公務員はやめとけ?筆者が思う公務員は辞めとけと思う5つの理由【考え方は人それぞれ】

・公務員に就職(転職)したいけど、「公務員はやめとけ」といった意見を聞くし実際のところどうなんだろう?
・今現役公務員だけど公務員を辞めたいと考えている。

今回はそんなあなたに向けて書いていきます。

公務員は安定しており、世間的には恵まれた職業と言われています。

一方で、公務員に就職あるいは転職しようと情報を集めると「公務員はやめとけ」といった意見も多く不安な人もいるでしょう。

また、現在公務員の人の中には「公務員はやめておいた方がよかった」と感じ民間企業への転職を考えている人も少なくありません。

そこで今回は、公務員と民間の両方を経験した筆者や友人の意見をもとに

〇公務員はやめとけと言われる理由
〇公務員になるメリットも多い

〇公務員になるのが良いか悪いかは考え方次第

についてご紹介します。

公務員はやめとけと言われる6つの理由

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公務員はやめとけと言われる理由は主に以下の6つが多いかなと思います。

①公務員の給料は低い
②職場によって仕事量の差が半端ない
③希望や適性をあまり考慮しない人事異動
④仕事をいくら頑張っても給料に反映されにくい
⑤災害・緊急時に強制出勤
⑥仕事はつまらない

①公務員の給料は低い

公務員はやめとけと言われる1つ目の理由は「公務員の給料は低い」ことです。

公務員の給料は、「従業員数が50人以上の民間企業の平均値」によって決まります。

そのため、世間一般からすると高くもなく安くもない給料です。

しかし、公務員になるような学歴を持っている人であれば、民間企業に行った方が高い給料をもらうことができます。

>>>>公務員の年収って低いの?【結論:比較対象によって変わる】

実際に私も公務員時代には、大学の友人のほうが余裕で年収が高かったです。

また、公務員は年功序列なことから若いうちは給料は低く抑えられています。

そのため、中には毎月生活費がカツカツといった人も出てきます。

②職場によって仕事量の差が半端ない

公務員はやめとけと言われる2つ目の理由は「職場によって仕事量の差が半端ない」ことです。

公務員は世間的には残業も少なく楽というイメージが先行しています。

しかし、公務員は職場によって仕事量に雲泥の差があります。

毎日定時で帰れるような部署もあれば、毎月100時間近く残業があるといった部署もあります。

常に毎日定時で帰れる部署であれば問題ないのですが、公務員では基本的に3年前後で部署異動があるため、

これまで定時で帰れたのに次の月からは残業地獄といったことも普通に起こります。

そうなると、平日は夜遅くまで土日も出勤の可能性もありワークライフバランスは崩れてしまいます。

このように、異動でワークライフバランスが左右されてしまうので、プライベートを重視したいなら公務員はやめとけと言った話になります。

>>>【天国?地獄?】公務員の部署ガチャについて

③希望や適性をあまり考慮しない人事異動

公務員はやめとけと言われる3つ目の理由は「希望や適性をあまり考慮しない人事異動」です。

先ほども述べましたが、公務員には3年前後で部署異動があります。

しかし、この部署異動では希望は聞かれるものの、その希望通りになることはほとんどありません。

しかも、公務員の人事異動は、空いている席に人を埋めていくスタイルなので適性もあまり考慮されません。

そのため、自分には向いていない仕事に異動することも多々あります。

そうなると、仕事がつらくなってしまいますよね。

>>>【経験済み】公務員の異動はつらいと感じる3つの理由【転職並み】

④仕事をいくら頑張っても給料に反映されにくい

公務員はやめとけと言われる4つ目の理由は「仕事をいくら頑張っても給料に反映されにくい」ことです。

公務員は年功序列で給料が上がっていくため、どんなに仕事を頑張ろうと給料はほぼ横並びになります。

むしろ、頑張る人には仕事がどんどん与えられて、やる気のない人は仕事が回されず、同じ給料なのに仕事量が違うといったこともあります。

人事評価で昇給額に幅を持たせる自治体も多いですが、それでも月数千円程度の差にしかなりません。

⑤災害・緊急時に強制出勤

公務員はやめとけと言われる5つ目の理由は「災害・緊急時に強制出勤」です。

公務員は、地震を始めとした災害等が発生した際の非常時には強制的に出勤しなくてはなりません。

その際は、プライベートを捨てて土日も出勤するといったこともありません。

何より、災害対応の内容によっては「命の危険」も伴いますしね。

実際に、新型コロナウイルスの対応で毎日終電まで土日も出勤している元同僚もいます。

⑥仕事はつまらない

公務員はやめとけと言われる6つ目の理由は「仕事はつまらない」ことです。

公務員の仕事は以下のことからつまらないとよく言われます。

・単調なルーティンワーク
・意味を感じない(無駄な)業務が多い
・頑張れば頑張るほど損をするから
・どこを向いているか分からない仕事だから
・個人の裁量がほとんどないから

私自身も公務員として働いていた時期はありましたが、正直やりがいは皆無でした。

ですので、仕事にもやりがいを求める人にとっては公務員はやめとけと言われます。

>>>>【元公務員が考察】公務員の仕事はつまらない?その理由とつまらない感じる人の特徴

公務員になるメリットも多い

これまで公務員はやめとけと言われる理由についてご紹介しました。

しかし公務員になるメリットも十分あります。

それは主に次の4つです。

①給料が安定している
②倒産やリストラの心配がない
③ノルマがない
④将来設計を立てやすい

①給料が安定している

公務員になるメリットの1つ目は「給料が安定している」ことです。

公務員では毎月決まった額を決まった日にもらうことができます。

ボーナスについても同様です。

え?そんなの普通の事じゃん。

そう思う人もいるかもしれません。

ですが、民間企業の場合、不景気や会社の売上が減少といったことが原因で給料が下がったり振込が遅れるといったことは多々あります。

中にはコロナ禍のJTBのようにボーナス全カットといったこともありえます。

一方で公務員の場合、不景気になろうが財源である税収が減ろうが、毎月決まった額の給与をもらうことができますし、ボーナスも満額もらえます。

しかも、毎年必ず昇給もします。

もちろん社会情勢によっては、給与が減ることはありますが微々たるもので大幅に減ることはありません。

実際にコロナ禍においてもボーナスは減りましたが、それでも0.1か月分とあまり影響がない額にとどまっています。

このように、社会情勢にあまり影響を受けず給料が安定し特別な努力や成果がなくても徐々に昇給するのは公務員のメリットとも言えます。

公務員の年収について知りたい人は以下の記事も合わせてご覧ください。

②倒産やリストラの心配がない

公務員になるメリットの2つ目は「倒産やリストラの心配がない」ことです。

公務員は民間企業と違い、倒産やリストラの心配がありません。

そもそも公務員は税収で運営しているため、民間企業のように業績が悪化して倒産ということはまずありえません。

>>>>公務員は安泰なのか?【倒産・リストラ・給与の面から検証】

また、公務員では問題行動を起こさない限り解雇されることもありません。

>>>>公務員にも将来リストラはない?可能性はあるが簡単には起こらない

そのため、長く安心して働きたい人にとっては、大きなメリットといえます。

③ノルマがない

公務員になるメリットの3つ目は「ノルマがない」ことです。

公務員には民間と違ってノルマはありません。

そのため、「数字が悪い」と詰められることもなければ、数字に追われるプレッシャーはありません。

たんたんと目の前の仕事をこなせばいいだけなので、仕事のストレスは少ない傾向にあります。

④将来設計を立てやすい

公務員になるメリットの4つ目は「将来設計を立てやすい」ことです。

公務員は給料が安定していることに加え、年功序列で給料は上がっていきます。

そのため、経済的にも安定し先の見通しが立てやすくなっています。

また、公務員は社会的信用が高い職業であることから、住宅ローンなどで断られることも少ないです。

加えて倒産やリストラの心配の少ない公務員は、実質的に終身雇用であり定年まで安定したライフプランを確立することができます。

このように将来設計を立てやすいのは公務員ならではメリットであると思います。

(まとめ)公務員になるのが良いか悪いかは考え方次第

今回は、公務員をやめとけと言われる理由についてご紹介しました。

おさらいしますと次の6つです。

①公務員の給料は低い
②職場によって仕事量の差が半端ない
③希望や適性をあまり考慮しない人事異動
④仕事をいくら頑張っても給料に反映されにくい
⑤災害・緊急時に強制出勤
⑥仕事はつまらない

とはいえ、公務員になるメリットも大きいのも事実です。

①給料が安定している
②倒産やリストラの心配がない
③ノルマがない
④将来設計を立てやすい

このように公務員には良い面も悪い面もあります。

ですので、必ずしも公務員はやめとけとは言えません。

良い面と悪い面どちらが自分にとって大きいか次第だと思います。

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