公務員を辞める前に知りたい!公務員を辞めるメリット・デメリット

公務員を辞めたいんだけど、後悔するのかな?
公務員を辞めるメリットやデメリットを知りたい。

今回は、そんなあなたに向けて書いていきます。

公務員を辞めたいと思っていても、辞めた後のことを考えるとなかなか行動をできないという人は少なくないと思います。

私自身も、辞めたいと悩んでいた時はいろいろ調べたりしていました。

そこで、今回は私の経験を元に公務員を辞めるメリット・デメリットについてご紹介していきます。

公務員を辞める5つのメリット

公務員を辞めるメリットは主に次の5つがあります。

①頑張り次第で給料が増える
②キャリアの幅が広がる
③やりがいができる
④働き方を選べる
⑤ストレスから解放される

①頑張り次第で給料が増える

1つ目のメリットが「頑張り次第で給料が増える」ことです。

公務員を辞めて民間企業に転職すると年収が下がるとよく言われます。

事実私も500万から350万と150万円年収が下がっています。

ですが、それはほんの一時的なものです。

というのも、民間では経験を積みスキルが評価されれば給料はすぐに上がることが多いからです。

公務員だといくら頑張ってもほぼ横並びの給料ですよね?

つまり自分の頑張り次第で給料を伸ばすことができ、これが民間企業の良い点でもあります。

また、公務員時代にはできなかった副業もできるので本業以外でも収入源を確保できます。

②キャリアの幅が広がる

2つ目のメリットが「キャリアの幅が広がる」ことです。

公務員の場合、新人も年配の職員も程度の差があれど行っている業務内容に差はほとんどありませんよね?

つまり、経験を積んでもできる仕事の幅で考えるととても狭いです。

一方で、公務員を辞めて民間企業やフリーランスになった場合、スキルが身につければその分できることが増えるし、チャレンジできる環境があります。

また、公務員は年功序列制度が根強いため、いくら頑張ってもある程度の年齢に達するまで昇進は難しいです。

一方で民間企業は成果主義・実力主義のところも多く、実力次第では早い段階から昇進できます。

③やりがいができる

3つ目が「仕事にやりがいができる」ことです。

公務員は前例踏襲主義なので、マニュアルどおり事務を進め新しい提案をしても却下されるような部署は多いです。

一方で民間企業では、むしろ新しいことをどんどんさせてくれる環境にあります。

評価に直結するので、時にはきついと感じることはありますが仕事へのやりがいは公務員時代とは段違いで楽しいと感じる人もいます。

④働き方を選べる

4つ目は、「働き方を選べる」ことです。

公務員では9時17時が基本で、テレワークは制度として導入されてはいるものの、出社せざるをえないのが現実です。

一方で、民間企業であれば時差出勤やフレックスタイム制・リモートワークなど多様な勤務形態の選択肢があるので、自分のライフスタイルに合った働き方を選ぶことができます。

⑤ストレスから解放される

5つ目は「ストレスから解放される」ことです。

・頑張っても給料が増えない仕組み
・閉鎖的な人間関係
・理不尽なクレーム
・無駄な仕事

公務員の仕事には、公務員特有のストレスがあります。

これらは、公務員でいる限りずっと付きまとってくるものです。

こういったストレスから解放されるのもメリットです。

もちろん、民間企業でもストレスはありますけどね。

公務員を辞める3つのデメリット

逆に公務員を辞めるデメリットは何でしょうか?

それは次の3つです。

①安定を失う
②民間企業についていけない可能性
③社会的信用が低くなる

①安定を失う

1つめのデメリットが「安定を失うこと」です。

公務員は様々な面で安定しています。

・倒産しない
・リストラもない
・毎年給与が上がる
・給料の未払い支払遅れもない
・休暇制度が充実
・福利厚生がそろっている

特に倒産やリストラがないことは公務員ならではの安定性です。

こういった公務員特有の安定性を失うことは大きなデメリットになります。

②民間企業についていけない可能性

2つ目のデメリットが「民間企業についていけない可能性」があることです。

公務員の仕事に慣れすぎてしまうと、民間企業についていけないことがあります。

といのも、民間では公務員と違い「利益」を追求するため、仕事の進め方やスピード感が全く違うからです。

こういった公務員と民間企業の違いから民間企業についていけず早期退職のリスクがあります。

とはいえ、私の周りで公務員から転職した人はみんな民間企業に馴染んでいますので、そこまで気にしなくて大丈夫だと思います。

③社会的信用が低くなる

3つ目のデメリットが「社会的信用が低くなる」ことです。

特に金融機関でローンを組む時や、融資を受ける際に多大な影響を及ぼします

公務員は社会的信用が高く、住宅や車のローンなが比較的組みやすいと言われています。

一方で、民間企業へ転職すると、公務員ほど信用度は高くなく、ローンの審査が通らないことも多々あります。

公務員からの転職のコツ

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公務員からの転職を成功させるコツは以下の通りです。

①希望する業界職種を決める
②行きたい業界に必要なスキルを身につける
③転職エージェントを利用する

上記は私を含め実際に公務員から転職を成功させた知り合いに共通したポイントになります。

すでにスキルがある・スキルは特にいらないという場合は②は飛ばして大丈夫です。

この通りやれば、転職できる確率はかなり高くなります。

①希望する業界職種を決める

まず最初に「希望する業界職種を決める」ことから始めましょう。

求人を見ながら決めるのもいいですが、お勧めしたいのが転職したい理由を整理することです。

というのも、「どんな働き方をしたいのか」、「どんなキャリアパスを望むのか」などを整理することでその理由に合った業界や職種を見つけやすくなるから。

また、何よりこの転職理由が面接の場で深堀されるので、初めのうちになんとなくでも整理しておくことで後々楽になります。

関連記事:【公務員からの転職】転職理由が明確になれば転職成功への大きな一歩です

具体的には、以下の順序で整理するのがおすすめです。

①なぜ辞めたいのか?なぜ転職したいのか?(転職・退職理由)
②何をしたいのか?何ができるのか?(転職理由・自己分析)
③どんな働き方をしたいのか?(キャリア設計)
④将来どうなりたいのか?(キャリア設計)

⑤上記を解消できる業界・企業はどこか?(業界分析)
⑥その業界・企業で求められているスキル・経験は何か?(業界分析)

②行きたい業界に必要なスキルを身につける

行きたい業界や職種が決まったら、そこで求められているスキルを先に身につけてしまいましょう。

というのも、スキルを身につけることで人材価値は高まり公務員からであっても不利なく転職できるから。

公務員からの転職が難しいのは「スキルがない」からです。

裏を返せば、スキルさえあれば問題ないのです。

実際に私もスキルを身につけたことで、そこまで苦労をせずに次の仕事を見つけることができました。

そもそも、スキルは比較的短期間で習得可能ですので、むしろ習得しないほうが損をします。

具体的には次のような感じです。

・外資系→語学力、TOEICなど
・IT系→プログラミング、WEBデザイン、WEBマーケティングなど
・その他業種→その業界に必要な資格など

とにかく公務員をやめたいけど、何のスキルを身につければ良いかわからない

そんな方には、これから伸びるIT系のスキルを身につけることがおすすめです。

具体的には「プログラミング」「WEBデザイナー」「WEBマーケティング」です。

この3つは、本業にしても需要がありますし、将来的に独立してフリーランスの選択肢もとれるスキルです。

また、これらのスキルはスクールに通うことで、スキル習得だけでなく転職支援がついていたりと手厚いサポートがうけられます。

なかには、転職成功率98%のスクールもありますよ。

もしプログラミングスクール等に興味がある方は、以下記事をぜひ覗いてみてください。

③転職エージェントを利用する

ジョブ

公務員からの転職を成功させたいなら転職エージェントを利用することをおすすめします。

というのも、次の4点の理由によります。

・求人の選定
・志望動機などのブラッシュアップ
・情報収集

・公務員の支援の実績が豊富

①求人の選定

自分1人で進める場合、数多くある求人の中から自分に合った求人を探すのは非常に大変です。

また、ブラック企業を見抜くのは難しいですよね。

せっかく下準備をしたのにブラック企業に転職になってしまったら元も子もないです。

この点、転職エージェントでは、希望やスキル・経験から自分に合った求人を紹介してくれます。

また、転職エージェントが保有する求人はブラック企業であることが非常に少ないです。

というのも、求職者をブラック企業に転職させてしまい、それが口コミで広がってしまうとビジネスが成り立たなくなるためです、

ですので、転職エージェントでは極力ブラック企業を排除するようにしているのです。

そのため、転職エージェントを利用することでスムーズかつ良い企業への転職がしやすくなります。

②志望動機などのブラッシュアップ

転職エージェントでは、自己PRや志望動機などを少しでも魅力的に企業の採用担当者に伝わるように一緒にブラッシュアップしてくれます

そのため、実際の面接においても面接官から好印象を持たれるようになります。

また、企業ごとに書類をどんな内容にすればいいのかアドバイスをくれるので、書類審査の面においても通りやすい書類を簡単に作成できるようになります。

情報収集

転職エージェントは、情報収集の面においても非常に役立ちます

というのも転職エージェントでは、採用担当者のみならず現場やトップともパイプを持っていることが多いためです。

そのため、求人票だけでは分からないリアルな社内の様子や空気について聞くことができるので、企業選びや面接対策に役立ちます。

また、面接が決まると「企業の採用担当者がどういった点を重要視しているか」や、過去の傾向から「どういった質問が多いか」などを教えてくれます。

そのため、自分1人でや転職活動をするより遥かに効率良く、要点を押さえて面接に臨むことができます

④公務員の支援の実績が豊富

転職エージェントでは、今まで数多くの公務員の転職を支援しています。

そのため、公務員からの転職を成功させるノウハウや経験が蓄積されています。

これらは結構貴重で、自分一人で進めていては決して手に入らない情報です。

事実、私の周りで公務員から転職をした人のほとんどは転職エージェントを利用していました。

まあ、転職エージェントを利用している人ほど次の仕事が決まるのが早かったです。

無料で利用できるので、話をだけ聞くだけでも価値はあります。

おすすめの転職エージェントを知りたい!

おすすめの転職エージェントについては以下の記事でご紹介しています。

7社利用したからわかる!公務員が登録するべき転職エージェント

まとめ

今回は、公務員を辞めるメリット・デメリットについてご紹介しました。

おさらいすると以下の通りです。

メリット

①頑張り次第で給料が増える
②キャリアの幅が広がる
③やりがいができる
④働き方を選べる
⑤ストレスから解放される

デメリット

①安定を失う
②民間企業についていけない可能性
③社会的信用が低くなる