公務員から転職したら給料はどうなる?一時的に下がる可能性はある
公務員から転職したいけど、給料ってどうなるんだろう?
出来れば転職後の給料を上げたい
今回はそんなあなたに向けて書いていきます。
公務員からの転職を考えている人にとって、業務内容もそうですが給料面が気になる人は多いかと思います。
私自身も転職活動をしていた時は、安定を手放す分給料が上がる転職先を探していたりしました。
そんなな経験を元に今回は
・公務員から転職したら給料はどうなるのか?
・公務員から転職したら給料が一時的に下がるたった1つの理由
・公務員からの転職で給料が下がるかは年齢とスキルに左右される
・公務員からの転職で年収アップを狙える業界
についてご紹介します。
目次
公務員から転職したら給料はどうなるのか?
結論から言ってしまうと、公務員から転職した人のほとんどは「一時的に給料は下がる」ことになります。
人によっては50万~100万円ほど下がることもあります。
実際に私は公務員時代に転職活動を2回したのですが、内定先からオファーいただいた給料は以下の通りでした。
1回目 | 2回目 | |
---|---|---|
公務員時代 | 440万円 | 460万円 |
オファー年収 | 400万円 | 410万円 |
差額 | △40万円 | △50万円 |
どちらの転職活動においても公務員時代に比べて50万程下がっています。
公務員から転職したら給料が一時的に下がるたった1つの理由
公務員から転職すると一時的に年収が下がることがほとんどですが、その理由はたった1つです。
それは「未経験者での入社」になるからです。
というのも、公務員と民間では仕事の性質も進め方もだいぶ違います。
公務員で培ってきたスキルや経験は、民間企業ではあまり役に立ちません。
そのため、どの業界・企業に転職しようとも基本的に未経験者として扱われてしまいます。
当然、未経験者に高い給料を提示することは少なく、公務員時と比べると年収が下がってしまうことになります。
実際に私が転職活動していた時に「優秀と見受けられるが、現在の年収と同等の給料を出すのは難しい」という理由で落ちたことがあります。
とはいえ、民間では公務員と違い頑張れば頑張るほど給料に反映されますので、年収が下がるのは一時的なものになりますよ。
公務員からの転職で給料が下がるかは年齢とスキルに左右される
これまで公務員から転職したら年収が一時的に下がるとご紹介しましたが、年齢やスキルの有無によっても変わってきます。
20代前半は現状維持の年収で転職できることがほとんど
20代前半での転職であれば、年収を落とさずに転職できることがほとんどです。
公務員から民間企業に転職する場合、オファー年収は350~450万円くらいを提示されることが一般的です。
一方で、20代前半の公務員ですと、地域手当や残業代によっては変わってきますが大体上記のレンジの年収に収まっているはず。
つまり、20代前半の若手公務員であれば、年収を落とさず転職できる確率が高くなっています。
そのため、給料面は気にせず仕事内容や福利厚生など他の面もじっくり検討しながら幅広い選択肢から転職できるメリットもあります。
>>>>20代前半の公務員からの転職はぶっちゃけ余裕です!成功の手順もご紹介します。
20代後半は良くて現状維持、基本下がる
20代後半からの転職となると、良くて現状維持で基本的に年収は下がると考えたほうがいいです。
というのも、この年代になると主任に昇格して給料が増えたりなどそこそこの給料をもらえるようになっているから。
多い人だと500万以上をもらっていると思います。
そのため、多くの人は公務員から転職すると年収は下がります。
>>>>20代後半の公務員は民間企業に転職できる?←戦略が大事!
30代以降は下がる
30代以降の転職になると、年収が下がるのを避けるのは難しくなってきます。
30代になると、昇格具合にもよりますが500~700万円くらいの年収の人がほとんどです。
公務員からの転職でこのレンジの年収を提示してくる民間は非常に少ないです。
そのため、30代以降では年収はほぼ確実に下がると言えるでしょう。
>>>>30代公務員からの転職はぶっちゃけ難しい。その理由と転職成功の戦略をご紹介。
スキルや経験によっては年収アップも可能
一方で、持っているスキルや経験によっては現状維持・年収アップも可能になります。
実際に私の知り合いで元々WEB周りのスキルに強い人がいましたが、転職後に年収が上がっていましたね。
ですので、公務員から転職した後も現状維持あるいは年収アップを狙いたい人は先にスキルを身につけるのも1つの手でしょう。
>>>>公務員が身につけるべきスキル4選【キャリア選択・転職も有利に!?】
公務員からの転職で年収アップを狙える業界・職種
公務員からの転職で年収アップを狙える業界・職種については以下の2つです。
〇コンサル業界
〇営業職
〇公務員としての経験を活かせる仕事
コンサル業界
1つ目はコンサル業界です。
コンサル業界は、年収のレンジが高く公務員から転職した場合年収は上がります。
実際に私の友人はコンサル業界に転職し、450万から600万へと150万も年収が上がりました。
また、コンサルでの経験は市場価値も高く、一度コンサルとして経験を積めばさらなるキャリアアップを目指せるなど長期的にみてもおすすめです。
まあ、その分公務員時代に比べると仕事はハードになる傾向はありますけどね。
>>>>公務員からコンサルは転職しやすい?その3つの理由と転職成功の方法をご紹介!
営業職
2つ目は営業職です。
営業職も公務員からの転職で年収が上がりやすい職種です。
営業職は求人数も多く、未経験でも年収の高い求人がたくさんあります。
もちろん、他の職種に比べて数字を求められやすいので仕事のプレッシャーは大きいです。
ですが、頑張れば頑張る分だけ給料に反映されやすいので年収は期待できます。
公務員としての経験を活かせる仕事
3つ目は公務員としての経験を活かせる仕事です。
例えば、
〇行政職員→団体職員
〇財務・主計担当→経理職
〇税務署職員→税理士
〇研究員→民間研究所社員
といった感じです。
公務員での経験が活かせる転職先の場合、経歴・スキルも考慮してくれるため年収のアップは期待できますよ。
他にもある公務員におすすめの転職先
今回は年収アップの期待できる業界・職種をご紹介しましたが、上記以外でもおすすめの転職先はあります。
詳しくは以下の記事でご紹介していますが、一時的に年収が下がっても将来的には公務員時代の年収を狙うことができます。
ぜひ合わせてご覧ください。
>>>>官僚からの転職先のおすすめはこの3つ【失敗しない転職】
転職後の年収を上げたいなら年収交渉も大事!
公務員からして転職して年収を上げたい場合、年収交渉も大事になってきます。
転職活動において内定をもらった場合、その企業から労働条件が書かれた通知書が渡されます。
その通遺書には入社時の想定年収が記載されています。
もし、その年収に不満がある場合はさらに上げることができないか交渉することが大事です。
とはいえ、自ら交渉するのは気が引ける人は多いと思います。
そのため、転職活動をする際は転職エージェントを利用することをお勧めします。
転職エージェントでは、年収交渉をしてくれるだけでなく以下のように転職の初めから終わりまでワンストップで支援してくれます。
〇転職先の相談
〇求人の選定
〇応募書類の作成
〇面接対策
〇日程調整
〇年収交渉
無料で利用できるので、公務員からの転職を考えている人はぜひ利用することをお勧めします。
>>>>7社利用したからわかる!公務員が登録するべき転職エージェント
まとめ
今回は公務員から転職したら給料がどうなるかご紹介しました。
年齢やスキルの有無によって変わってきますが、多くの場合一時的に年収は下がります。
とはいえ、経験を積めば公務員試合並みに給料はもらえるようになりますし、むしろ公務員試時代を超えるなんてこともありますよ。
今回は以上です。