うつ病の公務員は転職と復職どっちがベスト?
公務員をうつ病で休んでいるけど、転職するか復職するか悩んでいる、、、
どっちがいいんだろう
今回はそんなあなたに向けて書いていきます。
公務員の世界では、様々なストレスからうつ病になってしまう人は珍しくありません。
中には休職といったことになる人もいます。
そういった人にとって症状が回復してきた時に、復職するべきか転職するべきかとても悩む部分ではあります。
とはいえ、苦労して公務員になったのにそれを手放すという選択肢を取るのも難しいのも事実です。
そこで今回は
・公務員はうつ病になる人が多い
・公務員がうつ病になりやすい原因
・うつ病で休職した公務員は転職すべき?復職すべき?
・実際にあった事例
・うつ病だった公務員からでも転職できるよ
についてご紹介しています。
公務員はうつ病になる人が多い
まず前提として、公務員はうつ病になってしまう人は多いです。
というのも、公務員特有のストレスが大きいから。
>>>>公務員が感じるストレス6選【ストレスでリタイアした元公務員が厳選】
ですので、今現在うつ病になってしまった公務員の人は全然不思議な話ではありません。
公務員がうつ病になりやすい原因
公務員がうつ病になる原因は様々ありますが、以下の理由によることが多いです。
①真面目な人が多いから
②理不尽なクレームが多いから
③部署異動が多すぎるから
④独特な人間関係があるから
公務員がうつ病になりやすい原因①真面目な人が多いから
公務員がうつ病になりやすい原因の1つ目は「真面目な人が多いから」です。
けっして真面目に働くのことが悪いことではありませんが、公務員の人は真面目すぎるがゆえに仕事をなんでも一人で抱えてしまう傾向にあります。
こういった人は忙しくない部署ならまだしも、激務の部署になったら、一人で抱え込みどんどん仕事をこなそうとしてしまうことが多々あります。
そのため、知らず知らずのうちにメンタルがやられてしまうことがあるのです。
公務員がうつ病になりやすい原因②理不尽なクレームが多いから
公務員がうつ病になりやすい原因の2つ目が「理不尽なクレームが多い」ことです。
公務員と民間の大きな違いは、住民と直接かかわる窓口があることです。
窓口にくる住民の中には暴言とも思う理不尽なクレームを言ってくることがあります。
・誰のお金で生活ができてると思ってんだ
・税金泥棒
・楽な仕事ばっかしやがって
こんな理不尽なクレームは日常茶飯事です。
私なんか国が打ち出した政策のクレームを電話越しに延々と聞かされたことがあります。
こういった理不尽なクレームを受けているうちにメンタルがやられてしまう人がおおいです。
公務員がうつ病になりやすい原因③部署異動が多すぎるから
公務員がうつ病になりやすい原因の3つ目は「部署異動が多すぎるから」です。
公務員は、2~3年ごとに部署異動があります。
この部署異動が結構厄介です。
というのも、部署異動によって、
・周りの人間関係
・仕事内容
がガラリと変わります。
つまり環境が180度変わってしまうのです。
公務員の部署異動は転職といわれるほど仕事内容は変わるので、精神的負担は大きいです。
そのため、これまでは何ともなかったような人でも部署異動後にメンタルをやられてしまう人もいます。
公務員がうつ病になりやすい原因④独特な人間関係があるから
公務員がうつ病になりやすい原因の4つ目は「独特な人間関係」です。
公務員の人間関係はとても閉鎖的です。
というのも、公務員は外部とは関係を持つことは少ないからです。
また、縦割りなこともほとんどで日々顔を合わせる職員は決まってきます。
そのため、閉鎖的で狭い人間関係になりがちになります。
そうなると、人の噂話はすぐに他の職員にも広まりますし派閥ができたりします。
中には、表面上では良くしていても裏では陰口を言っている職員もいたりします。
そんな狭い人間関係でうまくやっていくのは難しく、悩む人が多くなります。
短期間で異動があるとは言え結局は同じ組織内でグルグルしてるだけなので、また同じ担当になってしまう可能性も十分にあります。
そのため、どんな人とでも上手くやっていくことが必要になり悩む人が多いです。
関連記事:公務員の人間関係で悩む人続出?その理由は?【けど安易な転職はおすすめしません】
他にも公務員がうつ病になりやすい原因は多い
これまで公務員がうつ病になってしまう要因についてご紹介しましたが、細かいところまでみると他にもあります。
・議員対応
・セクハラ
・パワハラ
・やりがいのない仕事
>>>>公務員はうつ病になりやすい?メンタルがやられる6つの理由
うつ病で休職した公務員は転職すべき?復職すべき?
うつ病で休職してしまった公務員が転職するか復職するかどっちがいいかは、うつ病の原因によってきます。
簡単にその原因が取り除けるようであれば復職がベストですし、反対に公務員でいる限りずっと付きまとうようであれば転職してしまうのも一つの手です。
また、公務員の魅力的な部分を捨てても構わないかにもよってきます。
転職したほうがいい人
うつ病で休職してしまった後転職したほうがいい人の特徴は以下の通りです。
①うつ病になった原因が公務員の組織自体にある
②環境を変えたい人
①うつ病になった原因が公務員の組織自体にある
うつ病になった原因が公務員の組織自体にある場合は転職したほうがいい場合が多いです。
例えば、
・理不尽なクレーム
・異動の多さ
・独特な人間関係
・やりがいがない
・議会対応
・公務員の仕事が合わない
などなど
こういった原因は公務員でい続ける限りずっと付きまとってきます。
最悪の場合、また休職してしまうなんてこともありえます。
そのため、原因そのものを少なくするには転職してしまうのが一番です。
②環境を変えたい人
環境を変えたい人も転職がいいと思います。
仮に復帰したとしても休んでしまったという気まずさから精神的負担がかかる人もいます。
もちろん、周りの人は何とも思ってないんですけどね。
とはいえ、周りの目を気にして仕事しづらさを感じるのが普通です。
そういった人は思い切って転職して新たな環境で頑張るというのもいいかと思います。
復職したほうが良い人
一方で、復職したほうが良い人の特徴は以下の通りです。
①うつ病になった原因が特定の人である場合
②安定を手放したくない人
①うつ病になった原因が特定の人である場合
うつ病になった原因が特定の特定の人である場合は復職がベストです。
というのも、その人から離れることができれば通常通り仕事はできるから。
実際に私の友人で、とある人が原因で休職してしまった人がいますが、復帰後にその人から離れることができ今でも第一線で活躍しています。
ですので、うつ病になった原因が特定の特定の人である場合は復職がおすすめです。
②安定を手放したくない人
安定を手放したくない人も復職がおすすめです。
というのも、公務員は倒産やリストラは現状あり得ませんし福利厚生も手厚いからです。
民間で同水準を求めるなら超大手企業に行くしかありませんが、あまり現実的な話ではありません。
>>>>公務員から大手企業への転職はできる?2つの戦略をご紹介
ですので、安定が絶対という人は復職してみるほうがいいです。
大切なのはまず休養すること
まず元気になることを最優先にしてください。
将来の事を考えるのは、元気になってからにすることをおすすめします。
というのも、休職中はメンタルが安定していないことが多く、正常な判断ができないことが多いからです。
実際に多いパターンとして、「とにかく公務員から離れたい」という理由で転職活動を始め、自分に合わない企業に転職してしまうことです。
そうなると、早期離職や再び休職につながってしまうことが多いです。
また、完治していないにも関わらず、いきなり働いてまた休職してしまったら、それこそ立ち直るのが難しくなってしまう可能性もあります。
ですので、まずは回復することに専念することが大事になってきます。
うつ病だった公務員からでも転職できるよ
うつ病になっってしまっても転職できるの?と不安に思う人もいるかもしれません。
ですが、しっかり対策すれば転職はできますし、転職後に活躍することもできますよ!
その対策法とは以下の2つです。
①スキルを身につける
②これまでの経験の中で活かせる経験を探す
①スキルを身につける
公務員からの転職の不利をなくす1つ目の方法は「スキルを身につける」ことです。
公務員からの転職で一番ネックなのがスキルが足りないことです。
裏を返せば、スキルがあればそこまで不利を受けることはありません。
>>>>【体験談】スキルを身につけたら公務員からでも民間に簡単に転職できた話
どんなスキルを身につければいいの?
ではどんなスキルを身につければいいのでしょうか?
それは、自分の希望する業界・職種に求められているスキルです。
例えば、
・IT系の企業⇒プログラミング、WEBデザインなど
・外資系企業⇒語学力
・経理職⇒簿記
です。
なかでもおすすめなのがIT系のスキルです。
理由は後述していますが、IT系のスキルはスクールに通うことで最短でスキルも身につけ転職まですることができます。
興味がありましたら以下の記事もご覧ください。おすすめのIT系スクール
・【IT業界に転職したい!】公務員に本当におすすめできるプログラミングスクール5選
・【公務員からWEBデザイナーへ】おすすめのWEBデザインスクール4社
・【公務員から転職】WEBマーケティングスクールおすすめ4選
公務員からのおすすめの転職は?
公務員からのおすすめの転職先は、IT業界です。
というのも、
①転職の難易度が低い
②公務員という背景に左右されない
③長期的に安定している
といった理由によります。
詳しくは以下の記事でご紹介していますので合わせてご覧ください。
>>>>公務員から転職するならIT業界がおすすめ!3つの理由と転職成功の秘訣を紹介します。
他のおすすめの転職先は以下の記事でもご紹介しています。
>>>>公務員からの転職先でおすすめなのはたった2つだけ。【公務員との相性がいい!】
②これまでの経験の中で活かせる経験を探す
公務員からの転職の不利をなくす1つ目の方法は「これまでの経験の中で活かせる経験を探す」ことです。
公務員からの転職が不利な理由の1つとして「ビジネス経験がない」ことがありましたよね?
確かに公務員でいる限りこれを解消することは難しいです。
とはいえ、それに類する経験は誰でもあると思います。
例えば、
・業務フローを見直して、業務当たりの時間を短縮した。
・統計調査の入力を自動化した
・コスト意識をして業務に取り組んでいた
などなど
こういった経験は再現性があり、民間でも通用しますし面接官からも評価を得られるでしょう。
そのため、これまでの経験を洗い出し活かせそうな経験を見つけるのも対策の1つになります。
とはいえ、どの経験が評価されるかは自分では分からないかと思います。
そんな時は、転職エージェントを利用してみるのことをお勧めします。
転職エージェントはいわゆる「転職のプロ」のため、どの経験が評価されるか等熟知しています。
他にも
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