公務員を辞めてはいけないは真実?辞めるなら慎重かつスピーディーに
公務員になってみたけど想像と違うから辞めたいな。
でも、周りから公務員を辞めてはいけないって止められるしな、、、
今回はそんなあなたに向けて記事を書いていきます。
安定の職業として人気の公務員ですが、いざなってみると想像と違いそのギャップから辞めたいと思う人は少なくないと思います。
ですが、周りからはよく「公務員を辞めてはいけない」と言われることも多いですよね。
結論から言ってしまうと、公務員を辞めてはいけない理由なんて1つもありません。
実際に公務員を辞めた友人や私自身も後悔をしていることはほとんどありません。
そこで今回は、
・公務員をやめてはいけないと言われている理由
・(実体験)公務員を辞めても問題ない話
・公務員を辞めていい人、辞めてはいけない人
・公務員を辞めるなら慎重かつスピーディーに
についてご紹介します。
目次
公務員をやめてはいけないと言われている理由
公務員を辞めてはいけない理由としてよく以下のものが言われています。
・仕事が楽(ノルマがない)
・雇用が安定している
・給与が安定していてかつ高い
辞めてはいけない理由①仕事が楽(ノルマがない)
1つ目の理由は「仕事が楽」なことです。
・ノルマがない
・定時に帰れる
この辺でしょうかね。
公務員は「利益を追求する」組織ではないためノルマはありません。
また、部署によっては残業はありますが、定時で帰れる部署も多いです。
一方で民間企業では、ノルマや数字が求められ時には長時間残業を強いられるということもあります。
中には、残業代は出ずサービス残業なんてこともあります。
そのことから「ノルマがなく」「定時で帰れる」コスパの良い公務員を辞めるのは良くないと言われています。
辞めてはいけない理由②雇用が安定している
2つ目の理由は「雇用が安定している」ことです。
・倒産がない
・不祥事を起こさない限りリストラもない
公務員は法律によって守られており、よっぽどのことがない限り「倒産」や「リストラ」もありません。
一方で民間企業では、経済不況や需要減などで会社の売れ行きが悪くなったり普通に倒産やリストラはあり得ます。
そのため、わざわざリスクを犯してまでも公務員を辞めるのはアホだということになります。
辞めてはいけない理由③給与が安定していてかつ高い
3つ目の理由は「給与が安定していてかつ高い」ことです。
公務員の給与の特徴としては次のような特徴があります。
・毎月決まった額が支給される
・ボーナスも必ず支給されカットされることはほとんどない
・どんな職員でも毎年昇給する
・給料が高い
・退職金も大企業並み
一方で、民間企業の場合会社の業績次第では給料が下がったりボーナスがカットされます。
また、昇給についてもどれだけノルマをこなしたかなど個人の業績が関与してくるので、昇給なしということもあります。
このことから、仕事をしなくても昇給し安定した給料をもらえる公務員を辞める意味が分からないってところでしょうか。
(実体験)公務員を辞めても問題ない話
これまで公務員を辞めてはいけな理由についてご紹介しました。
ですが、正直こういった理由は気にしなくて問題ないと思います。
というのも、実際に公務員を辞めても後悔している人は少ないから。
こういった理由は、世間一般の勝手なイメージであると思います。
事実私が公務員として働いて思ったことを加えるのであれば以下のようになります。
・仕事が楽(ノルマがない)
→ノルマがないのはそうですが、仕事が楽なのは昔のイメージ。長時間残業やサービス残業だってあり得る。
・雇用が安定している
→現状はその通りだが人口減少、不況などにより将来どうなるかは分からない。
・給与が安定していてかつ高い
→給料が高いのはある程度年齢を重ねてから。むしろ若いうちは民間企業より安いことがほとんど。
いくら仕事を頑張っても給料は増えないし、今後給料が下がる可能性だってある。リスクヘッジの副業もできない。
確かに、公務員は恵まれている職業ではあります。
しかし、本当に辞めてでもやりたいこと実現したいことがあるのであれば、それに従うべきだと思います。
公務員を辞めてはいけない人
「公務員を辞めてはいけない」は気にしなくていいですが、中には本当に辞めないほうが人もいます。
そういった人の特徴は次の通りです。
全員がそうというわけではありませんが、転職できたとしても苦労して後悔することが多い傾向にあります。
・ルーティーンワークが得意で黙々と仕事をするのが好きな人
・失敗をおそれて挑戦できない人
・指示がないと動けない人
・マニュアルがないとうごけない人
もちろん上記の特徴に該当していても民間で活躍をしている人もいるため、あくまでも参考程度で読んでいただければと思います。
①ルーティーンワークが好きな人
確かに民間企業でもある程度ルーティンワークは存在しますが、公務員ほどではありません。
自分で考えて仕事をすることも多々あります。
そのため、定型的な仕事を黙々こなすのが好きな人は民間企業には向いていないでしょう。
②失敗をおそれて挑戦できない人
民間企業は公務員と違い「利益」を追求します。
その「利益」のために、常にどのように改善・行動をすれば良いか考え形にしていくこと求められます。
そのため、失敗を顧みずに新しいことに挑戦するマインドが必要です。
公務員のように与えられた仕事をたんたんとこなすのが好きという方は、転職をしないほうがいいです。
③指示がないと動けない人
公務員の仕事をしていると、指示待ちで動くことがおおいですよね。
しかし、民間企業では指示待ちの人材は使い物になりません。
民間企業では自分で考えて行動することが必要になってきます。
そのため、指示がないと何をしたらいいかわからない人は公務員のままでいた方がいいです。
④マニュアルがないとうごけない人
公務員の仕事は、決まった方法やりかた等のマニュアルがあり、それに基づいて行うことが多いと思います。
しかし、民間企業にはむしろ業務におけるマニュアルそのものが存在しないことの方が多いです。
そのため、自分で考えて仕事をする場面も多々あります。
マニュアルに基づいて仕事を進めたい方は公務員のままいたほうがいいです。
公務員を辞めても問題ない人
では逆に、公務員を辞めても問題ない人はどんな人でしょうか。
それは以下の通りです。
・能力に見合った給料がほしい人
・自分で仕事を作っていきたい人
・公務員の仕事にやりがいを感じない人
①能力に見合った給料がほしい人
公務員は年功序列のため、いくら頑張っても給料に反映されません。
そのため、頑張り次第で給料を上げたい方は民間企業に転職することをおすすめします。
こういった人には、公務員では実力以下の給料なこと多いので、非常にもったいないです。
実際に私の周りの知り合いは民間に転職して給料が上がった人が多いですし、活躍もしています。
②自分で仕事を作っていきたい人
公務員の仕事は法律や条例で決められてるし、何かするのにも上司の決定が必要で自ら新しい仕事をすることってほとんど不可能ですよね?
そのため、自分から仕事を作っていきたい人には物足りない環境かと思います。
こういった人は、民間企業に転職したほうがいいです。
公務員に居続けてもいいことはありません。
また、こういったタイプの人は自ら進んで行動できる人が多いため民間でも活躍できますよ。
③公務員の仕事にやりがいを感じない人
公務員の仕事にやりがいのない人も今すぐ転職をしたほうがいいです。
やりがいのないの仕事をし続けるのは非常にきついです。
ただ、公務員になった理由が仕事以外の給料であったり、安定性であったりする場合は民間企業に転職すると後悔するかもしれません。
公務員を辞めるなら慎重かつスピーディーに
公務員を辞めたい場合、慎重かつスピーディーにすることをおすすめします。
というのも、考えなしに転職すれば後悔しますし、年齢を重ねてしまうと転職がしづらくなるからです。
ですので、公務員を辞めたいと悩んでいるのであれば、まずは「転職理由」から考えることをおすすめします。
関連記事:【公務員からの転職】転職理由が明確になれば転職成功への大きな一歩です
そうすれば、「本当に公務員を辞めるべきなのか」「転職先はどこの業界・職種がいいのか」「転職に必要なスキルはあるか」などが見えてきます。
そのうえで、公務員を辞める決断ができたのであればすぐに行動に移すようにしましょう。
具体的な公務員からの転職については以下の記事でご紹介しています。
まとめ
今回は公務員は辞めてはいけないのかについてご紹介しました。
公務員は安定して恵まれている職がゆえに、周りからすると辞めてはいけないと思われます。
ですが、公務員を辞めるというのは別に絶対ダメというものではありません。
公務員を辞めてまでも実現したいことやりたいことがあるのであれば問題ないです。
今回は以上です。