。
また、将来の職の幅を広げるという意味でもプログラミングを学んで損はないです。
ですので、この機会にプログラミングの学習を始めてはいかがでしょうか?
関連記事:公務員こそITスキルを身につけるべき4つ理由【将来に備えよ】
今回は以上です。