公務員はつまらないから辞めとけ?それでも幸せになれる人が多い事実
公務員に就職したいんだけど、つまらないから辞めとけと言われる。
本当にそうなの?
今回はそんなあなたに向けて書いていきます。
公務員は安定した職業で人気ですが、それとは裏腹に「つまらないから辞めとけ」という意見が多くなっているように感じます。
そんな声を聞いてしまうと不安になる人も多いかと思います。
結論から言ってしまうと、公務員になった人の多くは幸せに感じることのほうが多いです。
そこで今回は公務員の経験から
・公務員はつまらないから辞めとけと言われる理由
・それでも幸せに感じる理由
についてご紹介していきます。
目次
公務員はつまらないから辞めとけと言われる4つの理由
公務員はつまらないから辞めとけと言われる理由として主に次の4つがあります。
①前例踏襲主義
②ルーティーンワークが多い
③仕事に価値を感じづらい
④スキルが身につかない
①前例踏襲主義
1つ目は「前例踏襲主義」なことです。
公務員の仕事は、どの担当に就こうとマニュアルが整備されており、そのマニュアルに沿って仕事をしていくのが基本です。
つまり、これまでと同じように仕事を進めることが求められます。
そのマニュアルの範囲内であれば、個人の裁量で効率化など多少はできますが大々的に何かを変えることは難しいです。
というのも、そういった際には上司の承認が必要でありほとんどの場合拒否されてしまうからです。
また、何か問題が起きた時や新しいことを始める際にも、重視されるのは「前例」です。
このようにとにかく公務員は「前例を重視」するため、個人の裁量の範囲は小さくなってしまいます。
特に若手になればなるほど、その傾向は顕著なものになります。
そのため、ガツガツ仕事をしていきたいという人にとっては物足りなくつまらないと感じるようです。
②ルーティーンワークが多い
2つ目は「ルーティーンワークが多い」ことです。
公務員は国を支えたり、地域経済の活性化を図ったりと一見華やかな仕事が出来るように思われがちです。
間違いではないのですが、地道な仕事をする部署のほうが多いです。
多くの部署では、調査物の回答や資料作成をはじめとしたルーティンワークがほとんどです。
そのため、イメージとの違いからつまらないと感じる人も一定数います。
③仕事に価値を感じづらい
3つ目が「仕事に価値を感じづらい」ことです。
公務員の仕事の中には無意味と感じるような仕事があるのも事実です。
例えば以下のようなもの。
・庁内で調整業務ばかり
・上司への説明のためだけの大量の資料作り
・「てのには」レベルでの間違い探しやさほど影響のない部分での言い回しの直し
・電子データを全部プリントアウトするような変わらない紙文化
無意味と感じるのにかかわらず時間を取られる上に、「自分のやっている仕事は何の意味があるの?」かとモチベーションが維持できないことが多くなります。
特に住民対応の少ない都道府県庁や国の中枢ではこの傾向が顕著になります。
④スキルが身につかない
4つ目は「スキルが身につかない」ことです。
スキルが身についてできることが増えれば増えるほど、仕事の面白みというものは出てくるものです。
しかし、公務員では特段スキルは身につかないのでそういったこととは無縁です。
その証拠に新卒職員と年配の職員が同じようなレベルの仕事をしていることがあげられます。
これは、公務員の異動の多さに起因するものですが、様々な業務を経験できるというメリットがある一方で、仕事の専門性が身につかないデメリットもあります。
それでも幸せに感じる理由3つの理由
公務員はつまらないと言われますが、それでも幸せに感じる人も多いのが事実です。
というのも、以下の3つによります。
①倒産やリストラがない
②給料もそれなりにもらえ安定している
③プライベートを重視できる
①倒産やリストラがない
1つ目が「倒産やリストラがない」ことです。
これが何と言っても大きいのでないかと思います。
公務員は、よほどの問題行動を起こさない限りクビにもリストラにもなりません。
また、倒産という概念も現状あり得ません。
そのため、不必要におびえる必要がなく、雇用の安定性といった面でストレスを感じることがありません。
②給料もそれなりにもらえ安定している
2つ目が「給料もそれなりにもらえ安定している」ことです。
公務員の給料は民間企業を参考にしているため、それなりに給料をもらうことができます。
イメージとしては、中小・中堅企業<公務員<大企業といった具合です。
つまり、生活に余裕ができるくらいの給料があります。
また、毎年確実に昇給し、給与の未払いや遅れもありません。
お金の安定性って働くうえでも大事になるポイントでもあり、その点公務員は不自由しませんよ。
③プライベートを重視できる
3つ目が「プライベートを重視できる」ことです。
公務員は、民間企業に比べると残業も少なくプライベートの時間を確保しやすいです。
また、休みもカレンダー通りで特に有給休暇に関しては、取得しようと思えばフルで消化できるような環境です。
関連記事:公務員って有給休暇取得しやすいの?基本取り放題です!
つまり自分の時間を確保しやすくその分趣味などに費やすことができるため、そこに幸せを感じている職員は多いです。
もちろん、コロナなどの非常時の対応や部署や職種によっては忙しいところもありますが、それでも公務員はワークライフバランスという点では頭1つ抜き出ていると思います。
関連記事:公務員は忙しい?←部署と人によります!
まとめ
今回は、公務員はつまらないから辞めとけと言われる理由とそれでも幸せに感じる理由についてご紹介しました。
おさらいすると以下の通りです。
①前例踏襲主義
②ルーティーンワークが多い
③仕事に価値を感じづらい
④スキルが身につかない
①倒産やリストラがない
②給料もそれなりにもらえ安定している
③プライベートを重視できる
皆さんの参考になればうれしいです。
今回は以上です。