教員を辞めるのはもったいない?肯定派否定派の意見から検証

2021年5月15日

教員を辞めたいけど、周りにはもったいないって言われる。
本当にもったいないことなの?

今回はそんなあなたに向けて記事を書いていきます。

教員を辞めたいというと、ほとんどの人がもったいないと言ってきますよね?

ですが、本当にそうなんでしょうか?

そこで今回は、

・教員を辞めるのがもったいないと考える人の意見
・教員を辞めるのはもったいないことではないと考える人の意見
・教員を辞めるのをもったいないかは自分次第
・教員からの転職戦略

についてご紹介しますね。

教員を辞めるのはもったいないと考える人の意見

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まずは、教員を辞めるのはもったいないと考える人の意見をご紹介します。

もったいないという意見の多くの理由が以下の2つのパターンに当てはまります。

・安定を捨てることになるから
・苦労して教員になったから

安定を捨てることになるから

1つ目の意見が「安定を捨てることになるから」です。

この意見が一番多いのではないでしょうか。

教員も公務員ですのであらゆる面で安定しています。

具体的には次の通りです。

・毎月決まった給料がもらえる
・倒産しない
・リストラがない
・毎年昇給がある
・福利厚生がいい
・社会的信頼も高い

以上のように安定度は抜群で、特に民間のように景気に左右されず雇用が安定しているのが教員の最大の利点です。

教員を辞めるのはもったいないという人はこういった安定をを失うことがもったいないと考えていることが多いです。

苦労して教員になったから

2つ目の考えが「苦労して教員になったから」です。

これもよく言われます。

というのも、教員になるためには「教員免許」を取得したうえで「採用試験に合格」することが必要になりますよね。

そんな苦労してまで教員になったのに、辞めてしまってはこれまでの苦労が水の泡になってしまうと考える人が多いです。

教員を辞めるのはもったいないことではない3つの意見

今度は、教員を辞めるのはもったいないと思わない人の意見をご紹介します。

・安定だけがすべてではない
・苦労が無駄になるわけではない
・教員を辞めても後悔しない

安定だけがすべてではない

教員を辞めるのがもったいなくない意見の1つは「安定だけがすべてではない」ことです。

確かに、教員は職業としては安定しておりリストラや倒産もありませんしそれなりに給料をもらうことができます。

しかし、教員にも特有の辛さがあります。

例えば、

・残業が多い(下手したら残業代もでない)
・部活動の対応で休日も出勤
・プライベートな時間が少ない
・生徒、親、他の教師との人間関係に悩む

といった具合です。

中には、そういった生活を続けるうちに心身の不調に陥ってしまう人もいます。

自分には合わないと判断し、そのような状況になってしまう前に辞めることはもったいないことではないですよね。

苦労が無駄になるわけではない

2つ目の意見が「苦労が無駄になるわけではない」ことです。

教員を辞めようとすると、これまでのキャリアが無駄になると言う人が中にはいます。

しかし、苦労が無駄になるなんてことは全くありません

教員になるための「努力の過程」や「成功体験」、教員になってからの「失敗経験からの学び」や「考え方」などは、むしろ今後の大きな財産です。

そもそも、教員免許が有効な限り転職に失敗してもまた教員としてやり直す選択肢も確保できているという点では無駄というより教員ならではの利点です。

もちろん今後民間企業に転職して働いていくうえでも、これまで培った経験は活きてきます。

教員を辞めても後悔しない

3つ目の意見が「教員を辞めても後悔しない」ことです。

全員が後悔しないかといったらそうではありませんが、少なくとも私の周りの元教員で後悔している人はいません。

むしろ、転職して良かったと言っているひとが多いです。

関連記事:教員を辞めたい人必見!教員を辞めて良かったこと4選【体験談を集めました】

例えば、以下のような意見が多かったです。

・ストレスから解放された
・プライベートな時間が増えた
・家族との時間を持てるようになった

こういった意見がある以上、もったいないとは言えないですよね。

教員を辞めるのがもったいないかは自分次第

教員を辞めることは私は全然もったいないことではないと思います。

というのも、人によって仕事への価値観・重視するポイントは違うからです。

いくら教員が「安定」だからといって、自分に向いていない仕事をし続けるのは心身的にもあまりよくないです。

やりたい仕事があるならなおさらですよね。

別に教員を辞めても、そこで人生が終わるわけではありません。

若いうちなら何でもできますし、教員を辞めてチャレンジしてみるのも長い人生を考えると選択肢としては十分ありです。

自分が納得して教員を辞めるのであれば、他人がもったいないとか言う筋はないと思います。

要はあなたがもったいないと思わなければもったいないことでないです。

一番もったいないのは行動をしないこと

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教員を辞めるにせよ続けるにせよ、一番もったいないのは行動をしないことです。

というのも、教員から民間企業に転職したい場合30代がタイムリミットであることが多いから。

つまり、40代50代になってから辞めたいと思っても手遅れなのです。

それこそ、いろいろな可能性を潰してしまいもったいないですよね。

ですので、教員を辞めたいと感じているのであれば一度行動をしてみることが大切です。

その結果、教員を続けることにしても問題ありません。

教員から民間企業へ転職を成功させるコツ

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教員から民間企業への転職を成功させるコツは次の2つです。

・転職エージェントを利用する。
・行きたい業界に必要なスキルを身につける。

①転職エージェントを利用する。

1つ目のコツは、転職エージェントを利用することです。

転職エージェントは企業を無料で紹介してくれるだけでなく自己分析や企業分析もサポートしてくれます。

また、自分の中では「民間で活かせるスキル・経験がなんてないよ」と思っていても、転職エージェントと一緒にこれまでのキャリアの棚卸をする中で、民間でも活かせるものが見つかることがあります

そのため、転職エージェントでは、「転職はしたいけどまだしたいことが見つからない。」と言う方でも効率よく転職活動することができます

20代であればスキルがなくてもポテンシャルを見てくれる場合もある

教員から民間企業への転職したい場合、20代であればポテンシャルを見越して採用してくれる可能性が高いです。

というのも、近年第二新卒の採用活動が活発になっており、企業も未経験での採用を前提にしていることも多いからです。

一方で、30歳を超えてくると未経験の職に転職するのはかなり難しくなります。

ですので、20代の方で教員から転職したいのであればいち早く若いうちに行動しましょう。

おすすめの転職エージェントは?

教員におすすめの転職エージェントは以下の記事でご紹介しています。

②行きたい業界に必要なスキルを身につける

2つ目のコツは、「行きたい業界に必要なスキルを身につける」ことです。

個人的にはこちらをおすすめします。

というのも、スキルを身につけてからの方が転職がスムーズにいくから。

行きたい業界が決まっている場合、その業界に必要なスキル・資格を身につけましょう。

例えば、次のような感じです。

・経理職につきたい→簿記検定を取得する
・IT企業で働きたい → プログラミング・WEBデザインを勉強・ブログ運営する
・外資系で働きたい→英語を勉強する

もちろん、スキル自体転職に役立ちますし、そのスキルを身につけるための努力も面接でのアピールにつながります。

とにかく教員をやめたいけど、何のスキルを身につければ良いかわからない

そんな方には、これから伸びるIT系のスキルを身につけることがおすすめです。

具体的には「プログラミング」「WEBデザイナー」「WEBマーケティング」です。

この3つは、本業にしても需要がありますし、将来的に独立してフリーランスの選択肢もとれるスキルです。

また、これらのスキルはスクールに通うことで、スキル習得だけでなく転職支援がついていたりと手厚いサポートがうけられます。

なかには、転職成功率98%のスクールもあります。

もしスクールに興味がある方は、以下記事をぜひ覗いてみてください。

まとめ

今回は教員を辞めるのはもったいないのか、肯定派否定派の意見をご紹介しました。

様々な意見がありますが、結局は自分次第です。

自分がもったいないと思わなければ、もったいないことはないです。