公務員が感じるストレス6選【ストレスでリタイアした元公務員が厳選】
公務員って楽でストレスなんてないんじゃないの?
現役公務員だけどストレス感じているのは私だけ?
今回は、公務員のストレスをテーマに解説していきます。
公務員は世間からは楽なイメージでストレスなんて皆無と思われていることも少なくありません。
実際には公務員特有のストレスは結構あります。
私自身もストレスが原因で休職した経験があります。
そこで今回は「公務員が感じるストレス」についてご紹介していきます。
これから公務員になる人は、肝に銘じていただければと思います。
また、現役公務員は共感できる部分は多いと思います。
公務員が感じるストレス6選
公務員の仕事に関連するストレスは結構ありますが、多くの人に共通するストレスは次の7つです。
①独特な人間関係
②異動の多さ
③仕事の細かさ
④上司ガチャ
⑤住民対応
⑥年功序列
1つずつ説明しますね。
①独特な人間関係
公務員のストレスで1番大きいのは、「人間関係」です。
この人間関係が原因で公務員を辞める人が多いです。
そもそも公務員の人間関係は独特です。
というのも、公務員では横の部署と関わることは少なく、外とのつながりもないため非常に閉鎖的だからです。
閉鎖的がゆえに噂話はすぐ広まりますし、陰口や悪口なんて日常茶飯事です。
また、公務員は上司が絶対的に偉いと思っている人も多く、波風立てずに過ごしていくには上司に気に入られる必要があります。
合わない人や苦手な人がいたとしても無理してでも合わせながら仕事をしなければならず、だんだんとストレスを感じるようになります。
現役の頃何度「○○さんは△△のくせして□□」のような陰口を聞いたことか。
②異動の多さ
異動の多さも公務員特有のストレスになります。
公務員には大体3~4年程度で異動があります。
異動により次のようなことが起こります。
・新しく仕事を覚える必要がある。
・前の部署と仕事のやり方が違う
・人間関係がころころ変わる
公務員の異動は転職するのと同じとよく言われています。
仕事の内容も進め方も全く違うので、また覚えなおさないといけません。
また、せっかく良好に気づいてきた人間関係も一からやり直しです。
こんなイベントが短期間で繰り返されるので、ストレスはたまる一方です。
③仕事の細かさ
公務員の仕事はそこまで必要かってくらい細かいです。
・文字サイズやフォントの統一
・何するにも決裁が必要
・表現の仕方
代表的な例を上げましたが、まだまだたくさんあります。
そこまでやる必要あるってくらい細かいです。
上に説明する資料を作成している際「てのには」や「表現の仕方」で何時間も手直しすることもざらです。
対外的なものは確かに注意深く細かくチェックして仕事をするのは大事ですが、不必要な部分にまでそれを求められるとうんざりしますよね。
私の場合、「上司Aへの説明はこのフォントじゃないとダメ、上司Bは~」といわれたときは、正直うざく感じました。
④上司ガチャ
上司ガチャも大きなストレスな要因になります。
公務員は異動が多いので上司はころころ変わります。
上司によって仕事にしやすや精神的負担はとても変わってきます。
セクハラやパワハラをする上司もまだまだ少なくありません。
また、自分の思い通りにいかないとすぐ怒る上司もいます。
気分屋で昨日と今日で180度違う指示を出してくる人もいます。
これが、結構ストレスになります。
仮に人事に相談したとしても、その上司に注意してくれるだけでなんも改善につながりません。
⑤住民対応
これも結構公務員に多いじゃないでしょうか?
窓口業務をしていると、結構めんどくさい住民に出くわすこともあります。
最初のうちは変な奴がきたと笑っていられますが、毎日のように続くと精神的ストレスはすごいです。
私の知り合いにはクレーマーに粘着され毎日来庁するため対応していた結果、うつ病になってしまった人もいます。
⑥年功序列
公務員の世界は年功序列のため、仕事をしてようがしてまいが給料は変わりません。
そのため、「自分は一生懸命頑張っているのに、まともに仕事をしていないやつと同じ給料なのはおかしい」と思うようになります。
また、人事評価制度自体も、仕事の実績が給与にはあまり反映されないため、頑張った人が損する状況になってしまいます。
そのため、やる気のあるひとほどストレスを感じるようになります。
ストレスをためすぎるとやばい
ストレスを感じたら適度に解消するようにしましょう。
「運動をする」「カラオケに行く」「食べる」なんでもいいので仕事を忘れられるよりどころを作るようにしましょう。
あまりにストレスをためすぎると、最悪うつ病で休職や退職をせざる得ないことも起こりえます。
公務員に向いていないと思うのであれば転職も視野に
公務員特有のストレスは、当たり前ですが公務員でいる限り一生まとわりついてきます。
それを避けるために転職というてもあります。
私自身、公務員から転職してストレスフリーになったのであの時行動して良かったなと今でも思っています。
詳しくは以下の記事でご紹介しています。
とはいえ、公務員は「リストラがない」「安定している」など恵まれている職業でもあります。
そのため、転職をするか在籍し続けるかは慎重に考えたほうがいいです。