40代でも公務員に転職できる?公務員の中途採用事情まとめ
今の会社の将来が不安。
安定した公務員に転職したいけど、40代で転職できるのかな?
今回はそんなあなたに向けて書いていきます。
会社の将来性や労働環境といった理由から公務員に転職したいと考えている人は少なくありません。
それは、若手に限らず40代の人であっても同様だと思います。
そんな人が気になるのが40代であっても公務員に転職できるかということだと思います。
結論から言ってしまうと、40代であっても公務員に転職することは可能です。
従来は20代までと年齢を絞る自治体や省庁は多かったのですが、近年では多様な人材を求めていることから年齢制限が事実上撤廃している自治体や省庁は増えています。
そこで今回は、
・40代でも公務員に転職できる?
・40代での公務員への転職難易度は?
・公務員を目指す40代が最初にすべきこと
についてご紹介します。
目次
40代でも公務員に転職できる?
冒頭に言いましたが、40代からでも公務員に転職することは可能です。
というのも、多くの省庁や自治体で社会人経験者を対象とした試験が導入されるようになったからです。
この社会人経験者を対象とした試験では、以下のように事実上年齢上限がなく一定の職務要件があれば40代であっても受験することは可能です。
自治体 | 年齢要件 | 職務経験 |
---|---|---|
札幌市 | 試験の実施される年の4月1日現在で満30歳以上59歳未満の者 | 直近7年中 5年以上 |
埼玉県 | 試験の実施される年の4月1日現在で59歳未満の者 | 5年以上 |
特別区 1級職 | 試験の実施される年の4月1日現在で満27歳以上31歳未満の者 ※2019年度試験より26歳以上59歳未満に年齢制限緩和 | 4年以上 |
横浜市 | 試験の実施される年の4月1日現在で満30歳以上59歳未満の者 | 直近7年中 5年以上 |
京都市 | 試験の実施される年の4月1日現在で満26歳以上59歳未満の者 | 直近7年中 5年以上 |
神戸市 | 試験の実施される年の4月1日現在で満27歳以上36歳未満の者 | 5年以上 |
そのため、40代からでも公務員に転職するチャンスは十分にあります。
実際に私がいた自治体では40代で入ってくる人もいましたよ。
社会人経験者枠の公務員試験内容は?
社会人経験者枠の公務員試験の内容は、自治体にもよりますが以下のパターンがほとんどです。
〇教養試験
〇論文試験
〇面接試験
社会人経験者枠の試験は、一般枠とは違いペーパーテストではなく論文や面接が重要視されている自治体が多くなっています。
そのため、働きながらでも対策がしやすいと言えます。
>>>民間企業から公務員への転職は難しい?【ハードルは高くない】
40代での公務員への転職難易度は?
40代から公務員を目指す場合、試験の難易度自体はそこまで難しいものではありません。
というのも、筆記試験の教養試験は基礎的な問題が多く範囲もそこまで広くないことがあげられます。
また、論文試験に関しても形さえ覚えてしまえばそこまで苦になることはありません。
そのため、公務員試験は勉強をそこまでしなくていい分、難易度は高くありません。
注:公務員試験の社会人経験枠は競争率は高い
とはいえ、公務員試験の社会人経験枠は競争率が高いという落とし穴があります。
というのも、一般枠採用と比べて経験者枠採用は募集人数が少ないためです。
社会人経験枠と言えどそれなりに応募者数はいるため、結構狭き門となっています。
具体例を挙げると倍率は以下のようになります。
自治体 | 応募者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|
特別区 | 1,247人 | 155人 | 8倍 |
横浜市 | 758人 | 37人 | 20.5倍 |
国家公務員 | 834人 | 57人 | 14倍 |
>>>>公務員試験は年齢で有利不利ってあるの?面接では影響あります。
公務員に転職したい40代が最初にすべきこと
公務員試験に関する情報を集めることです。
というのも、自治体ごとに「受験資格」「出題範囲」「倍率」「日程」などは変わってきます。
受験したい自治体の事も良く調べずにただ勉強してしまうと、「そもそも受験資格がなかった、出題範囲が違った」などが起こりえます。
また、中には面接に比重を置いている自治体やそもそも受かりやすい自治体など社会人が合格しやい試験もあったりします。
こういった情報を知らないまま勉強し始めるのは正直にいってもったいないですし、無駄な努力になってしまう可能性すらあります。
そもそも、公務員試験を突破するには目標を定めてから逆算的に戦略を練って勉強する必要があります。
ですので、勉強を始める前に情報収集を欠かさないようにしましょう。
具体的には、自治体ごとに次の事を調べれば十分かと思います。
・採用までの流れ
・受験資格(年齢など)
・出題科目
・試験の日程
・試験の難易度
・倍率
・配点
どうやって情報を調べればいいの?
では、どうやって調べればいいのかをご紹介します。
公務員試験に関する情報は、各自治体のHPをしらみつぶしに見ていく方法が主流かと思います。
とはいえ、そんなことをしていたら時間がものすごくかかりますよね?
そんな方には、公務員予備校のクレアールが作っている「公務員転職ハンドブック」がおすすめです。
この冊子には、社会人から公務員を目指すにあたって必要な情報がすべて詰め込まれています。
具体的には次の通りです。
- 各試験の受験資格やスケジュール
- 区分や職種などの基本情報
- 各種試験の例題
- 社会人から公務員合格体験記
- 公務員への転職に関するQ&A
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正直この一冊さえ持っていれば、情報収集は十分なくらいできます。
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まとめ
今回は40代でも公務員に転職できるかについてご紹介しました。
近年は。公務員でも経験者採用が活発で40代であっても門戸が開かれています。
とはいえ、社会人経験枠は倍率が高く対策は必須となってきます。
ですので、公務員に転職したい40代は事前に情報収集をし適切に試験に向けた対策をしていくことをお勧めします。
>>>>【公務員になりたい社会人必見】公務員への転職に成功するための正しいステップ
今回は以上です。