【元都庁職員が語る】都庁で働くことの魅力厳選4選

2021年1月15日

就活性

公務員ってどこも仕事する内容は変わんないんじゃないの?

とある人

たしかに、基礎となる部分は同じかもしれないが、自治体によって仕事のスケールに違いが出てくるんだ。

就活性

そうなんだ!では、都庁で働く魅力ってなんだろう。

これから公務員を目指す皆さんにとって、それぞれの自治体で働く魅力は気になりますよね?

今回は、私も所属しておりました東京都庁で働く魅力をご紹介していきたいと思います。

この記事を読み終わるころには、都庁の魅力が十分に理解できますよ!

この記事の対象者

都庁で働きたい。
転職したいと思っている方。

都庁で働く魅力

東京都

都庁の魅力①スケールの大きさ

東京都庁の魅力で一番に出てくるのはその規模の大きさではないでしょうか。
東京都は予算規模・人数ともにとてもスケールが大きいです。

予算規模

東京都の予算規模は、一般会計・特別会計等を合計した額は約15兆(令和2年度)にもなります。
もう桁が大きすぎて想像もできませんよね。
実は、この予算規模というのは、ノルウェーやスウェーデンといった1国の予算規模とほぼ同等なのです!
すごくないですか?
そんな規模の一職員として働けるなんて民間じゃ考えられませんよね。

こうした一国家に匹敵するほどの予算規模であるからこそ、国に先駆けた提案など、都の枠組みを超えた大胆な政策を打ち出せると考えられます

人数

また、職員数も桁違いに多いです。
警察や消防の職員も合わせると約16万人もいます。
働いているときは実感しませんでしたが、改めて数字で見てみると、圧倒的ですね。
こんな人数が同じ方向を向いて働いているので、マンパワーはとてもすごいものになります。

他にも、都は経済の中心地でもあります。
東京都の国内総生産は、日本全国の約2割を占めており、様々な企業を抱えています。
また、近年ではオリンピック・パラリンピックの開催やラグビーワールドカップに携わったりと何かとスケールが大きいのです。
また、世界で最も魅力的な大都市ランキングで常に上位をキープしていることもあり、世界からも注目されています。

こんなところで働けるなんてワクワクしませんか?

都庁の魅力②幅広い仕事

東京都の部局構成

都庁の組織には以下のたくさんの部署があります。

  • 政策企画局
  • 環境局
  • 水道局
  • 下水道局
  • 主税局
  • 都民安全推進本部
  • 福祉保健局
  • 戦略政策情報推進本部
  • 病院経営本部
  • 教育庁
  • 総務局
  • 産業労働局
  • 生活文化局
  • 選挙管理委員会
  • 財務局
  • 中央卸売市場
  • 人事委員会事務局
  • 議会局
  • 建設局
  • 監査事務局
  • 港湾局
  • 警視庁
  • 消防庁
  • オリンピック・パラリンピック準備局
  • 会計管理局
  • 労働委員会事務局
  • 会計管理局
  • 都市整備局
  • 収用委員会事務局
  • 住宅政策本部
  • 交通局

このように都庁はたくさんの部局で構成されています。
名前からも想像できるかと思いますが、住民に近い税金・水道関連から海外向きに仕事まで、とても幅広い分野の仕事をしています。
行政職として都庁に採用になった場合、上記のうち警視庁と消防庁(この2つは独自で採用をおこなっています。)を除いた全部局に配属されることになります。

また、それぞれの局についてもいくつかの部で構成されています。
例えば、産業労働局ですと、雇用就業部・農林水産部・商工部・金融部・観光部・総務部と5つの部で構成されています。
部の中でも企画課や調整課など更に細分化されていきます。

このように1つの局だけで見ても、様々な分野の仕事をしています。
都庁では通常2~3年で異動があります。
40年働くと仮定すると、多い人で20の違う職場で仕事をすることになります。
こんなに様々な仕事に携われるって魅力的じゃありませんか?

国や他自治体との違い

国家公務員ですと、厚生労働省や国土交通省など省庁ごとの採用になりますので携われる仕事の範囲も狭いです。
また、通常、水道・下水道、消防は市町村レベルの管轄なのですが、東京では特別区の各区ではなく東京都が担当しています。

要するに東京都で働く魅力は、国や他の道府県庁よりも携われる仕事の幅が広い点にあります。

離島勤務

そして、都庁で働くにあたって、もう一つの魅力があります。
それは、東京都に属する島(八丈島や小笠原諸島)も、もちろん都庁の管轄範囲なので、そのような場所で働くことができる点です。
島配属は人気であり、一度配属されると内地に戻りたくないって人が続出します。

都庁の魅力③自分にあったキャリアを選べる

東京都で働く魅力の3つ目は、キャリア設計にあります。
国家公務員では、年次とともに自動的に役職が上がっていきます。
しかし都庁では「主任試験」や「管理職試験」なる試験で昇進が決まります。
そのため、昇任意欲のある人は受験しますし、昇任試験を受けないこともできます。
しかもこの昇進試験は、学歴に関係なく能力や勤務評価に基づいている点公平な制度といえます。
ライフステージに合わせて働き方を選べるのは、魅力的です。

都庁の魅力④若いうちから意見を出しやすい

東京都庁では、若いうちから意見を求められる場面が多いです。
他の自治体では、友人とかに聞いても、若いうちは上司に振られた資料作成など定型的なことをすることが多いと聞いています。
その点、東京都では、若いうちでも根拠をしっかりつけて提案すればしっかり聞いてくれて業務に反映させやすい職場が多いです。
もちろん、部署や上司によっては、裁量がないこともありますが、若いうちから意見だしできるの東京都はやりがいもありますし魅力的といえます。
実際に私も1・2年目の間から組織課題の改善委携わったり、新しい補助金制度の制定の際に意見をガンガン言ってました。

まとめ

都庁で働く魅力

  • スケールの大きさ
  • 幅広い仕事
  • キャリアプランの選択
  • 若いうちから意見を言える

都庁には、他自治体にない魅力があります。
ダイナミックな世界で幅広い仕事をしたいって方はぜひ都庁を受けてみてください。

以下の記事では都庁の給料や公務員試験についてご紹介しています。