公務員を辞めたいと思う女性がやるべきたった1つのこと。民間企業のデメリットもご紹介します。
公務員を辞めたい。
民間企業に転職したいけど難しいって聞くしなー。
今回はそんなあなたに向けて記事を書いていきます。
一般的に安定して恵まれている職業といわれている公務員ですが、近年辞める人は増加傾向にあります。
公務員の女性も同様で人間関係の悩みなどから辞めたいと思う人も少なくないと思います。
そんな中で「うまく転職できるのか」「民間企業でもやっていけるかなど」など転職に関する不安はありますよね?
そこで今回は、
・公務員の女性が辞めるのはもったいないのか
・公務員の女性が民間企業に転職するメリットデメリット
・公務員からの転職は難しいのか
・公務員を辞めたい女性がやるべき1つのこと
についてご紹介していきます。
目次
公務員の女性が辞めるのはもったいないのか
女性の公務員が辞めようと思うときに弊害になるのが、周りからの「もったいない」という声です。
たしかに公務員は安定しているので、そういった声があることは当然だと思います。
しかし、それを決めるのは本人です。
自分が納得したうえで辞めるのであればもったいないということは決してありません。
とはいえ、何も考えなしで辞めるのはもったいないと私は思いますよ。
女性に限定した記事ではないですが、以下の記事も合わせてご覧ください。
公務員の女性が民間企業に転職するメリット
公務員の女性が民間企業に転職するメリットは次の2つです。
①キャリアの選択肢が増える
②努力すれば収入アップが見込める
①キャリアの選択肢が増える
公務員女性が民間企業に転職するメリットで一番大きいのが「キャリアの選択肢が増える」ことです。
公務員に一度なってしまうと、「こういったキャリアを歩んでこれくらいの収入だろうな」ってその後の事をなんとなく想像できてしまいますよね?
一方で、民間企業では自分の行動や頑張り次第でできる仕事の幅も広がります。
そのため、キャリアの選択肢は無限にあるためやりがいといった面では公務員より圧倒的になります。
②努力すれば収入アップが見込める
2つ目は、努力次第で収入アップが見込めることです。
公務員でいる限りいくら努力しても収入は横並びで差がつきません。
一方で民間企業では女性であっても努力次第で収入が増えることが多々あります。
(もちろんすべての民間企業がそうというわけではありませんが)
また、民間企業で副業ができるところが多いため、本業以外の収入を得ることができます。
私の周りの元公務員の女性ではこのタイプが多く、本業の収入が変わらないけど副業のおかげで全体の収入は公務員時代より圧倒的に多くなっている人もいます。
公務員の女性が民間企業に転職するデメリット
一方で、公務員の女性が民間企業に転職するデメリットもあります。
それは次の2つです。
①安定を失う
②転職しても悩みが解決されない場合がある
①安定を失う
1つ目は「安定を失う」ことです。
公務員は非常に恵まれています。
公務員ではリストラもなければ倒産も現状ありません。
加えて、女性ということで不当に給料が抑えられることがなければ、育休産休制度をはじめとした福利厚生も充実しています。
また、バリバリ働きたい人にとっては管理職も目指しやすい環境です。
関連記事:【給料だけじゃない】女性こそ公務員になったほうが4つの理由
民間企業に転職するとこういった安定を失う可能性があります。
②転職しても悩みが解決されない場合がある
2つ目が、「転職しても悩みが解決されない場合がある」です。
例えば人間関係に悩み転職した場合、転職先でも同じ悩む可能性は十分にあります。
とはいえ、こちらについては辞めたい理由を解消できるように企業選びをしっかりすればリスクは減らすことはできます。
公務員からの転職は難しいのか?
公務員からの転職は、基本的に難しいです。
というのも、「民間で活かせるスキル」や「ビジネス経験」がないからです。
これは、公務員と民間企業の仕事がほとんど対極にあることが原因です。
具体的には、次の通りです。
公務員 | 民間企業 | |
---|---|---|
追求するもの | 公益性 | 利益 |
仕事の進め方 | 前例踏襲 | 新しいことにチャレンジ、主体的に創意工夫 |
ノルマ | なし | あり |
専門性 | 異動が多いため身につかない | 特化したスキルが身につく |
公務員の仕事においてもスキルはある程度身につきますが、それはあくまでも公務員内でしか役に立たず民間企業で活かせることはほとんどありません。
そのため、スキル不足と判断されて選考で落とされることが多くなります。
また、公務員と民間企業では「公益性」と「利益」と追及するものが違います。
そのため、仕事の進め方も違えば考え方も違います。
ですので、民間企業からしてみたら「利益を追求する」ビジネス経験がないため「ついてこれないのではないか」と思われ敬遠されてしまいます。
関連記事:公務員から民間への転職は難しいのか?【内定はもらえます!】
20代であればそこまで不利にならない
公務員からの転職は上記で説明した通り難しいです。
ですが、20代であればそこまで不利になることはありません。
というのも、以下の理由によります。
・全職種に転職しやすい
・公務員に染まり切ってないから
全職種に転職しやすい
公務員からの転職であっても、20代であれば未経験の職種であってもすべての職種に転職できるチャンスがあります。
特に大体25歳までの第二新卒といわれる期間にかぎると、更にその確率は上がります。
というのも、若いうちであれば「即戦力」もそうですが、「将来性」も重視されるからです。
つまり、それまでの実績よりこれからの伸びしろを見てくれる企業が多いのです。
そのため、未経験の業種であっても転職できるチャンスがあるのです。
もちろん中途採用なので、「即戦力」の採用としての側面もありますが、将来性も加味されており若いほど転職のハードルが下がってくるのです。
つまり若さというのは、1つの武器になります。
そのため、未経験の業種に確実に転職したいのであれば、20代のうちに、できれば第2新卒の間に転職を行ったほうが良いといえます。
公務員にまだ染まり切っていない
若ければ若いほど、公務員という組織に染まり切っておらず民間への転職がしやすくなります。
というのも、若ければ若いほど採用後の教育や仕事の進め方・社風に順応しやすいからです。
同時に、若い人ほど体力があり吸収力も高いという点もあります。
つまり、企業側が自分の組織に適応させるのにそこまで苦労をしないで済むのです。
また、転職者側としても組織にすぐになじめるため、せっかく転職したのに早期退職するといったことを少なくすることができます。
(参考)転職エージェントから聞いた話
「公務員からの転職って難しいんですか?」
私が、転職活動をはじめた際にこのように転職エージェントに質問をしました。
すると、「確かに、公務員からの転職は簡単ではありません。ただ、20代で転職をするのであればほとんどの人が内定をもらえますよ」との回答を得ました。
転職エージェントも、企業に良い人材を紹介して報酬を得ています。
そのため、転職できる見込みが薄い人材にこのようなことは言いません。
この転職エージェントの発言からも、20代のうちの転職が成功しやすいことがうかがえます。
公務員を辞めたい女性がやるべきたった1つの準備
公務員をやめたい女性がまず先にやるべき準備は至ってシンプルです。
それは、「転職理由の明確化」です。
転職理由の明確化
まずやるべきことが転職理由の明確化です。
というのも、この転職理由を明確にすることで「本当に公務員を辞めるべきか」の整理ができます。
また、どういった理由で転職したいのかが決まれば、それを解消できる転職先候補も自然とわかってきます。
そうすれば、その転職先で必要なスキルもわかってきます。
さらにこの転職理由は、実際の選考においても非常に重要な役割を持っているのでこの段階ではっきりさせておくことが大切になります。
詳しい手順は上記の記事でもご紹介していますが、次の通りに整理すればとりあえずは十分です。
①なぜ辞めたいのか?なぜ転職したいのか?(転職・退職理由)
②何をしたいのか?何ができるのか?(転職理由・自己分析)
③どんな働き方をしたいのか?(キャリア設計)
④将来どうなりたいのか?(キャリア設計)
⑤上記を解消できる業界・企業はどこか?(業界分析)
⑥その業界・企業で求められているスキル・経験は何か?(業界分析)
公務員を辞めたい女性が転職を成功させる2つの方法
公務員を辞めたい女性が転職を成功させる方法は2つあります。
それは次の通りです。
①転職エージェントを利用する→20代、行きたい業界に必要なスキルがある
②スキルを身につける→行きたい業界に必要なスキルがない
①転職エージェントを利用する
公務員からの転職を成功させたいなら転職エージェントを利用することをおすすめします。
というのも、次の4点の理由によります。
・求人の選定
・志望動機などのブラッシュアップ
・情報収集
・公務員の支援の実績が豊富
①求人の選定
自分1人で進める場合、数多くある求人の中から自分に合った求人を探すのは非常に大変です。
また、ブラック企業を見抜くのは難しいですよね。
せっかく下準備をしたのにブラック企業に転職になってしまったら元も子もないです。
この点、転職エージェントでは、希望やスキル・経験から自分に合った求人を紹介してくれます。
また、転職エージェントが保有する求人はブラック企業であることが非常に少ないです。
というのも、求職者をブラック企業に転職させてしまい、それが口コミで広がってしまうとビジネスが成り立たなくなるためです、
ですので、転職エージェントでは極力ブラック企業を排除するようにしているのです。
そのため、転職エージェントを利用することでスムーズかつ良い企業への転職がしやすくなります。
②志望動機などのブラッシュアップ
転職エージェントでは、自己PRや志望動機などを少しでも魅力的に企業の採用担当者に伝わるように一緒にブラッシュアップしてくれます。
そのため、実際の面接においても面接官から好印象を持たれるようになります。
また、企業ごとに書類をどんな内容にすればいいのかアドバイスをくれるので、書類審査の面においても通りやすい書類を簡単に作成できるようになります。
③情報収集
転職エージェントは、情報収集の面においても非常に役立ちます。
というのも転職エージェントでは、採用担当者のみならず現場やトップともパイプを持っていることが多いためです。
そのため、求人票だけでは分からないリアルな社内の様子や空気について聞くことができるので、企業選びや面接対策に役立ちます。
また、面接が決まると「企業の採用担当者がどういった点を重要視しているか」や、過去の傾向から「どういった質問が多いか」などを教えてくれます。
そのため、自分1人でや転職活動をするより遥かに効率良く、要点を押さえて面接に臨むことができます。
④公務員の支援の実績が豊富
転職エージェントでは、今まで数多くの公務員の転職を支援しています。
そのため、公務員からの転職を成功させるノウハウや経験が蓄積されています。
これらは結構貴重で、自分一人で進めていては決して手に入らない情報です。
事実、私の周りで公務員から転職をした人のほとんどは転職エージェントを利用していました。
まあ、転職エージェントを利用している人ほど次の仕事が決まるのが早かったです。
無料で利用できるので、話をだけ聞くだけでも価値はあります。
おすすめの転職エージェントを知りたい!
おすすめの転職エージェントについては以下の記事でご紹介しています。
7社利用したからわかる!公務員が登録するべき転職エージェント
②スキルの習得
2つ目は行きたい企業で求められているスキルを先に身につけてしまうことです。
ですので、転職理由の明確化を通して、転職先候補の業界や職種が決まったらそこで求められるスキルを身につけるようにしましょう。
具体的には次のような感じです。
・外資系→語学力、TOEICなど
・IT系→プログラミング、WEBデザイン、WEBマーケティングなど
・その他業種→その業界に必要な資格など
これらのスキルを身につけることで、人材価値は高まります。
そうすれば、実際に転職活動を始めた時には、そこまで苦労をせずに次の仕事を見つけることができますよ。
そもそも、スキルは比較的短期間で習得可能ですので、むしろ習得しないほうが損をします。
確実に転職したいならIT系のスキルがおすすめですよ。
IT業界は未経験でも高確率で転職することが可能です。
というのも、業界自体が伸びているから。
スキルがあれば転職は容易ですし、将来性もあります。