公務員試験は予備校と独学どっちがおすすめ?おすすめは○○

公務員を目指そうと思うんだけど、予備校と独学どっちがいいんだろう。
それぞれのメリット・デメリットを知りたい。

今回はそんなあなたに向けて書いていきます。

これから公務員を目指し勉強する方にとって、予備校・独学どちらにするべきか悩ましいところかと思います。

実際に私も勉強を始める前に悩みに悩みました。

そこで今回は、

・公務員試験は予備校と独学どちらがおすすめ?
・公務員試験を予備校で学ぶメリットデメリット
・公務員試験を独学するメリットデメリット
・公務員試験合格者は予備校と独学どちらが多い?実際に同期に聞いてみた

についてご紹介します。

実際に私自身は、前半を予備校で後半を独学で学んでいますので、皆さんの参考になるかと思います。

公務員試験は予備校と独学どちらがおすすめ?

公務員試験は予備校と独学どちらがおすすめなのでしょうか?

結論から言ってしまうと、おすすめは人によって変わります

というのも、何を重視するかによって変わって来るからです。

例えば、

・お金を掛けたくない→独学
・1人じゃモチベーションが維持できない→予備校

といった感じです。

正直、予備校でも独学でも公務員試験を合格するのは可能です。

ですので、自分が何を重視するかで予備校か独学か決めるのが良いでしょう。

公務員試験を予備校で学ぶメリットデメリット

握手

では、予備校のメリットとデメリットを紹介していきたいと思います。

公務員予備校のメリット

公務員予備校のメリットとしては主に以下の3つがあります。

①効率よく合格できるカリキュラム
②小論文の添削や面接対策をしてくれる。
③モチベーションを保ちやすい

効率よく合格できるカリキュラム

公務員予備校の1つ目のメリットは「効率よく合格できるカリキュラム」です。

公務員予備校のカリキュラムは、それぞれの自治体の過去問を徹底的に分析し作成されています。

つまり、難しい論点はバッサリと落とし、重要度の高い頻出の論点に絞って学習することできるようになっています。

このカリキュラムに学習をすすめていけば、ペース配分を大きくまちがえることはありません。

また、過去問を徹底的に研究しているため、この自治体の試験ではこの分野が出やすいなどの情報もそろっています。

そのため、学習範囲がとても広い公務員試験ですが、効率よく合格を目指すことができます。

②小論文の添削や面接対策をしてくれる。

2つ目のメリットが「小論文の添削や面接対策をしてくれる」ことです。

独学をしていてネックになってくるのが、小論文や面接の対策です。

正直、筆記試験科目の勉強なら市販の参考書をつかえば乗りきれますが、小論文や面接は本を読んだだけで、乗り切れるかというと、そうはいかない場合も多いです。

特に面接なんかは、一人で対策するのは難しいです。

この点、公務員予備校では納得いくまで小論文の添削や面接の対策をしてくれます

最近、公務員の試験でも、人物重視に切り替わりつつあり、筆記試験と小論文・面接の配点を同じくらいの比率にしている自治体も多くなってきています。

そういった中で小論文や面接の対策がしっかりできるのは公務員予備校の多くなメリットです。

③モチベーションを保ちやすい

公務員予備校のメリットの3つ目が「モチベーションを保ちやすい」ことです。

公務員試験の勉強において一番の敵は「モチベーションの低下」です。

この点、公務員予備校では以下のようにモチベーションを維持しやすくなっています。

・一緒に勉強できる仲間がいる
・分からないことがあっても専門講師に質問できすぐ解消できる
・勉強に集中できる環境がある

公務員予備校のデメリット

一方で公務員予備校のデメリットは以下の3つになります。

①時間的制約がある。
②学習ペースが画一的
③お金がかかる。

①時間的制約がある。

公務員予備校の1つ目のデメリットが「時間的制約がある」ことです。

予備校に通う場合、独学に比べてある程度まとまった時間が必要になります。

というのも、講義を受けるには決められた時間に決められた教室に行かなくてはならないからです。

オンラインで授業の受けられる予備校であったり、家が予備校に近ければいいと思うのですが、予備校まで通う時間や授業が始まるまでの時間は結構時間の無駄になってしまうことが多いです。

独学ならその時間も勉強に充てられますからね。

また、授業の時間が決まっているため、その前後に自習室等で自学習してた場合など集中力が途切れてしまうこともあります。

②学習ペースが画一的

2つ目のデメリットが「学習ペースが画一的」なことです。

予備校では、みな横並びで授業がすすんでいきます。

初学習の教科であれば良いのですが、すでに大学等で学習した教科であったりすると、知っている内容をもう一度聞かなくてはいけません。

正直この時間はもったいないです。

1コマ90分ほど授業の時間はあるので、この時間で他の科目の学習を結構進めることができますからね。

③お金がかかる。

公務員予備校のデメリットの3つ目は「お金がかかる」ことです。

公務員の予備校は、一般的に30万~50万円の費用がかかるといわれています。
場合によってはもっとかかることもあります。

独学で勉強するのであれば、この4分の1以下くらいのコスパで勉強することができます。

とはいえ、合格に近づく為ならそんなに高くないとは思います。

独学のメリットデメリット

勉強

では、次に独学のメリットデメリットについて書いていきたいと思います。

独学のメリット

公務員試験を独学するメリットは以下の3つです。

①自分のペースで進められる。
自分にあった参考書で学べる。
③費用が安く済む。

①自分のペースで進められる。

公務員試験を独学するメリットの1つ目は「自分のペースで進められる」ことです。

予備校であれば、決まった時間に決められた教科を画一的に学習することになるかと思います。

つまり、その日のある程度まとまった時間は、1つの教科の授業に縛られてしまいます。

一方で独学であれば、自分のペースで勉強することができます。

自分でカリキュラムを立てられる分バランスよく勉強することができるのです。

つまり、「今日は朝から晩まで憲法だけ勉強しよう」とか「この分野はかんたんに理解できたから(勉強するまでもないから)、とっとと次の分野にすすもう」というふうに、学習のペースは自由自在です。

自分にあった参考書で学べる。

独学のメリットの2つ目が「自分にあった参考書で学べる」ことです。

予備校が決まった参考書を使用するのに対し、自分にあったテキストを自分で選ぶことができます。

同じ参考書のシリーズでも科目によって良し悪しががあったり、この科目を学習するならこの参考書しかないと言われている良書があったりするわけです。

そう言ったテキストを科目ごとにカスタマイズして勉強できるのもメリットです。

③費用が安くすむ

メリットの3つ目が「費用が安くすむ」ことです。

先にも記載しましたが、予備校に通うとなると、大体30~50万円の費用がかかります。
オンライン授業の場合はもう少し安くなることもありますが、それでも20~30万円前後になるかと思います。

一方、独学の場合は必要なテキストや問題集などを購入する費用しか掛かりませんので、その費用を安く済ませることができるのは独学の大きなメリットです。

独学のデメリット

一方で公務員試験を独学するデメリットは以下の3つです。

①勉強環境の構築が難しい
②面接対策ができない
③不必要な勉強をしてしまう可能性

①勉強環境の構築が難しい。

公務員試験を独学するデメリットの1つ目が「勉強環境の構築が難しい」ことです。

公務員試験の勉強は長期戦になることから、いかに勉強に打ち込める環境をできるかが大切になっています。

この点、独学の場合周りに誘惑してくるものが多くなってしまいます。

皆さんは高校や大学の定期試験前に、勉強しなきゃいけないのについつい漫画を読んだり、動画を見たりしてしまった経験はないでしょうか?

そういった誘惑に負けてついつい勉強以外の事に目移りしてしまうことがあり、気づいたら一日が終わってたなんてことも少なくありません。

自制できる人でないと、独学での勉強は難しいかもしれません。

②面接対策ができない

独学のデメリットの2つ目は「面接対策ができない」ことです。

面接試験の対策には

①実戦形式で面接慣れをする
②受験する自治体の面接試験の形式や過去の質問内容などの傾向を把握して準備する

という二つのポイントがあります。

独学の場合は面接の練習をすることが困難であり、また過去の面接試験の情報を収集することも容易ではありません。

特に最近の公務員試験は人物重視の選考過程となっており、各試験種別で面接試験の結果が重視される傾向にあります。

つまり面接対策ができていないと出来ていないだけ合格から遠ざかることになります。

③不必要な勉強をしてしまう可能性がある。

公務員試験を独学するデメリットの3つ目が「不必要な勉強をしてしまう可能性がある」ことです。

公務員試験は科目数が多いうえに出題範囲がとても幅広いです。

公務員試験は自治体や職種によって傾向が大きく異なるため、効率よく学習するためには自治体ごとの出題傾向や最新の試験情報を漏れなく収集する必要があります。

独学の場合ですと、こういった多くの試験科目の中から独自に出題傾向を把握し、重点的に学習する科目や頻出項目を絞ることは難しく、志望する自治体では出題されづらい範囲まで勉強してしまい時間を無駄にするといったことが起こります。

予備校であれば、自治体ごとの傾向や最新情報を簡単にキャッチアップすることができます。

予備校に向いている人・独学に向いている人

分かれ道

これまで予備校と独学のメリットとデメリットについてご紹介しました。

まとめると以下の通りです。

予備校独学
メリット①効率よく合格できるカリキュラム
②小論文の添削や面接対策をしてくれる。
③モチベーションを保ちやすい
①自分のペースで進められる。
自分にあった参考書で学べる。
③費用が安く済む。
デメリット①時間的制約がある。
②学習ペースが画一的
③お金がかかる。
①勉強環境の構築が難しい
②面接対策ができない
③不必要な勉強をしてしまう可能性

このことから予備校と独学それぞれに向いている人の特徴は以下の通りになります。

予備校に向いてる人
  • 公務員試験が初めてで、専門家にある程度道筋を立ててほしい人
  • 在職中の社会人
  • 独学で面接や論文対策をする自信がない人
  • 勉強が続かない人
  • 無難に行きたい人

>>>>【公務員予備校決定版】おすすめの6社徹底比較

独学に向いてる人
  • 少しでも安く済ませたい人
  • ある程度、公務員試験の問題を解ける人
  • 面接や小論文に自身のある人
  • 周りに流されず勉強のできる人

>>>>【公務員試験】独学でも合格できる!ポイントと勉強法

公務員試験合格者は予備校と独学どちらが多い?実際に同期に聞いてみた

そもそも公務員試験合格者は、予備校と独学どちらが多いのでしょうか?

実際に60人いる同期聞いてみた結果は以下の通りになります。

①予備校に通ってた・・・・49人
②独学・・・・・・・・・・11人

およそ80%の人が予備校に通っていました。

このことから予備校に通うことが合格への近道になるのかなと思います。