30代でも公務員に転職できる？←可能だが難しいかもしれない
今30代で公務員への転職を考えているんだけど、そもそも転職できるの？
今回はそんなあなたに向けて書いていきます。
公務員に転職したい30代の人は少なくないと思います。
そんな人たちが気になるのが、「そもそも30代で公務員に転職できるのか」「公務員への転職は難しいのか」ですよね。
そこで今回は
・30代でも公務員へ転職できるのか
・30代で公務員になるための2つの試験枠
・経験者採用は難しい
・公務員に転職したいならまず情報収集を
についてご紹介していきます。
目次
30代でも公務員へ転職できるのか
結論から言ってしまうと、30代であっても公務員に転職することは可能です。
公務員の採用は意外と間口が広く、幅広い人が受験することができます。
そのため、30代であっても公務員に転職できる可能性は十分にあります。
実際に私の同期にも30代の職員がちらほらといました。
30代で公務員になるための2つの試験枠
30代で公務員に転職したい場合、次の2つの試験枠があります。
①一般人枠
②経験者枠
一般枠が年齢と卒業区分の要件さえクリアしていれば誰でも受験できるのに対し、経験者枠は職務経験も要件になってきます。
通常一般枠は29歳までと対象にしている自治体が多いですが、中には35歳まで受験できるといった自治体も存在します。
また、一般枠は難易度はそこまで高くなく倍率も高くないため、しっかり勉強すれば合格することは容易です。
一方で、社会人枠は職務経験が求められる上に採用人数も少ないため、一般枠に比べると難易度は上がってしまいます。
この2つの試験枠を簡単にまとめると以下のようになります。
| 一般枠 | 経験者枠 | |
|---|---|---|
| 受験要件 | ~29歳 ※自治体によって違いあり | 30歳～+職務経験 ※自治体によって違いあり |
| 倍率 | 3~5倍 | 10倍以上 |
| 試験内容 | 教養試験、専門試験、論文試験、面接試験 | 教養試験、論文作文試験、経験論文試験、面接試験 |
| 面接 | 易 | 難 |
詳しい違いについては以下の記事も合わせてご覧ください。
＞＞＞＞【公務員への転職】一般枠と社会人枠どっちで受ける？【徹底比較】
公務員の経験者採用は難しいと思う３つの理由
公務員の経験者枠が難しいと思う理由は以下の３つです。
①倍率が高い
②ライバルの質の違い
③面接が勝負になる
①倍率が高い
公務員の経験者枠が難しいと思う1つ目の理由が「倍率が高い」ことです。
公務員の経験者採用は職種によっては、倍率が高い傾向にあります。
一般枠では３～５倍程度のことがほとんどですが、経験者採用となると10倍近くに上がります。
上記は、特別区と国家公務員の経験者採用の実施状況になります。
ご覧の通り、倍率は高く事務職では10倍を超えています。
ライバルが多い分難易度はあがります。
②ライバルの質の違い
公務員の経験者枠が難しいと思う２つ目の理由が「ライバルの質の違い」ことです。
公務員の経験者採用は、ライバルの質も高いことが多いです。
一般枠には学生も多く受けることから、競争相手はそこまでレベルの高くはありません。
一方で経験者採用では、前職でいい成績を上げた人などライバルも強くなってしまいます。
そのため、いかに自分が魅力的な人材であるかが、合否の分かれ目になる分難易度も高くなります。
③面接が勝負になる
公務員の経験者枠が難しいと思う３つ目の理由が「面接が勝負になる」ことです。
経験者採用は、一般枠と比べると筆記試験については負担も少なく正直そこまで難しくありません。
一方で面接になると話は変わってきます。
一般枠の場合、筆記である程度得点を取ってしまえば、あとは面接でハキハキ話せれば何とかなることが多いです。
ですが、経験者採用の場合、「即戦力」や「どれだけのメリットを与えてくれる人材か」が重視されるため、より成果を挙げられそうな人が好まれます。
そのため、面接での一発勝負になりがちな経験者採用枠は難しいかなと思います。
公務員に転職したいならまず情報収集を
一般人枠と社会人枠のどちらで受験するにしてもまず情報収集から始めることをおすすめします。
というのも、自治体によって受験資格や倍率、試験内容は異なってきます。
それにより、戦略も変わってきます。
もしかしたら社会人枠でしか受験できないと思っていたけど一般人枠で受験できる自治体もあったりするかもしれません。
ですので、まず情報収集から始めることをおすすめします。
その後の流れについては以下でご紹介しています。
効率よく情報収集したい方は
そんな方には公務員予備校のクレアールが作っている「公務員転職ハンドブック」がおすすめです。
この冊子には、社会人から公務員を目指すにあたって必要な情報がすべて詰め込まれています。
具体的には次の通りです。
- 各試験の受験資格やスケジュール
- 区分や職種などの基本情報
- 各種試験の例題
- 社会人から公務員合格体験記
- 公務員への転職に関するQ&A
数量限定ですが、無料でもらえるので非常におすすめです。
正直この一冊さえ持っていれば、情報収集は十分なくらいできます。
公務員転職ハンドブックの請求はこちらから↓