新卒だけど教員をもう辞めても大丈夫?教員を辞めても大丈夫な人辞めてはダメな人

新卒で教員になったけど、なんかイメージと違うなー。
もうすでに辞めたい気持ちが強いな。
でも、1年もたたずに辞めても大丈夫なのかな、、、

今回はそんなあなたに向けて記事を書いていきます。

教員になって数カ月、理由はいろいろとあると思いますが、もう辞めたいと感じている人もいるのではないでしょうか。

その感情は、けっしておかしなものではありません。

というのも、実際に働いてみないと見えてこない部分があるからです。

しかし、中には辞めないほうがいい人もいます。

そこで今回は、

・新卒で教員を辞めても問題ない人
・新卒で教員を辞めないほうがいい人
・とりあえず3年間は間違い
・新卒教員からの転職の手順

についてご紹介していきます。

この記事を読めば、今のモヤモヤが解消され今後の進路についてはっきりさせることができると思います。

新卒で教員を辞めても問題ない人の4つの特徴

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新卒で教員を辞めても問題ない人の特徴は次の4つです。

①教員の仕事が自分に合わない
教員という組織風土に疑問を感じた
③スキルを活かした仕事がしたい

④労働環境がブラック企業並みの学校

必ずしも全部該当する必要はなく、どれか1つでも当てはまるのであれば辞めても問題ないです。

①教員の仕事があわない

新卒で教員を辞めても問題ない人の特徴の1つ目は、「教員の仕事があわない」です。

教員の仕事の特徴として次のようなものがあります。

①授業の準備(授業前・授業後)による長時間労働
②生徒対応(生徒間のトラブル等)
③保護者対応
④部活の顧問の場合休日出勤も

もちろん教員はやりがいのある仕事です。

しかし、教員の仕事は合わない人は本当にあわないです。

そういった人は、教員に依存する理由がない限り辞めたほうがいいです。

というのも、教員でいる限り解消されることがないから。

また、合わないと感じながらも仕事を続けるのはストレスであり、今は大丈夫でも今後メンタルヘルス不調になる恐れすらあります。

教員という組織風土に疑問を感じた

新卒で教員を辞めても問題ない人の特徴の2つ目は「教員という組織風土に疑問を感じた」です。

「年功序列」や「仕事の頑張りが評価されない」などといった教員の組織自体に疑問を感じている場合も辞めても問題ないです。

というのも、教員という仕事の体質が変わることはすぐには変わらないから。

改善されるのを待ちながら働き続けるよりも、早々に自分にとっていい環境に移ってしまう方がいいと思います。

③スキルを活かした仕事がしたい

新卒で教員を辞めても問題ない人の特徴の3つ目は「スキルを活かした仕事をしたい」です。

教員の仕事では突出したスキルを身につけることは難しいです

また、例え個人として突出したスキルをもっていったとしても、それを活かせることも非常に少ないです。

そのため、スキルを身につけたい・スキルを活かした仕事をしたい場合、チャンスを待ち続けるより転職してしまうのがいいです。

④労働環境がブラック企業並みの学校

新卒で教員を辞めても問題ない人の特徴の4つ目は、「労働環境がブラック企業並みの学校」の場合です。

具体的には以下の通りです。

・休みが取れない
・毎日深夜まで残業
・サービス残業
・休日出勤
・パワハラやセクハラ

県立や市立などの効率の学校では複数年に一度異動があるので、異動するまで耐えるという方法もあります。

ですが、次の異動先がまともとは限りませんし、その間につぶれてしまうことあり得ます

実際に私の友人でも異動までの辛抱と言って、結果体調を崩してしまったひともいます。

新卒で教員を辞めないほうがいい人の3つの特徴

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では、反対に新卒で教員を辞めないほうがいい人をご紹介します。

①仕事よりも安定重視
②辞めたい理由が苦手な人がいる
③辞めたい理由が仕事ができない

①仕事よりも安定重視

1つ目は「仕事よりも安定重視」している人です。

こういった人は教員を辞めないほうがいいです。

というのも、教員は景気に左右されず毎月安定した給料がもらえますし、ボーナスも必ず出ます

子供がいなくならない限り倒産もリストラも現状ありえません

また、福利厚生も大企業並みにしっかりしています。

こういった面を重視するのであれば、教員はコスパがいいため辞めるのはもったいないです。

②辞めたい理由が苦手な人がいる

2つ目は「辞めたい理由が苦手な人がいる」です。

他の点に不満がなく、ただ苦手な人がいるという理由だけで教員を辞めるにはもったいないです。

というのも、苦手な人はどんな企業で働こうと必ずでてくるものだから。

また、教員は異動があるため簡単に苦手な人と離れることはできます。

また、生徒や保護者に苦手な人がいる場合でも、その生徒がいなくなれば離れることができますよね。

そのため、こういった人は教員を辞めないほうがいいでしょう。

とはいえ、本当に追い詰められこれ以上耐えられないようであれば辞めるのも1つの手ではあります。

③辞めたい理由が仕事ができない

3つ目が「辞めたい理由が仕事ができない」です。

新人教員に一番多い理由ですが、こういった人も辞めないほうがいいです。

というのも、そもそも仕事ができなくて当たり前だから。

仕事は年次を重ねるごとに徐々にできるようになりますし、たかが数カ月程度で完璧にできるようになるわけではありません

私自身は事務職公務員でしたが、5年間働いても全部の仕事ができるかというと知らない仕事の方が多かったです。

ですので、「仕事ができないから」という人は教員を辞めないほうがいいです。

とりあえず3年間は間違い。辞めるなら今すぐ行動するべき

新卒で教員を辞めたいと考えている人の中には、「とりあえず3年間は我慢しろ」と聞いたことがある人は少なくないはず。

しかし、これは教員の世界では間違いだと思います

というのも、教員から民間企業に転職は年を重ねるごとに難しくなるからです。

そもそも、教員は「民間企業で活かせるスキルが少ない」こともあり転職が難しい傾向にあります。

また、教員の経験やスキルを活かせる転職先というのは限られてしまいます。

ですので、本気で転職を考えているのであれば早めのうちに行動をするのがいいです。

関連記事:教員から転職するなら20代がチャンスな3つの理由。【善は急げ】

教員からの転職は若さが一番の武器

そんな教員でも、「若ければ」それほど不利なく転職活動を進めることができます

つまり、教員から転職したい人にとって「若さ」は最大の武器なのです。

そのため、3年間我慢するより若さという武器を活かして転職する方が断然いいです。

関連記事:公務員から転職したくなったら今すぐするべき3つの理由【とりあえず3年は間違い】

新卒教員からの転職の手順

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新卒の教員からの転職の手順としては以下の通りです。

step1:転職理由を明確にする
step2:キャリア設計&自己分析
step3:スキルを身につける(飛ばしてもOK)
step4:転職エージェントに登録

step1:転職理由を明確にする

一番最初にやるべきことは、「転職理由をはっきりさせる」ことです。

というのも、この転職理由を明確にすることで「本当に教員を辞めるべきか」の整理ができます。

また、どういった理由で転職したいのかが決まれば、それを解消できる転職先候補も自然とわかってきます

そうすれば、その転職先で必要なスキルもわかってきます

特に新卒公務員の場合、短期での離職になるため「転職理由」は面接でかなり突っ込まれますのでこのステップは大事にしましょう

詳しい手順は上記の記事でもご紹介していますが、次の通りに整理すればとりあえずは十分です。

①なぜ辞めたいのか?なぜ転職したいのか?(転職・退職理由)
②何をしたいのか?(転職理由)
③どんな働き方をしたいのか?(キャリア設計)
④将来どうなりたいのか?(キャリア設計)

⑤上記を解消できる業界・企業はどこか?(業界分析)
⑥その業界・企業で求められているスキル・経験は何か?(業界分析)

step2:自己分析

転職理由が明確になったら次は「自己分析」になります。

自己分析では、「自分の強み・弱み」「どういった経験があるのか」「スキルは十分にあるか」など自分のこれまでの経験を棚卸します。

step3:スキルを身につける

このステップは、新卒教員であれば若さを武器にできるため飛ばしても問題ありません。
転職に不安のある人は、このステップを踏むことで成功率が上がりますよ。

次に重要なのは行きたい業界に必要なスキルを身につけることです。

例えばIT業界であれば、プログラミングやWEBデザイン、WEBマーケティングといった感じです。

スキルのない状態で転職しようとすると、ほとんどの人が失敗します。

企業の中途採用には1つの枠に対して多くの人が応募してきます。

もちろんこの応募者の中には、民間経験者が多数います。

すると、これといったスキルのない教員は民間経験者には簡単に負けてしまうのです。

そのため、スキルを身につけてから転職活動を始めることで転職難易度は段違いに変わってきますし、成功させやすくなります

具体的にどんなスキルを身につけるといい?

では、具体的にどんなスキルを身につければいいのか。

さきほども説明しました通り自分が行きたいと思う業界や職種に必要なスキルです。

例えば、以下の感じです。

・外資系企業→TOEIC
・経理職→簿記
・エンジニア→プログラミング
・WEBデザイナー→WEBデザイン
・WEBマーケター→WEBマーケティング

とはいえ、まだ具体的に決まってない人もいるかと思います。

そんな人はIT系のスキルをおすすめします。

関連記事:公務員から転職するならIT業界一択!3つの理由と転職成功の秘訣を紹介します。

関連記事:教員におすすめの転職先・職種3選【人生が変わる!】

step4:転職エージェントに登録

最後のステップが「転職エージェント」を利用することです。

正直、転職市場で不利な立場にある教員が1人で転職活動をするのには限界がありますし、非常にきついです。

そのため、転職のプロに頼るのが1番です。

無料で利用できるので登録して損はないです

そもそも、転職エージェントを利用するメリットして次の4つがあります。

・求人の選定
・志望動機などのブラッシュアップ
・情報収集

・教員の支援の実績が豊富

①求人の選定

自分1人で進める場合、数多くある求人の中から自分に合った求人を探すのは非常に大変です。

また、ブラック企業を見抜くのは難しいですよね。

せっかく下準備をしたのにブラック企業に転職になってしまったら元も子もないです。

この点、転職エージェントでは、希望やスキル・経験から自分に合った求人を紹介してくれます。

また、転職エージェントが保有する求人はブラック企業であることが非常に少ないです。

というのも、求職者をブラック企業に転職させてしまい、それが口コミで広がってしまうとビジネスが成り立たなくなるためです、

ですので、転職エージェントでは極力ブラック企業を排除するようにしているのです。

そのため、転職エージェントを利用することでスムーズかつ良い企業への転職がしやすくなります。

②志望動機などのブラッシュアップ

転職エージェントでは、自己PRや志望動機などを少しでも魅力的に企業の採用担当者に伝わるように一緒にブラッシュアップしてくれます

そのため、実際の面接においても面接官から好印象を持たれるようになります。

また、企業ごとに書類をどんな内容にすればいいのかアドバイスをくれるので、書類審査の面においても通りやすい書類を簡単に作成できるようになります。

情報収集

転職エージェントは、情報収集の面においても非常に役立ちます

というのも転職エージェントでは、採用担当者のみならず現場やトップともパイプを持っていることが多いためです。

そのため、求人票だけでは分からないリアルな社内の様子や空気について聞くことができるので、企業選びや面接対策に役立ちます。

また、面接が決まると「企業の採用担当者がどういった点を重要視しているか」や、過去の傾向から「どういった質問が多いか」などを教えてくれます。

そのため、自分1人でや転職活動をするより遥かに効率良く、要点を押さえて面接に臨むことができます

④教員の支援の実績が豊富

転職エージェントでは、今まで数多く教員員の転職を支援しています。

そのため、教員からの転職を成功させるノウハウや経験が蓄積されています。

これらは結構貴重で、自分一人で進めていては決して手に入らない情報です。

事実、私の周りで教員から転職をした人のほとんどは転職エージェントを利用していました。

まあ、転職エージェントを利用している人ほど次の仕事が決まるのが早かったです。

無料で利用できるので、話をだけ聞くだけでも価値はあります。

おすすめの転職エージェントを知りたい!

おすすめの転職エージェントについては以下の記事でご紹介しています。

7社利用したからわかる!公務員が登録するべき転職エージェント

まとめ

今回は新卒で教員を辞めたほうがいい人辞めないほうがいい人についてご紹介しました。

おさらいすると以下の通りです。

○公務員を辞めても問題ない人
①教員の仕事が自分に合わない
教員という組織風土に疑問を感じた
③スキルを活かした仕事がしたい

④労働環境がブラック企業並みの学校

○公務員を辞めないほうがいい人
①仕事よりも安定重視
②辞めたい理由が苦手な人がいる
③辞めたい理由が仕事ができない

今回は以上です。

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