公務員が激務で辞めたい?【安易な転職はおすすめしません!】
毎日残業ばかりでつらい、、、
もう辞めたいよ、、、
今回はそんなあなたに向けて書いていきます。
公務員の仕事は「楽」というイメージがありますが、そんなことはなく激務な部署も多いです。
中には、公務員になったはいいものの残業続きで辞めたいと考える人は少なくないと思います。
結論から言ってしまいますと、辞めることは決して悪いことではなく、辞めたいのであれば辞めても問題ありません。
しかし、安易に辞めて転職するのはおすすめしません。
そこで、今回は
・公務員の仕事が激務で辞めるのをおすすめしない理由
・激務が理由で公務員を辞めても問題ない人
・公務員からの転職を成功させるためにするべきこと
についてご紹介します。
目次
公務員の仕事が激務というだけで辞めるのをおすすめしない理由
公務員の仕事が激務で辞めたいと感じるのは至って普通のことです。
私自身も激務部署に配属されたいことは、数えきれないほど辞めたいと思っていました。
ですが、激務だけが理由で公務員を安易に辞めるのはおすすめしません。
というのも、以下の3つの理由によります。
①異動すれば解決するから
②公務員は恵まれているから
③最悪休職しても問題ないから
単に激務だけを理由に辞めてしまうと後悔することになるかもしれません。
①異動すれば解決するから
1つ目の理由は「異動すれば解決するから」です。
公務員は非常に異動が多いのは周知の事実ですよね?
そのため、2~3年我慢すれば比較的短期間で激務部署から抜け出すことはできます。
また、激務部署から激務部署への移動は出世コースの職員以外あまり考えられません。
ですので、激務部署にいる間は割り切って仕事をし、異動の日が来るのを待つが賢明です。
②公務員は恵まれているから
2つ目の理由は「公務員は恵まれているから」です。
公務員の世界にいるとあまり実感はわきませんが、公務員は世間一般から比べると非常に恵まれています。
・問題を起こさない限りクビにならない
・毎年必ず昇給する
・ボーナスもしっかりもらえる
・カレンダー通りの休暇+夏季・年末年始休暇
・その他休暇制度もそろっている
・福利厚生が大企業並み
・社会的信用が高い
あげたらきりがありません。
こんなにそろっているのは一部の大企業しかないと思います。
激務が理由だけでこれらの恵まれている大部分を捨ててしまうのは少しもったいないかと思います。
③最悪休職しても問題ないから
3つ目は「最悪休職しても問題ないから」です。
いくら公務員が恵まれているからと言って、激務がつらくて精神的に参ってしまう人もいるでしょう。
そんな人は、最悪休職してしまうことで激務部署から離れることができます。
公務員の病気休暇制度は非常に優れています。
・最初の3か月は有給の休暇(病気休暇)
・3か月経過してもよくならない場合は最大3年間の病気休職が取得可
・病気休職でも1年経過までは給料の80%支給
・1年経過後も共済からある程度のお金をもらえる
民間だと、給料が出ないことがほとんどですが、公務員では給料をもらいながら休むことができます。
また、復帰時には楽な部署に異動することができます。
公務員にはこういった恵まれた休職制度もあるので、激務が理由だけで辞めるのはおすすめしません。
激務が理由で公務員を辞めても問題ない人
これまで激務を理由に公務員は辞めないほうがいい理由についてご紹介しましたが、中には辞めても問題ない人もいます。
それは、激務以外にも公務員を辞めてい理由がある人です。
・新しいことに挑戦したい
・公務員独自の細かいルールなど公務員自体が自分に合わない
・もっとお金を稼ぎたい
・前例踏襲が苦手
・閉鎖的環境があわない
・年功序列に納得できない
こういった理由は、公務員でいる限り向き合わなくてはいけません。
つまり、激務部署から離れたところで辞めたい気持ちに変化は起きないのです。
ですので、激務以外に辞めたい理由がある人は辞めても問題ないことのほうが多いです。
むしろ、年齢を重ねていったときに辞めなかったことを後悔するかもしれません。
公務員からの転職を成功させるためにするべきこと
最後に公務員からの転職を成功させる方法についてご紹介します。
2パターンに分けてご紹介します。
パターン1:今すぐ転職したい人
激務がつらくて今すぐ転職したい人は、とにかくすぐに行動に移すことが必要です。
では、具体的にどんな行動をすればいいのかというと、
・転職理由の整理
・転職エージェントの利用
の2つです。
①転職理由の整理
まず重要なのが転職理由を整理することです。
というのも、「どんな働き方をしたいのか」、「どんなキャリアパスを望むのか」などを整理することでその理由に合った業界や職種を見つけやすくなるから。
また、転職理由が明確になっているほど、転職後のミスマッチも起こりづらく後悔することが少なくなります。
そして何よりこの転職理由が面接の場で深堀されるので、初めのうちになんとなくでも整理しておくことで後々楽になります。
関連記事:【公務員からの転職】転職理由が明確になれば転職成功への大きな一歩です
具体的には、以下の順序で整理するのがおすすめです。
①なぜ辞めたいのか?なぜ転職したいのか?(転職・退職理由)
②何をしたいのか?何ができるのか?(転職理由・自己分析)
③どんな働き方をしたいのか?(キャリア設計)
④将来どうなりたいのか?(キャリア設計)
⑤上記を解消できる業界・企業はどこか?(業界分析)
⑥その業界・企業で求められているスキル・経験は何か?(業界分析)
②転職エージェントを利用する
そして2つ目のポイントが「転職エージェントを利用する」ことです。
というのも、次の4点の理由によります。
・求人の選定
・志望動機などのブラッシュアップ
・情報収集
・公務員の支援の実績が豊富
①求人の選定
自分1人で進める場合、数多くある求人の中から自分に合った求人を探すのは非常に大変です。
また、ブラック企業を見抜くのは難しいですよね。
せっかく下準備をしたのにブラック企業に転職になってしまったら元も子もないです。
この点、転職エージェントでは、希望やスキル・経験から自分に合った求人を紹介してくれます。
また、転職エージェントが保有する求人はブラック企業であることが非常に少ないです。
というのも、求職者をブラック企業に転職させてしまい、それが口コミで広がってしまうとビジネスが成り立たなくなるためです、
ですので、転職エージェントでは極力ブラック企業を排除するようにしているのです。
そのため、転職エージェントを利用することでスムーズかつ良い企業への転職がしやすくなります。
②志望動機などのブラッシュアップ
転職エージェントでは、自己PRや志望動機などを少しでも魅力的に企業の採用担当者に伝わるように一緒にブラッシュアップしてくれます。
そのため、実際の面接においても面接官から好印象を持たれるようになります。
また、企業ごとに書類をどんな内容にすればいいのかアドバイスをくれるので、書類審査の面においても通りやすい書類を簡単に作成できるようになります。
③情報収集
転職エージェントは、情報収集の面においても非常に役立ちます。
というのも転職エージェントでは、採用担当者のみならず現場やトップともパイプを持っていることが多いためです。
そのため、求人票だけでは分からないリアルな社内の様子や空気について聞くことができるので、企業選びや面接対策に役立ちます。
また、面接が決まると「企業の採用担当者がどういった点を重要視しているか」や、過去の傾向から「どういった質問が多いか」などを教えてくれます。
そのため、自分1人でや転職活動をするより遥かに効率良く、要点を押さえて面接に臨むことができます。
④公務員の支援の実績が豊富
転職エージェントでは、今まで数多くの公務員の転職を支援しています。
そのため、公務員からの転職を成功させるノウハウや経験が蓄積されています。
これらは結構貴重で、自分一人で進めていては決して手に入らない情報です。
事実、私の周りで公務員から転職をした人のほとんどは転職エージェントを利用していました。
まあ、転職エージェントを利用している人ほど次の仕事が決まるのが早かったです。
無料で利用できるので、話をだけ聞くだけでも価値はあります。
パターン2:まだ少し余裕のある人
激務で辞めたいけど、まだ余裕はあるって人はスキルを先に身につけてしまいましょう。
というのも、スキルを身につけることで人材価値は高まり公務員からであっても不利なく転職できるから。
公務員からの転職が難しいのは「スキルがない」からです。
裏を返せば、スキルさえあれば問題ないのです。
実際に私もスキルを身につけたことで、そこまで苦労をせずに次の仕事を見つけることができました。
関連記事:【体験談】スキルを身につけたら公務員からでも民間に簡単に転職できた話
そもそも、スキルは比較的短期間で習得可能ですので、むしろ習得しないほうが損をします。
具体的には次のような感じです。
・外資系→語学力、TOEICなど
・IT系→プログラミング、WEBデザイン、WEBマーケティングなど
・その他業種→その業界に必要な資格など
とにかく公務員をやめたいけど、何のスキルを身につければ良いかわからない
そんな方には、これから伸びるIT系のスキルを身につけることがおすすめです。
具体的には「プログラミング」「WEBデザイナー」「WEBマーケティング」です。
この3つは、本業にしても需要がありますし、将来的に独立してフリーランスの選択肢もとれるスキルです。
また、これらのスキルはスクールに通うことで、スキル習得だけでなく転職支援がついていたりと手厚いサポートがうけられます。
なかには、転職成功率98%のスクールもありますよ。
もしプログラミングスクール等に興味がある方は、以下記事をぜひ覗いてみてください。
まとめ
激務で公務員を辞めたい人は、その辞めたい理由が「激務だけ」なのか「激務に加えて他の要素もあるのか」を整理してみるといいです。
もし、「激務」だけが理由なのであれば、辞めないほうがいいです。
というのも、異動で解決する悩みだから。
一方で、激務に加えて他の要素もある場合は辞めたほうがいい場合のほうが多いです。
というのも、公務員でいる限り解消しない悩みだから。
今回の記事が激務に悩むあなたの参考になればうれしいです。