公務員を1年目で辞めたい?なら辞めても問題ない3つの理由

2021年9月20日

公務員1年目だけどもう辞めたい、、、
辞めても大丈夫なのかな、、、
転職できるかも心配、、、

今回はそんなあなたに向けて書いていきます。

安定した職業で常に上位で人気の公務員。

せっかく一生懸命勉強して公務員になったのに、1年経たずして「辞めたい」と感じるひとも少なくないと思います。

私自身もそうでして、辞めたいという気持ちを常に抱えながら働いていましたが、ついに4年目に退職をしています。

しかし、そんな人の中にも「公務員を本当に辞めて大丈夫なのか」「転職できるか不安だ」という人もいるはず。

そこで今回は、

・公務員1年目が辞めたくなる理由
・公務員を辞めたいなら辞めても問題ない理由
・公務員からの転職手順

についてご紹介していきます。

冒頭にもお話ししましたが、私自身も常に辞めたいと悩んでいました。

同じ思いを抱えているあなたの参考になればと思います。

公務員1年目が辞めたくなる5つの理由

公務員になってすぐの1年目の職員が辞めたくなる理由は人それぞれですが、大きく分けると以下の5つになると思います。

①人間関係に悩んでいる
②残業に悩んでいる
③仕事ができない
④公務員の組織・仕事に違和感を感じている
⑤やりたいことができた

①人間関係に悩んでいる

1つ目の辞めたい理由が「人間関係に悩んでいる」ことです。

・パワハラやセクハラ
・すぐ怒る上司
・仕事を聞いても教えてくれない先輩

安定している公務員といえども人間関係の悩みはつきものです。

苦労して公務員になったのにも関わらず周りの人間に恵まれないと、やる気もそがれますし酷いときには仕事に行きたくないと感じることも珍しくありません

特に、1年目となれば公務員の組織や仕事に慣れていないこともあり、そこに人間関係の悩みが加わることで余計に辞めたいと感じる傾向にあるようです。

②残業の多さに悩んでいる

2つ目は「残業の多さに悩んでいる」です。

公務員の仕事は楽で定時に帰れるイメージがありますが、事実はそうではありません。

確かに定時で帰れる部署もありますが、ほとんどの場所では残業はあります。

中には、毎日深夜まで残業がある部署もあります。

そういった部署に配属されてしまうと、平日はプライベートもなく帰って寝るのが精いっぱいということも多く、次第に精神的につらいと感じるようになります。

特に、プライベートを充実させたいと公務員になった人ほど、その残業の多さにギャップを感じ辞めたいと感じます。

③仕事ができない

3つ目の理由が「仕事ができない」ことです。

・仕事でミスばっかりしてしまう
・仕事が遅くて怒られてばっかり

などと仕事が出来ずつらいと感じる人は多いです。

特に「仕事が遅い・ミスをする→怒られる→落ち込む→またミスをする→怒られる」のループにはまってしまうと、「もう辞めたい」としか考えられなくなる傾向にあります。

④公務員の組織・仕事に違和感を感じている

4つ目の理由が「公務員の組織・仕事に違和感を感じている」です。

・ムダで非効率な仕事が多い
・縦割り過ぎて同じ担当でも他の人がやっている仕事がわからない
・内向きの仕事ばかりでやりがいが持てない
・自分の価値観と合わない
・細かすぎるルール
・スピード感が皆無

前例踏襲主義

など、公務員の仕事に違和感を感じる人は辞めたくなる傾向にあります。

⑤やりたいことができた

5つ目は「やりたいことができた」です。

これは言うまでもありませんが、やりたいことができた人は公務員を辞めたいと感じます。

というのも、公務員でいる限りその思いは叶えられませんからね。

上記の理由で公務員を辞めても問題ないの?

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これまで5つのパターンに分けて公務員1年目の人が辞めたいと感じる理由についてご紹介しました。

そこで、気になるのがこれらの理由で辞めても問題ないのかだと思います。

結論としては、どの理由で辞めても問題ありません

とはいえ、もう少し公務員を辞めるのを我慢したほうがいい理由もあります。

それは①~③の理由です。

というのも、

①人間関係に悩んでいる②残業に悩んでいる
異動すれば大抵解決される悩み

③仕事ができない
1年目が仕事できないのは当たり前の話

だからです。

ですので、「公務員そのものが無理!」ではない限り公務員を続けるのが賢明だと思います。

関連記事:新人公務員が仕事ができなくてつらい?辞めたい?そんなの気にしなくていい3つの理由

反対に、④⑤の理由に人は今すぐ辞めても問題ありません

関連記事:公務員を辞めたい新卒必見!公務員を辞めたほうがいい人辞めないほうがい人

公務員1年目でも辞めたいなら辞めても問題ない3つの理由

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公務員を辞めないほうが良い人もいますが、本当に辞めたいなら辞めても問題ないと思います。

というのも以下の3つの理由によります。

①感じた違和感は残り続ける
②若ければ若いほど転職しやすい
③嫌な仕事を続けるのはしんどい

①感じた違和感は残り続ける

1つ目の理由は「感じた違和感は残り続ける」ことです。

公務員を辞めたいと感じているあなたは、公務員の何かしらに違和感を感じていることでしょう。

しかし、その違和感はこの先も解消される可能性というのは非常に低いです。

というのも、公務員は巨大組織であるが故に急激に仕事のやり方や環境等が変化することはないから。

そのため、違和感を感じながらも公務員を続けていくためには、その違和感に慣れるしか解消法がないのが現実です。

とはいえ、違和感をごまかしながら働くのは、モチベーションや仕事の満足度などに対しマイナスの影響しかありません。

だったら自分の望む環境に移ってしまうのが一番です。

私自身も違和感は今後も解消されないだろうと4年目にして気づき転職を決意しています。

②若ければ若いほど転職しやすい

2つ目の理由が「若ければ若いほど転職しやすい」からです。

転職市場では「若さ」が武器になります。

それは、転職では不利と言われている公務員であっても同様です。

一般的に公務員から民間企業に転職したいとなると、「スキル」「公務員体質」から難しくなることが多いです。

一方で20代の場合は話が変わり「若さ」を武器にできるため、どんな職種であろうと転職できるチャンスは十分にあります。

というのも、若ければ若いほど体力や吸収力もあるため「ポテンシャル」を見込んで採用してくれることが多くなるから。

また、20代であればスキルを身につけて独立という選択肢もできます。

転職や独立のどちらにしてもチャレンジをするなら20代がベストになります。

仮に失敗したとしてもやり直しがきくからです。

実際に私自身も公務員を辞めて1年ほどフリーランスをやっていましたが正直失敗しました。

ですが、20代であったからこそ次の仕事を容易に見つけることができ今では満足する仕事を出来ています

③嫌な仕事を続けるのはしんどい

3つ目の理由が「嫌な仕事を続けるのはしんどい」です。

もし、あなたが20代だとすると少なくとも定年まで40年ほどその仕事を続けなくてはいけません。

そんな長期間我慢できますでしょうか?

嫌な仕事を長期間続けるのはストレスが溜まります。

最悪、メンタルを病んでしまうこともあります

そのため、合わない環境で働くよりも早々に転職等して軌道修正してしまうことをおすすめします。

公務員1年目からの転職手順

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新卒の公務員からの転職の手順としては以下の通りです。

step1:転職理由を明確にする
step2:キャリア設計&自己分析
step3:スキルを身につける(飛ばしてもOK)
step4:転職エージェントに登録

step1:転職理由を明確にする

一番最初にやるべきことは、「転職理由をはっきりさせる」ことです。

というのも、この転職理由を明確にすることで「本当に公務員を辞めるべきか」の整理ができます。

また、どういった理由で転職したいのかが決まれば、それを解消できる転職先候補も自然とわかってきます

そうすれば、その転職先で必要なスキルもわかってきます

さらにこの転職理由は、実際の選考においても非常に重要な役割を持っているのでこの段階ではっきりさせておくことが大切になります。

特に新卒公務員の場合、短期での離職になるため「転職理由」はかなり突っ込まれますのでこのステップは大事にしましょう

詳しい手順は上記の記事でもご紹介していますが、次の通りに整理すればとりあえずは十分です。

①なぜ辞めたいのか?なぜ転職したいのか?(転職・退職理由)
②何をしたいのか?(転職理由)
③どんな働き方をしたいのか?(キャリア設計)
④将来どうなりたいのか?(キャリア設計)

⑤上記を解消できる業界・企業はどこか?(業界分析)
⑥その業界・企業で求められているスキル・経験は何か?(業界分析)

step2:自己分析

転職理由が明確になったら次は「自己分析」になります。

自己分析では、「自分の強み・弱み」「どういった経験があるのか」「スキルは十分にあるか」など自分のこれまでの経験を棚卸します。

step3:スキルを身につける

このステップは、公務員1年目であれば若さを武器にできるため飛ばしても問題ありません。
転職に不安のある人は、このステップを踏むことで成功率が上がりますよ。

次に重要なのは行きたい業界に必要なスキルを身につけることです。

例えばIT業界であれば、プログラミングやWEBデザイン、WEBマーケティングといった感じです。

スキルのない状態で転職しようとすると、ほとんどの人が失敗します。

企業の中途採用には1つの枠に対して多くの人が応募してきます。

もちろんこの応募者の中には、民間経験者が多数います。

すると、これといったスキルのない公務員は民間経験者には簡単に負けてしまうのです。

そのため、スキルを身につけてから転職活動を始めることで転職難易度は段違いに変わってきますし、成功させやすくなります

具体的にどんなスキルを身につけるといい?

では、具体的にどんなスキルを身につければいいのか。

さきほども説明しました通り自分が行きたいと思う業界や職種に必要なスキルです。

例えば、以下の感じです。

・外資系企業→TOEIC
・経理職→簿記
・エンジニア→プログラミング
・WEBデザイナー→WEBデザイン
・WEBマーケター→WEBマーケティング

とはいえ、まだ具体的に決まってない人もいるかと思います。

そんな人はIT系のスキルをおすすめします。

関連記事:公務員から転職するならIT業界一択!3つの理由と転職成功の秘訣を紹介します。

step4:転職エージェントに登録

最後のステップが「転職エージェント」を利用することです。

正直、転職市場で不利な立場にある公務員が1人で転職活動をするのには限界がありますし、非常にきついです。

そのため、転職のプロに頼るのが1番です。

無料で利用できるので登録して損はないです

そもそも、転職エージェントを利用するメリットして次の4つがあります。

・求人の選定
・志望動機などのブラッシュアップ
・情報収集

・公務員の支援の実績が豊富

①求人の選定

自分1人で進める場合、数多くある求人の中から自分に合った求人を探すのは非常に大変です。

また、ブラック企業を見抜くのは難しいですよね。

せっかく下準備をしたのにブラック企業に転職になってしまったら元も子もないです。

この点、転職エージェントでは、希望やスキル・経験から自分に合った求人を紹介してくれます。

また、転職エージェントが保有する求人はブラック企業であることが非常に少ないです。

というのも、求職者をブラック企業に転職させてしまい、それが口コミで広がってしまうとビジネスが成り立たなくなるためです、

ですので、転職エージェントでは極力ブラック企業を排除するようにしているのです。

そのため、転職エージェントを利用することでスムーズかつ良い企業への転職がしやすくなります。

②志望動機などのブラッシュアップ

転職エージェントでは、自己PRや志望動機などを少しでも魅力的に企業の採用担当者に伝わるように一緒にブラッシュアップしてくれます

そのため、実際の面接においても面接官から好印象を持たれるようになります。

また、企業ごとに書類をどんな内容にすればいいのかアドバイスをくれるので、書類審査の面においても通りやすい書類を簡単に作成できるようになります。

情報収集

転職エージェントは、情報収集の面においても非常に役立ちます

というのも転職エージェントでは、採用担当者のみならず現場やトップともパイプを持っていることが多いためです。

そのため、求人票だけでは分からないリアルな社内の様子や空気について聞くことができるので、企業選びや面接対策に役立ちます。

また、面接が決まると「企業の採用担当者がどういった点を重要視しているか」や、過去の傾向から「どういった質問が多いか」などを教えてくれます。

そのため、自分1人でや転職活動をするより遥かに効率良く、要点を押さえて面接に臨むことができます

④公務員の支援の実績が豊富

転職エージェントでは、今まで数多くの公務員の転職を支援しています。

そのため、公務員からの転職を成功させるノウハウや経験が蓄積されています。

これらは結構貴重で、自分一人で進めていては決して手に入らない情報です。

事実、私の周りで公務員から転職をした人のほとんどは転職エージェントを利用していました。

まあ、転職エージェントを利用している人ほど次の仕事が決まるのが早かったです。

無料で利用できるので、話をだけ聞くだけでも価値はあります。

おすすめの転職エージェントを知りたい!

おすすめの転職エージェントについては以下の記事でご紹介しています。