消防士を辞めるのはもったいない?そんなことない3つの理由

2021年5月15日

消防士辞めたい。。。
周りの人に相談するともったいないって言われるけど、本当なの?

今回はそんなあなたに向けて記事を書いていきます。

消防士を辞めたいというと、ほとんどの人がもったいないと言ってきますよね?

ですが、本当にそうなんでしょうか?

そこで今回は、

・消防士を辞めるのがもったいないと考える人の2つの理由
・消防士を辞めるのはもったいないことではない4つの理由
・消防士からの転職を成功させるために

についてご紹介しますね。

実際に消防を辞めた人の意見を集めていますので参考になるかと思います。

消防士を辞めるのはもったいないと考える人の2つの理由

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まず初めに消防士を辞めるのをもったいないという人の理由をご紹介します。

もったいないという人のほとんどが以下の2パターンの理由になります。

・安定を捨てることになるから
・苦労して消防士になったから

安定を捨てることになるから

辞めるのがもったいないと言われる1つ目の理由が「安定を捨てることになるから」です。

消防士も公務員ですのであらゆる面で安定しています。

具体的には次の通り。

・毎月決まった給料がもらえる
・倒産しない
・リストラがない
・毎年昇給がある
・福利厚生がいい
・社会的信頼も高い

以上のように安定度は抜群で、特に民間のように景気に左右されず雇用が安定しているのが消防士の最大の利点です。

また、世間一般より給料は恵まれていて急に下がるなんてこともありません

消防士を辞めるのはもったいないという人はこういった安定をを失うことがもったいないと考えていることが多いです。

苦労して消防士になったから

2つ目の考えが「苦労して消防士になったから」です。

これもよく言われます。

というのも、消防士になるためには「倍率の高い試験に合格」して「半年間の消防学校に通う」ことが必要になりますよね。

試験では「筆記と体力」、消防学校では「厳しいトレーニング」など消防士になるためには相応の努力や苦労がありますよね?

そんな苦労してまで消防士になったのに、辞めてしまってはこれまでの苦労が水の泡になってしまうと考える人が多いです。

消防士を辞めるのはもったいないことではない4つの理由

これまで、消防士を辞めるはもったいないと思う人の意見をご紹介しました。

しかし、だからといって消防士を辞めることはもったいないことではありません。

その理由は次の3つによります。

・消防士の安定だけがすべてではない
自分の人生だから
・消防士で学んだことが無駄になるわけではない
・消防士を辞めても後悔しない

消防士の安定だけがすべてではない

消防士を辞めるのがもったいなくない理由の1つは「安定だけがすべてではない」ことです。

確かに、消防士は景気など外部要因に影響されず、それなりの給料をもらうことができリストラや倒産もあり得ません。

しかし、そういった安定の裏には消防士特有の辛さがあります。

例えば、

・24時間体制で不規則な生活になる
・非番であっても招集がかかることがある
・プライベートな時間が少ない
・命の危険と隣り合わせなこともある

といった具合です。

こういったつらい場面を耐えることができるであれば、消防士は恵まれた職業とも言えます。

しかし中には、そういった生活を続けるうちに心身の不調に陥ってしまう人もいます。

自分には合わないと判断し、そのような状況になってしまう前に辞めることはもったいないことではないですよね。

自分の人生だから

2つ目の理由が「自分の人生だから」です。

消防士としてのキャリアを続けるのも、辞めるのもあなた自身であり周りの人ではありませんよね?

「やりたいことがある」「プライベートを重視したい」など自分の望むキャリアプランを追い求めて消防士を辞めるのは、もったいないことではありません。

むしろ、悩みに悩んで辞めたいと思っているのに辞めないでいるほうがもったいないように思います。

これまでの苦労が無駄になるわけではない

3つ目の理由が「これまでの苦労が無駄になるわけではない」ことです。

消防士を辞めるのは、これまでの苦労が無駄になるという人が中にはいます。

しかし、消防士としての経験が無駄になるなんてことは全くありません

消防士になるための「努力の過程」や「成功体験」、警察官になってからの「失敗経験からの学び」や「考え方」などは、むしろ今後の大きな財産です。

もちろん今後民間企業に転職して働いていくうえでも、消防士として培った経験は活きてきます。

消防士を辞めても後悔しない

4つ目の理由が「消防士を辞めても後悔しない」ことです。

全員が後悔しないかといったらそうではありませんが、少なくとも私の周りの元消防士で後悔している人はいません。

むしろ、転職して良かったと言っているひとが多いです。

例えば、以下のような意見が多かったです。

・ストレスから解放された
・プライベートな時間が増えた
・家族との時間を持てるようになった

こういった意見がある以上、もったいないとは言えないですよね。

関連記事:消防士を辞めたい。消防士を辞めて良かったこと3選【体験談を集めました】

消防士を辞めるのがもったいないかは自分次第

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消防士を辞めるのはもったいないというのは、あまり信用できない言葉だったりします。

というのも、あなたがもったいないと思わなければそれが正しいからです。

自分で考えて納得して出した答えに対して、周りがとやかく言うのは筋違いです。

つまり、消防士を辞めるのがもったいないかはあなたがどう思うかに尽きるということになります。

一番もったいないのは行動をしないこと

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消防士を辞めるにせよ続けるにせよ、一番もったいないのら行動をしないことです。

というのも、消防士から民間企業に転職したい場合30代がタイムリミットであることが多いから。

つまり、40代50代になってから辞めたいと思っても手遅れなのです。

それこそ、いろいろな可能性を潰してしまいもったいないですよね。

ですので、消防士を辞めたいと感じているのであれば一度行動をしてみることが大切です。

その結果、消防士を続けることにしても問題ありません。

関連記事:消防士から民間企業への転職は難しい?←若ければそうでもない【失敗しない方法もご紹介します。】

消防士から民間企業へ転職を成功させるコツ

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消防士から民間企業への転職を成功させるコツは次の2つです。

・転職エージェントを利用する。
・行きたい業界に必要なスキルを身につける。

①転職エージェントを利用する。

1つ目のコツは、転職エージェントを利用することです。

転職エージェントは企業を無料で紹介してくれるだけでなく自己分析や企業分析もサポートしてくれます。

また、自分の中では「民間で活かせるスキル・経験がなんてないよ」と思っていても、転職エージェントと一緒にこれまでのキャリアの棚卸をする中で、民間でも活かせるものが見つかることがあります

そのため、転職エージェントでは、「転職はしたいけどまだしたいことが見つからない。」と言う方でも効率よく転職活動することができます

20代であればスキルがなくてもポテンシャルを見てくれる場合もある

消防士から民間企業への転職したい場合、20代であればポテンシャルを見越して採用してくれる可能性が高いです。

というのも、近年第二新卒の採用活動が活発になっており、企業も未経験での採用を前提にしていることも多いからです。

一方で、30歳を超えてくると未経験の職に転職するのはかなり難しくなります。

ですので、20代の方で消防士から転職したいのであればいち早く若いうちに行動しましょう。

おすすめの転職エージェントは?

消防士におすすめの転職エージェントは以下の記事でご紹介しています。

②行きたい業界に必要なスキルを身につける

2つ目のコツは、「行きたい業界に必要なスキルを身につける」ことです。

個人的にはこちらをおすすめします。

というのも、スキルを身につけてからの方が転職がスムーズにいくから。

行きたい業界が決まっている場合、その業界に必要なスキル・資格を身につけましょう。

例えば、次のような感じです。

・経理職につきたい→簿記検定を取得する
・IT企業で働きたい → プログラミング・WEBデザインを勉強・ブログ運営する
・外資系で働きたい→英語を勉強する。

もちろん、スキル自体転職に役立ちますし、そのスキルを身につけるための努力も面接でのアピールにつながります。

とにかく消防士をやめたいけど、何のスキルを身につければ良いかわからない

そんな方には、これから伸びるIT系のスキルを身につけることがおすすめです。

具体的には「プログラミング」「WEBデザイナー」「WEBマーケティング」です。

この3つは、本業にしても需要がありますし、将来的に独立してフリーランスの選択肢もとれるスキルです。

また、これらのスキルはスクールに通うことで、スキル習得だけでなく転職支援がついていたりと手厚いサポートがうけられます。

なかには、転職成功率98%のスクールもあります。

もしプログラミングスクールに興味がある方は、以下記事をぜひ覗いてみてください。

まとめ

今回は消防士をやめるのはもったいないのかについてご紹介しました。

結論としては、自分次第です。

もったいないと思うのであれば辞めないほうがいいですし、もったいないことはないと思うのであれば新たな挑戦をしてみるのがいいでしょう。