【公務員試験】女性は本当に有利なのか?データから考察

2021年7月26日

・公務員試験は、女性が有利って聞くけど本当なの?

今回は、そんな疑問を解消する記事を書いていきます。

公務員試験は女性が有利って聞いたことありませんか?

私も公務員試験を受ける際にそんなことを耳にしたことがありました。

そこで今回は、

・各自治体の過去の試験データからの考察
・女性が有利といわれる理由

について書いていきます。

これを読めば、なぜ公務員試験は女性が有利といわれるのかが分かると思います。

公務員試験は女性が有利?データから検証

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結論から言いますと、公務員試験は女性に有利なことがデータから読み取れることができます。

今回は、多くの人が受験する「国家一般職」「国税専門官」「裁判所事務官」「都庁Ⅰ類B」「特別区」についてみていきたいと思います。

なお、1年分だけだと、たまたまその年だけ女性が有利だったっていうこともあり得るので、過去2年分を見ていきます。

①国家一般職

年度性別申込数一次試験合格者数最終合格者数倍率
2019男性15,0124,9393,2954.55倍
2019女性10,0763,0862,3804.23倍
2020男性14,3044,8062,9094.91倍
2020女性9,8762,8591,8625.3倍

国家公務員一般職は、男女の差はそこまでありません。2018年度の試験が、男性4.99倍・女性4.92倍だったことからも少し女性が有利だといえます。

2020年の試験は女性の方が倍率が高くなっていますが、全体的な傾向からはイレギュラーな年だったのかもしれません。

②国税専門官

年度性別申込数一次試験合格者数最終合格者数倍率
2019男性8,7313,8472,0254.31倍
2019女性5,5072,3071,4893.70倍
2020男性8,5994,4122,3643.63倍
2020女性5,5322,7771,5393.59倍

国税専門官もやはり、女性の方が倍率が低く有利といえます。

③裁判所事務官一般職

年度性別受験者数一次試験合格者数最終合格者数倍率
2019男性4,5542,051(うち2次試験受験1,954)4899.3倍
2019女性4,2941,681(うち2次試験受験1,661)7365.83倍
2020男性923717(うち2次試験受験688)3512.62倍
2020女性1,212921(うち2次試験受験831)6191.95倍

裁判所事務官は女性の方が圧倒的に倍率が低く、女性有利というより優遇という言葉が合うかもしれません。

④東京都Ⅰ類B

東京都は2020年は女性数を公表していないため、2019・2018年のデータを見ていきます。

年度性別受験者数一次試験合格者数最終合格者数倍率
2018男性1,615677(うち2次試験受験644)2307倍
2018女性949389(うち2次試験受験376)1914.96倍
2019男性1,369522(うち2次試験受験487)2106.51倍
2019女性907321(うち2次試験受験310)1934.7倍

都庁も女性の方が倍率が低く、女性が有利といえますね。

⑤特別区

特別区は、近年女性受験者数の公表をしていないため、少しデータが古くなってしますが2018・2017年で見ていきます。

年度性別受験者数一次試験合格者数最終合格者数倍率
2017男性8,2882,794(うち2次試験受験2,355)1,2356.71倍
2017女性4,3951,425(うち2次試験受験1,244)9414.67倍
2018男性8,2372,880(うち2次試験受験2,421)1,3066.30倍
2018女性4,4811,625(うち2次試験受験1,391)1,0654.20倍

やはり特別区も女性の方が倍率が低く、女性が有利といえますね。

結論:データからは女性有利なことが読み取れる

今回比較した試験は、イレギュラーな年があったりもするが、基本的に女性が有利なことが読み取れます。

特に、裁判官・東京都・特別区はその傾向が顕著です。

ただ、今回は例として取り上げていない自治体の中には、全体倍率の男女差はそこまでない自治体も多いのです。

それでも、女性が有利といわれるのはなぜでしょうか?

それは、面接の倍率が関わってきます。

公務員試験で女性が有利になるのは実は面接

試験全体の倍率を見ると男女の差はそこまで大きくない自治体でも面接だけの倍率を見ると女性が有利ということが分かります。

では、今度は「国家一般職」「国税専門官」「裁判所事務官」「都庁Ⅰ類B」「特別区」の面接だけの倍率についてみていきたいと思います。

①国家一般職

年度性別2次受験者数合格者数倍率
2019男性4,9393,2951.5倍
2019女性3,0862,3801.3倍
2020男性4,8062,9091.65倍
2020女性2,8591,8621.53倍

注目してほしいのが2020年の結果です。

試験全体の倍率は女性の方が高かったのに、面接だけだと女性の方が倍率が低くなります。

②国税専門官

年度性別2次受験者数合格者数倍率
2019男性3,8472,0251.9倍
2019女性2,3071,4891.55倍
2020男性4,4122,3641.86倍
2020女性2,7771,5391.8倍

国税専門官も面接だけ見ると、倍率に差が出ます。

③裁判官事務官一般職

年度性別2次受験者数合格者数倍率
2019男性1,9544894倍
2019女性1,6617362.25倍
2020男性6883511.96倍
2020女性8316191.34倍

裁判官事務官は、特に女性有利の傾向が顕著ですね。

④東京都Ⅰ類B

年度性別2次受験者数合格者数倍率
2018男性6442302.8倍
2018女性3761911.96倍
2019男性4872102.32倍
2019女性3101931.6倍

都庁も面接だけの倍率を見れば、かなりの女性優遇ですね。

⑤特別区

年度性別2次受験者数合格者数倍率
2019男性2,3551,2351.9倍
2019女性1,2449411.32倍
2020男性2,4211,3061.85倍
2018女性1,3911,0651.3倍

特別区も、女性有利の傾向です。

面接の倍率まとめ

試験全体の倍率を見ると男女の差はそこまで大きくない自治体でも面接だけの倍率を見ると女性が有利ということが分かりますね。

特に国家一般職に関しては、面接の倍率だけを見ると逆転現象が起きているわけです。

公務員試験で女性が有利になる理由は?

balance

過去の試験結果のデータから公務員試験は女性の方が受かりやすいことはわかりました。

では、なぜ女性の方が倍率が低くなるのでしょうか。

私は次の2つの理由によるものだと考えています。

・そもそも女性が優秀だから
・公平な試験制度だから

①女性が優秀だから

1つ目の理由として「女性が優秀だから」があげられます。

公務員試験を受ける女性は優秀な人が本当に多いです

一方で、男性はというと一部には優秀な人はいますが大部分は並みかそれ以下です。

優秀な男性は、有名な民間企業を選ぶことが起因しているかもしれませんね。

つまり、男女間でのレベルの格差があるのです。

実際に私が公務員として働いていた時には、同期をみても上司を見ても女性の方が優秀な方が多い印象でした。

また、女性は男性と比べて「コミュニケーション能力」や「人当たりの良さ」といった点で優れています。

これは公務員として必要な能力でもあり、また面接の場においても評価が高くなるポイントです。

短い時間で行われる面接では、どうしても「印象」が評価されやすくなるため、女性が受かりやすくなるのでしょう。

②公平な試験制度だから

良くも悪くも、公務員試験は完全に公平な試験制度です。

そのため、点数の高い人から順に採用していくことになります。

女性は面接で評価されやすい傾向にあります。
これは、民間企業でも同じ傾向にあります。

にもかかわらず、民間企業では面接で評価されやすい女性が少なく、何故か男性の採用人数が多くなるのです。

一方で、公平に採用する公務員試験では、面接で評価されやすい女性が上位にいることが多いため、女性の採用者数が多くなります

このことからも、公務員試験が公平な試験であるからこそ女性の合格者が多くなったとも考えられます

まとめ(女性有利なのは事実!でもしっかり勉強しないと落ちる)

今回は、公務員試験は女性が有利なのかについて解説しました。

確かに、データから見ると女性は有利といえます。

ただ、100%合格できるというわけではないのでしっかり勉強する必要はあります。

女性が有利というのは事実かもしれませんが、そこに甘んじていると合格はもらえません。

目標に向かって努力しましょう!