公務員から転職した結果どうなった?【3人の事例を公開】
公務員から転職したいけど少し不安だな、、、
先に公務員から転職していった人たちはどうなったんだろう?
今回はそんなあなたに向けて書いていきます。
公務員から転職したいけど、なんか後悔しそうで不安って感じる人は多いと思います。
そりゃ安定を捨てて、未知の世界に踏み出すので誰でも不安になります。
しかも公務員から民間企業への転職ってまだまだ少なく、そういった人の声をきける機会は多くありません。
そこで今回は、
・公務員から転職した結果どうなった?3人の事例
・公務員から民間企業へ転職成功のコツ
についてご紹介します。
私だけでなく、元公務員の同僚の経験も合わせてご紹介しますので参考になるかと思います。
目次
公務員から転職した結果どうなった?
公務員から転職した結果どうなったかを、私含めて3人の事例をご紹介します。
公務員から転職した結果どうなった?事例①公務員からWEB企業
まず私の経験です。
私は25歳の時に転職して、現在民間企業に転職してから3年目になります。
私の転職前と転職後を簡単にまとめると以下の通りです。
転職前 | 転職後 | |
---|---|---|
職業 | 都道府県庁職員 | WEBマーケター |
年収 | 420万 | 500万 |
公務員から転職した結果良かったこと①やりがいが増えた
公務員から転職して良かったことの1つ目は「やりがいが増えた」ことです。
公務員の場合、3年前後の短いスパンで異動があり必ずしも興味のある仕事ができるとは限りません。
また、仕事の多くが資料作成をはじめとしたルーティンワークです。
つまり、仕事に特化できることも少なく単調な仕事が多いため、やりがいを感じることが少なかったです。
一方で、民間企業に転職してからは、自分のやりたいことや興味のある仕事に特化することができます。
そのため、仕事にやりがいができ充実した毎日を送ることが出来るようになりました。
公務員から転職した結果良かったこと②働き方の選択肢が増えた
公務員から転職した結果良かったことの2つ目は「働き方の選択肢が増えた」ことです。
公務員の場合、年次があがってもできるようになることは少なく、定年まで同じような仕事をしていくことがほとんどです。
また、働き方改革に取り組んでるとは言え、テレワークやフレックスなどまだまだ浸透していません。
一方で、私が転職した職種では、スキルが身につくほどできる仕事の幅も増るためキャリアの幅が広がります。
例えば、経験を積んで行けば
○フルリモートの会社に転職
○海外の企業の同職種に転職
○IT系企業の別職種に挑戦
○フリーランスに転身
など取れる選択肢が増えます。
また、パソコン1台あればできる仕事でもありますのでテレワークも容易に行うことができます。
このように、働き方の選択肢が増えたことは良かったと感じています。
公務員から転職した結果良かったこと③残業が減った
公務員から転職した結果良かったことの3つ目は「残業が減った」ことです。
正直、残業時間はかなり減りました。
公務員時代は、多い時には月100時間、平均で月60時間ほど残業していました。
一方で民間企業に転職してからは毎月20時間ほどと大分残業時間は減りました。
もちろん、忙しい時もありますがそれでも公務員時代に比べてプライベートの時間が増えたのは良かったと思います。
公務員から転職した結果後悔したこと①一時的に年収が下がった
公務員から転職した結果後悔したことの1つ目が「一時的に年収が下がった」ことです。
今でこそ公務員時代よりは年収をもらえていますが、転職当時はだいぶ年収が下がりました。
転職前 | 転職後 |
---|---|
420万 | 350万 |
70万ほど下がっています。
そのため、一時的に生活レベルを下げざるを得なく苦労しました。
公務員から転職した結果後悔したこと②安定を手放した
公務員から転職した結果後悔したことの2つ目が「安定を手放した」ことです。
これが一番後悔したことですね。
やっぱり毎月安定して給料をもらえて、よほどのことがない限りクビにならないのは公務員の大きなメリットです。
こういった安定を手放してしまったのは公務員を辞めて後悔したことです。
公務員から転職した結果どうなった?事例②公務員からコンサル
次に元同僚の例を紹介します。
元同僚は26歳の時に転職をしています。
当時の状況を簡単にまとめると次の通りです。
転職前 | 転職後 | |
---|---|---|
職業 | 都道府県庁職員 | コンサル |
年収 | 450万 | 600万 |
公務員から転職した結果良かったこと①給料が増えた
公務員から転職した結果良かったことの1つ目は「給料が増えた」ことです。
公務員は決して低い年収ではありませんが、大学の同年代と比べると低かったりしますよね。
この方は、公務員から民間に転職後に150万も年収がアップしています。
公務員のまま150万上げるとなると、結構な時間がかかります。
公務員時代に比べてお金に余裕ができたという点良かったと言っていました。
公務員から転職した結果良かったこと②いろいろ挑戦できるようになった
公務員から転職した結果良かったことの2つ目は「いろいろ挑戦できるようになった」ことです。
公務員の場合、上司の決裁が下りなかったり予算がつかなかったり等の理由から何か新しいことを始めることは難しいですよね?
一方で、民間企業ではとりあえずやってみようの精神の所も多く、自らのアイデアをすぐに仕事に反映させやすいことがあります。
この方は元々チャレンジ精神が強い方でもあり、いろんな事にチャレンジしやすい環境になったことに満足していました。
公務員から転職した結果後悔したこと:仕事のプレッシャーが増えた
公務員から転職した結果後悔したことは「仕事のプレッシャーが増えた」ことです。
公務員の仕事は利益追求ではなく公共の利益のためのしごとですので、言ってしまえばノルマのない仕事ですよね?
一方で民間企業で仕事をする場合、やはり大事になるのがいかに利益に貢献するかになってきます。
そのため、ノルマや数字といったプレッシャーを常々感じながら仕事をしていくことになります。
この部分が転職してしばらくは精神的ストレスになっていたようです。
公務員から転職した結果どうなった?事例③公務員からプログラマー
最後に元先輩の例を紹介します。
元先輩は31歳の時に転職をしています。
当時の状況を簡単にまとめると次の通りです。
転職前 | 転職後 | |
---|---|---|
職業 | 市役所職員 | プログラマー |
年収 | 450万 | 700万 |
公務員から転職した結果良かったこと①給料が増えた
公務員から転職した結果良かったことの1つ目は「給料が増えた」ことです。
この方も公務員時代に比べて給料が増えたことに満足しているようです。
民間企業では成果を出せば、若手でもどんどん出世できる企業は数多くあります。
この方も半年で役職がつき、1年後には係長級まで昇格していました。
当然、それに伴い給料もあがるため公務員時代に比べてかなり速いペースでの昇給を実現しています。
公務員から転職した結果良かったこと②どこでも働けるスキルが身についた
公務員から転職した結果良かったことの2つ目は「どこでも働けるスキルが身についた」ことです。
この方はプログラミングスキルと経験を積んだことで様々な選択肢が取れるようになったことが良かったと言っていました。
確かにこのスキルがあれば、他の企業に転職して更に給料を上げたり、労働環境の良い企業に転職することも容易です。
また、フリーランスとして会社に依存しない働き方もできます。
実際にこの方は転職して給料アップを実現しています。
このようにどこでも働けるスキルが身についたのは公務員の世界を飛び出したからこその結果だと思います。
公務員から転職した結果後悔したこと①一時的に業務量が増えた
公務員から転職した結果後悔したことの1つ目は「一時的に業務量が増えた」ことです。
これは当然のことなのですが、公務員と民間企業では仕事の進め方やスピード感は全く違います。
また、公務員のようにマニュアルがないことだってあります。
そんなことから転職してからしばらくは仕事に追いつくのが精いっぱいで業務量がどんどん増えてしまうことが多いようです。
公務員から転職した結果後悔したこと②休日が減った
公務員から転職した結果後悔したことの2つ目は「休日が減った」ことです。
公務員はカレンダー通りの休みに加えて有給や夏季休暇、年末年始の休暇など休みに関してはトップレベルです。
一方で、民間企業では企業によって休日数は様々で、この方が転職した企業は土曜日出勤もしばしばあったそうです。
そのため、公務員時代に比べて休日が減ったことを後悔していました。
まとめ)公務員から転職した結果どうなった?
今回は公務員から転職した結果どうなったかをご紹介しました。
おさらいすると以下の通りです。
転職した結果良かったこと | 転職した結果後悔したこと | |
---|---|---|
私 | ①やりがいが増えた ②働き方の選択肢が増えた ③残業が減った | ①一時的に年収が下がった ②安定をてばなした |
元同僚 | ①給料が増えた ②いろいろ挑戦できるようになった | ①仕事のプレッシャーが増えた |
元先輩 | ①給料が増えた ②どこでも働けるスキルが身についた | ①一時的に業務量が増えた ②休日が減った |
私を含めて全員良かったと感じることも後悔したと感じることもあります。
ですが、トータルとして民間企業に転職して良かったと感じています。
よく公務員は民間企業ではついていけないと言われますが、実体験から言うとそんなことはなく多くの人が活躍できています。
ですので、そこまで心配しなくていいと思います。
最後に公務員から民間企業への転職成功のコツをご紹介しますね。
公務員から民間企業へ転職成功のコツ
公務員からの転職の成功の秘訣は以下の通りです。
step1:転職理由を明確にする
step2:キャリア設計&自己分析
step3:スキルを身につける(飛ばしてもOK)
step4:転職エージェントに登録
step1:転職理由を明確にする
一番最初にやるべきことは、「転職理由をはっきりさせる」ことです。
というのも、この転職理由を明確にすることで「本当に公務員を辞めるべきか」の整理ができます。
また、どういった理由で転職したいのかが決まれば、それを解消できる転職先候補も自然とわかってきます。
そうすれば、その転職先で必要なスキルもわかってきます。
さらにこの転職理由は、実際の選考においても非常に重要な役割を持っているのでこの段階ではっきりさせておくことが大切になります。
特に20代の場合、短期での転職になるため「転職理由」はかなり突っ込まれますのでこのステップは大事にしましょう。
>>>>【公務員からの転職】転職理由が明確になれば転職成功への大きな一歩です
詳しい手順は上記の記事でもご紹介していますが、次の通りに整理すればとりあえずは十分です。
①なぜ辞めたいのか?なぜ転職したいのか?(転職・退職理由)
②何をしたいのか?(転職理由)
③どんな働き方をしたいのか?(キャリア設計)
④将来どうなりたいのか?(キャリア設計)
⑤上記を解消できる業界・企業はどこか?(業界分析)
⑥その業界・企業で求められているスキル・経験は何か?(業界分析)
step2:自己分析
転職理由が明確になったら次は「自己分析」になります。
自己分析では、「自分の強み・弱み」「どういった経験があるのか」「スキルは十分にあるか」など自分のこれまでの経験を棚卸します。
このステップは後述する転職エージェントと一緒に整理するとより良いものなりますよ!
step3:スキルを身につける
このステップは、20代であれば若さを武器にできるため飛ばしても問題ありません。
転職に不安のある人は、このステップを踏むことで成功率が上がりますよ。
次に重要なのは行きたい業界に必要なスキルを身につけることです。
例えばIT業界であれば、プログラミングやWEBデザイン、WEBマーケティングといった感じです。
スキルのない状態で転職しようとすると、ほとんどの人が失敗します。
企業の中途採用には1つの枠に対して多くの人が応募してきます。
もちろんこの応募者の中には、民間経験者が多数います。
すると、これといったスキルのない公務員は民間経験者には簡単に負けてしまうのです。
そのため、スキルを身につけてから転職活動を始めることで転職難易度は段違いに変わってきますし、成功させやすくなります。
具体的にどんなスキルを身につけるといい?
では、具体的にどんなスキルを身につければいいのか。
さきほども説明しました通り自分が行きたいと思う業界や職種に必要なスキルです。
例えば、以下の感じです。
・外資系企業→TOEIC
・経理職→簿記
・エンジニア→プログラミング
・WEBデザイナー→WEBデザイン
・WEBマーケター→WEBマーケティング
とにかく公務員をやめたいけど、何のスキルを身につければ良いかわからない
そんな方には、これから伸びるIT系のスキルを身につけることがおすすめです。
具体的には「プログラミング」「WEBデザイナー」「WEBマーケティング」です。
この3つは、本業にしても需要がありますし、将来的に独立してフリーランスの選択肢もとれるスキルです。
関連記事:公務員から転職するならIT業界がおすすめ!3つの理由と転職成功の秘訣を紹介します。
また、これらのスキルはスクールに通うことで、スキル習得だけでなく転職支援がついていたりと手厚いサポートがうけられます。
なかには、転職成功率98%のスクールもありますよ。
もしプログラミングスクール等に興味がある方は、以下記事をぜひ覗いてみてください。
step4:転職エージェントに登録
最後のステップが「転職エージェント」を利用することです。
正直、転職市場で不利な立場にある公務員が1人で転職活動をするのには限界がありますし、非常にきついです。
そのため、転職のプロに頼るのが1番です。
無料で利用できるので登録して損はないです。
そもそも、転職エージェントを利用するメリットして次の4つがあります。
・求人の選定
・志望動機などのブラッシュアップ
・情報収集
・公務員の支援の実績が豊富
①求人の選定
自分1人で進める場合、数多くある求人の中から自分に合った求人を探すのは非常に大変です。
また、ブラック企業を見抜くのは難しいですよね。
せっかく下準備をしたのにブラック企業に転職になってしまったら元も子もないです。
この点、転職エージェントでは、希望やスキル・経験から自分に合った求人を紹介してくれます。
また、転職エージェントが保有する求人はブラック企業であることが非常に少ないです。
というのも、求職者をブラック企業に転職させてしまい、それが口コミで広がってしまうとビジネスが成り立たなくなるためです、
ですので、転職エージェントでは極力ブラック企業を排除するようにしているのです。
そのため、転職エージェントを利用することでスムーズかつ良い企業への転職がしやすくなります。
②志望動機などのブラッシュアップ
転職エージェントでは、自己PRや志望動機などを少しでも魅力的に企業の採用担当者に伝わるように一緒にブラッシュアップしてくれます。
そのため、実際の面接においても面接官から好印象を持たれるようになります。
また、企業ごとに書類をどんな内容にすればいいのかアドバイスをくれるので、書類審査の面においても通りやすい書類を簡単に作成できるようになります。
③情報収集
転職エージェントは、情報収集の面においても非常に役立ちます。
というのも転職エージェントでは、採用担当者のみならず現場やトップともパイプを持っていることが多いためです。
そのため、求人票だけでは分からないリアルな社内の様子や空気について聞くことができるので、企業選びや面接対策に役立ちます。
また、面接が決まると「企業の採用担当者がどういった点を重要視しているか」や、過去の傾向から「どういった質問が多いか」などを教えてくれます。
そのため、自分1人でや転職活動をするより遥かに効率良く、要点を押さえて面接に臨むことができます。
④公務員の支援の実績が豊富
転職エージェントでは、今まで数多くの公務員の転職を支援しています。
そのため、公務員からの転職を成功させるノウハウや経験が蓄積されています。
これらは結構貴重で、自分一人で進めていては決して手に入らない情報です。
事実、私の周りで公務員から転職をした人のほとんどは転職エージェントを利用していました。
まあ、転職エージェントを利用している人ほど次の仕事が決まるのが早かったです。
無料で利用できるので、話をだけ聞くだけでも価値はあります。
おすすめの転職エージェントを知りたい!
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